2020/04/21 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2【イベント開催中】」にリスさんが現れました。
■リス > 『お約束待機』
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2【イベント開催中】」にナインさんが現れました。
■ナイン > どちらを優先したいのか?そう言われると――ふむ。迷うな…ぁ。
……では、そうだな。偶には食事の方でどうだろう。…今迄色々な所で、語り合ってきた事だし――
(勿論後者も好ましいのだが。彼女に店を選んで貰うという事、己の知らない場所になるという事…から。
必然、その店で出される料理も、屹度己にとっては物珍しい代物になるだろう。そう考えてしまう為に。
尚、胸部に伝わる振動と、それが起こす揺らぎに関しては――何も言うまい。どんな形であれ、間違い無く。何もかもが、己よりも大きいのだから。)
らしくない所も。…らしい所も。等しく、貴女なのだろうさ。…どちらかだけが好ましい、という訳でも無いし。
あぁしかし――こう例えてみると、確かに。最初から貴女に頼るのは、情けなくあるな……。
(海へと釣りに赴いたものの、最初から最後迄一尾たりとて釣れず。やむなく魚河岸で魚を買い求める――良く有る話。
それと似たような物だと考えたのなら。結局彼女に用立てて貰うというのも…些か締まりの悪い話となりそうだ。
ならば此処は。どうにか、良い品を見付けなければならないだろう――幸い、彼女の目利きも有るのだから。
斯くして其処彼処を眺める中で。先ず一つ、髪飾りを見付けたという所。)
ったく。泣かせたいだの盗みたいだの。…其方の方が余程解り易く、ワル、という奴じゃぁないか。
けれどその通り、安い品でも――易い代物でもない事は。まぁ、貴女は重々、理解してくれているだろう?
(くく、と喉を揺らし笑いつつ。お互い共犯を名乗り合える程、悪し様である事は自覚済みだが。
矢張り、悪というのも種々様々。何から何迄同じとはいかないし…だからこそ、愉しい。
現に、利を追求するのは同じだとしても。何を以て、己にとっての利と見なすのか。其処は屹度同じではない。
…まぁ、今日の所は。何時にも増した、悪童らしさのアピールという物であって。必ずしも、周囲を悪意で躙る必要はない。
程々に、他人様達を脅しつけておく事が出来たなら。後は邪魔も入らないだろうと、ウィンドウショッピングに終始する。
…尚。引き続き、会話が奴隷をどうこうという話題に移っていくのだが。
此に関しては、必ずしも悪とは限らない。…王国の体制下、奴隷制度はその一環であり。
飼い主、雇い主さえ真っ当に、制度の是々非々を理解しているのなら。充分に職種の一つと成り得るのだから。)
――強かな娘等だもの。多分、大丈夫なのだろうさ。
…今欲しいのは……そうさな、護衛、を任せられる者。そういう意味で腕の立つ者が、私の身近には居ないから。
なるたけ場を問わず、付き従わせたいものだから――女、娘、が良いな。我々と近しいような。
(商売の駆け引き、という物に関しては。もう彼女の方が間違い無く、一家言も二家言も有るのだから。己のような素人は、成る程、と只納得して肯くばかり。
手に入れたい奴隷については、ざ、と要点を。普段は侍女、その実、腕が立つ護衛。そういう種が良いと。
尚、種族や人種は問わないと。其処も付け足すのは…折から具体例になりそうな程。件の二人が、条件にも当て嵌まりそうだったからか。)
ふふん。早速お墨付き、かな。それでは―― 此奴を貰おうか?
後は値段、だな。目を付ける者が出て来ない内に、さっさと落札してしまいたいのだけれど――
(取り扱っていた商人に声を掛ければ。今の所、対抗馬は二、三人。
…金貨十枚から始まる競争は。……さて、何処迄。吊り上げていくべきか。)
■リス > 「承りましたわ、それならば……静かでおいしく食べられる所が良いですわね。
ナイン様はダイラスに別荘があるとの事ですし……海の幸よりも山の幸の方が、珍しく思えるでしょうか。
ふふ―――あそことか、あそこにしましょうか。」
楽しみですわね、と少女は、彼女を連れて行くところを色々と考えて微笑んで見せた。彼女を驚かせるにはどこにしましょうか、と。
食事が美味しい所は、一杯あるし、彼女が普段食べないもので美味しいものを覚えて欲しいというのが願いでもあろう。
本人としては、男性のように胸をドンと叩いて見せたかったので、ぽよんとしたのは寂しかったりする。彼女の視線が、ちょっとなんかこう……恨み的なサムシングが滲んだ気がするのは気のせいだろうか。
「そういっていただけるのは嬉しく思いますわ。ふふ、肯定されるって、嬉しいです。
情けないとかそう言う訳ではありませんわ?
