2018/12/30 のログ
ミュゼ > 『それともう1つ――こっちが本題なのだが、あの娘を一週間貸し出すから、勝負の後で景品を譲ってはくれないか?
 あの娘はとある温泉宿の従業員故、期限が来たら返さねばならん。それも、五体満足で、だ。――ぐふふ、全く面倒この上ない。
 だが、お前達なら、一週間好きなだけ弄んでから、元通りに直して返す、くらいできるだろう?わしはそう見込んでいるのだが、どうだろう?』

やってきたディーラーに対して、貴族はぐふぐふと笑いながら条件を追加していく。
それは明らかに、男にとって都合のいい条件だ。カジノ側が飲む必要はない。
しかしそれでもなお、男がディーラーに声をかけたのは、壇上の少女を嬲りたいという欲求故の事だった。

『……なに、その分、わしはあの娘に何をしようと止めはするまい』

とどめ、と言わんばかりにそれだけ言い置くと、貴族の男は眼前のディーラーの返事を待ちつつ、眼前の少女を見る。

――その一方で、壇上の少女はと言うと、契約書を目の前にして、ペンを握って逡巡していた。
人権を剥奪された奴隷――その文言に、怯えと絶望を抱き、手先が震えてしまうのだ。
その様子に、痺れを切らしたのは貴族の男だ。彼は嘆息を一つ漏らしたのちに。

『そら、お前の名をそこに書け。偽りなく、ミュゼ・F・アルティールと、なぁ』

命令が下ると、少女の手は意志とは裏腹に動いて、流麗な筆致の本名を確かに署名してしまう。
この場にいる者の中には、その名から少女が貴族の娘であると看破する者もいるだろう。
或いはディーラーや凌辱役の男達の中にもいるかもしれない。
ともあれ、少女は自身に課せられた条件が厳しくなったことを知らされることなく、勝負を受けてしまう事になる。
――すべて、貴族の男が企てた、悪辣な奸計なのだが、それに気づいているのは胴元であるディーラーたちだけだろう。

違法カジノ > 『ええ、それではそのような手筈で。一週間後に返しておきますよ。
景品のお題は彼女の体でしっかりといただくということにいたしまして。』

ディーラーは多くは語らないものの、貴族の男の見込みは正しい。
ここは妖魔の経営する違法カジノなのだから。
それから、貴族の支持を得るという意味でも、飲む理由にはなるだろうし、
こうして契約しておくなら、彼女をどのような目に合わせても構わない、大義名分も得られるということだ。

「はい、ミュゼさん、ですね。結構です。ありがとうございます。」

契約してしまったが最後、彼女はといえば、このカジノにその体をかけて賭け事…という名の蹂躙をされることを約束したことになる。
貴族の男は、観客席の見やすい位置にでも招かれることだろう。
こちらでごゆるりと見世物をお楽しみくださいと酒とつまみでも用意されながら、
今、契約書に署名した彼女を甚振るのが始まる。
敗北の決まった賭け事。彼女のダイスは6が出ない。
そして、ディーラー側のダイスは、好きな目が出る魔法のダイス。

「さて、あなたの勝利条件は100ポイント、敗北条件はマイナス50ポイントです。
景品が景品ですのでね。
それでは、最初のメニューを選んでください。複数同時でも結構です。
選んだらサイコロを振って、勝負を始めます。」

ミュゼ > 『やはり、うむ、素晴らしい。今後も贔屓にさせてもらうとしよう、ぐふ、ぐふふ』

貴族の男はにやにやと笑いながら、ディーラーの言葉を聞いて満足そうに頷いて。
そして、壇上の少女に視線を移すと、近くのバニーガールからつまみと酒を受け取り、革張りの椅子に収まった。
その目の前で、少女は勝敗の条件を聞くなり目を丸くして。

「え、あのっ、え、と……す、凄く不利な、気がするん、だけどっ……」

しかし、あの雪の花に魔法具の容器迄つくなら、そうなのかもしれない。
少女は冒険者で、貴族として教養もそれなりだが、魔法具の価値を正確に把握できるほどではない。
最初のメニューを選べ、と言う言葉に視線を下ろすが、どれを選んでも悲惨な結末しか見えない。
困惑し、迷い、その上で少女は震える声を絞り出すように。

「脱衣と……す、スケベ、衣装で――」
『ぐふふ、温いぞ、ミュゼ。もっと楽しまねば――そうだな、性癖暴露、落書き(油性)、それに、アナル舐めを追加だ!』

選んだ選択肢に、上乗せされる男からの要望。
少女の選択だけならば7点、男の要望が加算されれば、23点となる。
その様子に驚愕と動揺を覚えた少女は、その身をびくりと振るわせて。
瞬間、掌からダイスが零れ落ち、からからと音を立てて転がり、止まる。
示された数字は――3。微妙な数字、というべきものだった。

