2018/12/29 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」に違法カジノさんが現れました。
違法カジノ > 本日も違法カジノは営業中の様だ。
この国、およびこの町ハイブラゼールは、冬のとある祭りの為、
内装ががらっと変わっているところも珍しくない。
…厳密には、少し過ぎてしまっているけれど、
冬至祭の名残に合わせ、新年祝いも兼ねているのだろう。
ここ、違法カジノも、すっかり様変わりしており、
赤色に白色を基調としたモノが色々と飾られていたりする。
いっそ目障りなくらい祭りの装飾が赤、白、金と光を放っている。

また、こういうお祭りにはよくあるけれど、
片想いの人に告白したり、大事な人とセックスしたり…
なんてなんて、色恋や性行為だって盛んになる時期。

ここ、違法カジノでは、本日のオススメには、
肉便器、精液風呂、全身ぶっかけなど、兎角体を穢すメニューが選ばれていた。

本日の目玉景品は、雪の華。その花束。
冬にしか取れない珍しい霊草で、しかるべき処置をしないと、
季節の変わり目に融けてしまう。
マニアに高値で付くか、或いは何かの材料に使うか。
いずれにしても、如何にも豪華そうな雰囲気で飾られていた。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にミュゼさんが現れました。
ミュゼ > 真冬の夜、普段は王都のとある旅館で働く少女だが、今日は珍しくハイブラゼールにやってきていた。
理由は単純。旅館に宿泊した客の貴族が、帰路に従業員を借り受けた、と言うだけの事。良くある話だ。
馬車に揺られる数日間、貴族に使えるメイドの役割を果たす為にミニスカートのメイド服に身を包み、奉仕を続けるだけの時間。
休憩の際には御者にも貸し出され、男達の欲望を一身に受ける肉欲の日々――その終結が今夜だった。
最後に客が訪れたのはハイブラゼールに佇む一軒のカジノ。帰宅する前に、家人に土産を調達したいとのことで。
でっぷりとした恰幅のいい男であっても、配偶者たる妻は怖いらしい。恐妻家なのだろう。
申し付けられた仕事は、客である貴族の指示に従い、勤めを真っ当に果たすこと。付いてこいと言われれば、随行せざるを得ないのだ。

「……あ、その、ボクは、ここの店員とかじゃなくて――」

貴族が土産を物色する中、膝上丈のスカートから太腿を露にした少女は、カジノのスタッフに間違われて声をかけられたり、ナンパされたりと忙しい。
それらを慣れないながらも躱していると、貴族の男が近寄ってきて、少女の手を乱暴に掴むとそのまま人込みの方へ。
人込みをかき分け、その先へ。人垣が見守る、一段高いステージの上へとやってくると、男はそのまま少女を前に投げる様に引っ張って。

『ぐふふ、わしはあの雪の花束が欲しい。土産はあれに決めた。だから、お前が取ってこい』

命令が下る。ともすれば少女に拒否権はなく、どうしたものか、と困惑しながら、所在なさげに周囲を見回していた。

違法カジノ > ここは、違法カジノであり、
彼女のような右も左もわからない少女を、凌辱するために存在する。
もっとも、違法とはいいつつも、それでも最低限のルールは存在するのだけれど。

「いらっしゃいませ。お客様。」

一隻に座る人の好さそうなディーラーが声をかける。
観客たちは、しかしながら情欲に満ちた目をミュゼに向け、
そして、凌辱要因の男たちがそこに多数並んでいる。

「…こちらの景品ですか?ほしければ、賭け事の舞台でお願いしますね。」

そして、彼女が目的とするものも、話を聞いていたのか、その所作からか、理解しているようだった。
本日の目玉商品といわれたその雪の花は、一番目立つところに飾られているから、
探す必要もなく目につくだろうし、それを見ているなら、ほしそうにしているともとれる。
ディーラーは、ここの説明書のカード(※名簿参照)を1枚彼女に手渡し、
ここがどういう場所か、景品を手に入れるにはどうすればいいかを示すだろう。

ミュゼ > 貴族の男は此処がどういう場所かを理解したうえで、少女を壇上に引き上げたのだろう。
その表情にいやらしい笑みを張り付けた男は、説明のカードを渡される少女を見つめているだけで。

一方の少女は、カードの内容に目を通すと顔を真っ赤にしながら周囲を見回し、最後に貴族の男を見て。
そして何かを言おうと口を動かしかけて――しかし、言葉を飲み込んだ後、少しの後にディーラーの方へと向き直る。

「……あの、えぇ、と……はい、そちらの雪の花束を賭けて、勝負させてください」

貴族の男に詰め寄った所で、契約を盾に強制されれば結局同じことになる。
ならば少しでも邪魔が入らない様に、自分からかけを承諾する方がまだましだ。
それ故、承諾を告げる少女。その瞬間を狙ったかのように、後輩の貴族の男が口を開く。

『あぁ、商品に、雪の花束を枯れさせない器も付けてくれ。保存していたのだから、あるはずだ』

対価を払うのは少女。だからいくら吊り上げようと男にリスクはない。
そのついでに、他にも何か注文があるのか、貴族の男はディーラーの一人を呼び寄せる様に手招きするのだった。

違法カジノ > 「はい、かしこまりました。それではこちらへどうぞ。」

ディーラーはミュゼを、自身の対面側へと招いてテーブルを真ん中に座り。
ルールのカードとともに、契約書となるカードも手渡すだろう。
ルールのカードには、このカジノのルール。
すなわち、とても簡単なダイスを使った賭け事に、恥辱と苦痛のメニューがビッシリと並ぶ。
勝利すればポイントが得られるが、敗北すれば賭け事の実行。
また、マイナスポイントが入ったままでの途中退場は一切認められないこと、
更に、規定以下のポイントになると、奴隷扱いが確定して、
一切の人権を剥奪された奴隷としてカジノに収監されることが書かれている。

そして、契約書には、彼女の名を求める欄に加え、
再度敗北すれば奴隷扱いが待っていることが警告されている。
とはいえ、貴族の男たちにとって彼女が奴隷になろうと、知ったことではないのだろう。

『はい、そうですね。それではご用意させていただきますよ…それから…』

もう一人のディーラーは、手招きされるまま貴族の注文を聞き入れるだろう。
注文が増えるたびに、彼女の勝利条件はより険しくなるのは言うまでもない。