確かに、私は、商売のプロではありますが、お買い物は、プロではありませんもの。
だって、お買い物は、自分の為の物、自分が欲しい物を買う事、ですし、自分が欲しい物を一番よく知るのは、自分自身ですから。
それに、一緒にあれこれ楽しんで買う、お買い物は、良いコミュニケーションになります。」
商売とは、基本的に取引であり、売り手の感覚のモノである。お買い物は、消費者としての感覚の物だ。
今回は、少女もまた、買い手なのである、其れなら、一緒に見て回って、欲しい物を買うというのもいいのだ、目利きとはそれが高価なのかどうかを知るバロメーターでしかない。
あまり高い物を買うなら、ストップは掛ける事を合っても、それを是とするかどうかは、彼女の感覚一つなのだ、と。
「うふ。」
ワルイ女[どらごん]ですものと、敢えて、笑う事で彼女の言葉を肯定して見せる少女。ドラゴンと言うのは、お姫様を攫って誘拐するのですし、ワルイ女ですわよ、と少女は笑って見せる。
彼女の価値は、他の何物にも代える事の出来ぬもの―――そもそも、個人個人、全て変えられぬほどの価値がある。
その価値を気に入るかどうかでしかないの、と。そこまで言ってから少女は話題を戻そうか。
今は、年相応の子供の様なやり取り、お金持ちの悪ガキが悪ぶっている、ただそれだけの、世界なのだと。
「強か―――、あの子たちは、素直なだけ、ですわ。良くも悪くも。
護衛ですわね、そして、……要望畏まりました。では、その方向で考えて、後で案を持ち込みましょう。」
人数も、役割も、分担も。奴隷と言うのは国が行って居る事業故に、正しく手続きを取れば売る事が出来るから。
そのために、トゥルネソル商会も手続きを取り奴隷売買が出来るのだ、基本取り扱いは、犯罪者以外の奴隷にしているけれど。
「そうですわね、引き際もある程度は必要ですが、目立たないというのも良いかと思いますわ。」
そういいながら、少女も視線を巡らせ、さて、と呟きながら物色を。
そして、化粧品を見るのだ、シェンヤンでも、公主など、上流階級しか手に入らないという、香水とか。口紅、とか、アイシャドウとか。
良い色、有るのかしら、と。
あと、最初彼女が見ていたような、シェンヤン風の服も、いいかも、と。
■ナイン > 個室制で、私達二人だけで。たっぷり舌鼓を打てるような場所――が有ると。有難いかな。
…あぁ確かに。言われてみれば山の方は。…そう、縁が有るとは言えないか。取り分け今は…おっと。
そうそう。私の別荘は海辺だからな、水を引いてプールなぞも有ったりするから…何れ。遊びに来て貰うのも良いか。
(ホームグラウンドたる王都も、幼少期を過ごしたダイラスも、基本海辺。山の方とは距離が有る。
それに此の王国、山の方へ近付けば近付く程――やれ盗賊だ、やれ帝国だと、危険値が急激に跳ね上がってしまう。
特に、丁度今現在は。山間の城砦都市が丸毎一つ、盗賊団に占拠されているというではないか。
…だが、まぁ。今日の所はというか、彼女の前ではというか。こういった話題は置いておく事としよう。
不穏な諸々は余所へと除けて、今日は普通に楽しめば良い。その内、以前と逆に此方が、彼女を招く事など提案しつつ。)
ぁは、貴女が喜んでくれるのなら。…っく、く、歯の浮く言い草というのも、使い様だな?
…ん…ふむ。買うのと、買い付けるのとは。同じようで…亦違う?
と、あぁ…成る程。後々売る為でなく。最後迄、貴女自身の為に手に入れる…のが。貴女にとっての「お買い物」な訳だ。
それなら、互い素人同士という事で。今日は私の後学の為にも、もう少し付き合って貰おうか。
(感覚的な物なのだと言われてしまえば。其処はもう、そういう物か、と。
言葉一つ、単語一つ、それ等に人は様々な意味合いを込める事が、出来てしまう。
今回の場合は「買い物」という行為に対し。己は己の、彼女は彼女の。亦違った目的が有るという事だ。
…と、散々難しい理屈を、頭の中で捏ねくり回しているのだが。結論は、言ってしまえば、この侭楽しもうという事だった。
故に先ずは。一つ目の品の競売へと挑み。)
その素直さも。立派な強みになるという事さ――少なくとも、私に対しては、な?