違法カジノ > 彼女の勝敗条件が不利だという抗議を受け入れる気配はない。
何故なら、彼女はすでに敗北しているようなものだからである。
ディーラーは、彼女のつぶやきを全く聞いていないように言葉を続けて。

「かしこまりました。それでは脱衣、スケベ衣装、性癖暴露、油性落書き、アナル舐めですね。
合計で23点の賭けになります。」

ダイスが転がる。
さて、このカジノでは、非常に簡単な賭け事が採択されているのには理由がある。
賭けを楽しむためではなく、凌辱を楽しむためだからである。
脱衣にスケベ衣装、これでは確かにぬるいといわれるのも無理はないだろう。
賭け事事態をヒートアップさせるのには、良いスパイスになったといえる。

転がしたダイスの目は、3。続いて転がされるディーラーのダイスは、5。

「残念でしたね。ミュゼさんの負けになります。
これによりあなたの持ち点はマイナス23ポイントとなりました。」

実に事務的な報告をするディーラー。

「早速始めましょう。
脱衣、性癖暴露、落書きスケベ衣装、アナル舐めの順番でまいります。
なお、次回以降脱衣とスケベ衣装は選べませんので悪しからず。
あちらのステージへ立って脱衣をしてください。それから性癖暴露。
落書きもされてくださいませ。」

魔導機械のカメラがスクリーンに映し出す、壇上の舞台。
そこにミュゼは引きずり出されて、立たされる。
カメラの前、多くの観客の視線を浴びながらまずは、脱衣。

ミュゼ > 「あ、あぅ、ぁっ……うぅ……」

変わらぬ声音で、ディーラーは少女の敗北を告げる。
彼からすれば、これもまた普段やっているのと同じ一幕なのだろう。
しかし少女にとっては、選択肢次第で死んでしまうかもしれない恐怖を孕んでいる。
今回は恥辱だけで済むが、周囲の客や貴族の男が興に乗ってしまえば――。
恐怖で浅くなる呼吸。しかしその様子すら、周囲の客には良い肴でしかない。

「あっ……は、ひっ……」

少女は泣きそうな表情で、カメラの前に立たされる。
その手指がゆっくりと動いて、まずは上衣のブラウスを、ついで下肢を覆うミニスカートを落とした。
下着を身に着けることは許されていない――というより、そもそも、下着など支給されていない。
それ故露になるのは、ひたすら使い込まれたはずの、しかし様々な手段で手入れをされた肉体だ。
胸元の蕾は小さく、綺麗な桜色。秘所もぴっちり閉じており、しりたぶの奥には窄まりがきゅっと締まっている。
その様子は、ここに来るまでの間、昼夜を問わず犯されていた事実など微塵も感じさせないものだろう。
次いで、服を脱ぎ終われば始まるのは性癖の暴露だ。この衆目の中で、大声で。
――言えるはずがない。故に口をもごもごと言い淀んでいた少女なのだが。

『ぐふふ……ほれ、あまり皆様を待たせるものじゃない。正直に話せ。でなければ、メニューを下から選んでいくぞ?』

メニューの下、と言えば拷問系の選択肢が犇めいていた部分だ。四肢切断、苦痛拷問、食糞、等。
そのような選択肢を取られて負けたら――そう思うだけで背筋に冷たい物が突き刺さった様な気がして。
それ故少女は、一度目をキュッと瞑って、深呼吸をした後に。

「ぼ、ボクはっ、ミュゼ、はっ……お、お尻の穴、虐められるのが大好き、ですっ!
 おちんぽ、とか、おもちゃ、とかっ……はしたなく飲み込む、穴に、なってますっ!
 それ、からっ……う、うぅっ……お、お尻から、出すの、一番、好き、ですっ……!」

告げるのは、自身が浮上の穴を犯されることを好む雌である、ということ。
正直に――しかしどうにか言葉を濁した少女だが、周囲の皆からすれば、隠してないのとほぼ同義。
不浄の穴から出すものなど、本来は一つしかない。ならば、それだと理解して、少女を好き者の様に見るのだ。
そんな空気の中で、貴族の男はさしの入った肉のたたきを摘まみ上げ、貪りながら葡萄酒を飲み、ご満悦気味に嘆息していた。
その寛ぎ方は、自身が持ち込んだ奴隷が取られることなどどうとも思っていない。むしろ、取られ、嬲られ、壊される様を望むかのようだった

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から違法カジノさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」からミュゼさんが去りました。