あぁ。亦其方の話は王都で見繕って貰えれば良いし…そうさな。さっきの、食事は。商談成立のお祝いも兼ねようか。
(普通に、一緒に食事、というだけで良いのだが。何らかのお題目を付けた方が、会食としては…それらしい、と。
形に拘るというのは。此亦良くも悪くも、貴族らしさの一つなのだろう。
という事で。一旦、奴隷についての話は此処迄となる。
悪い娘達が、悪い話をしている…という印象は。恐らく欠片も無かった事だろう。
彼女は実に真っ当な商売として。正しい意味合いで、奴隷売買を行っている。商品として扱う為に、確りとしたクオリティを保たせている。
己も、奴隷というのは謂わば一種の資産であり、適切に運用すべきだと認識している為に…悪し様な酷使や虐待など考えていない。
それ故。剰りに当たり障りの無い、極当然めいた取引の話、にしかならないのだろう。
悪い商人。悪い貴族。そして二人とも、悪い女。世が世ならオダイカンサマとエチゴヤの世界になるのだが。
会話がまともになってしまえば、そういう印象がたちまち霧散してしまうのは…少女達の役得という物だ。屹度。
そして、自分達の話を纏めている内に。此方は先ず。無事に髪飾りを手に入れた。
運が良かったという奴なのだろう、もう金貨二枚程を上乗せした所で済んだから。…この位なら、お目付役も怒るまい。)
…此奴は。次の時にでも早速。嗚呼、あぁいったドレスと一緒に。使わせて貰うとするさ。
で、貴女は――――貴女には、こういう物は…剰り色濃くはせず、淡いめの方が合いそう…なのかな。私的には、だけど。
(品物を手に入れ、振り返れば。彼女が見ているのは、帝国由来の化粧品。小綺麗な陶器に収められた紅や白粉。或いは木香を思わす香水等。
肩越しに覗き込む様にし乍ら、何の気無しに。指先を一つ、彼女の唇へと触れさせたりなぞもして。)
■リス > 「ああ、確かに、余人があると、気が漫ろになりますし、集中したいなら、其方の方が良いのでしょうね、承りました。
……?では、取りあえず、山の幸を中心とした食事で、探しておきますわ。
あら、目ざといのですね、ル・リエーのような場所をお持ちなんて、新しいもの好きなのですわね。」
ダイラスにプールを作っていると聞けば、水遊び場を思い出し、少女は彼女に言祝いで見せた。彼女はそういうのはあまり好まないと思っていたというのもあるが。
そして、秘された言葉に関しては、少女は首を傾ぐのみ、で。
とは言え、招くお言葉に関しては、貴族の―――むしろ、友人の家に招かれるという事が嬉しくて、期待がワクワクさんであった。
「ふふ、ナイン様の美貌で、可愛らしい女性に囁いてみてくださいな、皆ころりと転がり落ちてしまいますわ?
ええ、ナイン様の仰る通り、違いますわ、何故なら、買い付けは、売るために仕入れる―――自分の物では無いのですもの。
買い物は、自分の為の自分の為の物ですから。
デート、ですわ、お互い付き合っていきましょう。」
くす、と笑いながら彼女の腕に抱き着いて、その胸を押し付ける。彼女に付き合うのではない、お互い愉しんで買い物しましょうと、楽しむつもり。
感覚的な物、確かにそうなのかもしれない、行為的には、同じ、なのだから。
彼女の姿勢が、自分と同じ愉しむスタンス故に、少女は愉しく笑って見せる。
「ふふ、商談が長引かないと、良いのですが。」
彼女の要望は色々とあるので、此方も全力を持って当たらねばなるまい。
なので、直ぐに見つけたとは言えない、だって、彼女の為、自分の為、信用の為に全力を出すのが少女の商売だ。
最高の人材を見つけなければいかず、そして、その人材の為に時間がかかることも又。
話題は、一度ここで切れてしまうのだった。それでいい、今は、楽しんで、遊ぶための時間なのだし。
「淡い目ですか。色は赤系と、青系、黒……は、濃いですわね。
おしゃれの一つでも、してみたいですわね、と、思う次第で。」
はむ。
唇に触れる指、パクんとその指を甘く唇で挟むように含む少女。ぺろり、と指先を舐めて唇を離し。彼女を肩越しに見やる。
「もう、唇の前に指は駄目ですわ?食べたくなってしまいますもの。」
軽く窘めながら、笑って。競売での出だしは金貨五枚、さて、それに見合う物だろうか、少女は参加を悩むのだ。
化粧は、あまり好みではない、特別な時の為の事にしたいから。
あと、人の使いさし、というのが大きい。