2018/11/17 のログ
ホアジャオ > 港に面した酒場の夜。当然のごとく客は海の男たちが殆どで、陽気な歌や笑い声で溢れている。
その一角、バーカウンターにほど近いテーブルに、比較的小柄な人影。

「さァ、誰かいないのかい?勝ったら5倍だよ!」
小さなテーブルを前にして、シェンヤン出身らしき女が威勢よく声を上げる。壁には『腕相撲勝負!参加費10ゴルド!勝ったら50ゴルド!』の貼り紙。

ホアジャオ > (哎呀…難しいね)
声を上げて取り囲む面々をぐるりと見ながら、内心で舌打ちをする。
最初の一人はサクラで、わざと負けて見せたあと、続く4人を軒並みものの数秒で負かしてしまったのだ。

(せめてもうちょッと、苦しいふりすりゃァよかったかなァ…)
折角、店主に場所代払ってまで仕掛けたのに…

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール 港近くの酒場」にフォールさんが現れました。
ホアジャオ > 「西西(いくじなし)………」

細い眼を更にすうっと細めると、ぼそっとつぶやく。大きくふうっと息を吐いて
「…今日はここで仕舞いにするよ。こンどは見てないで参加しとくれよね」
そう言って、立ち上がって張り紙を剥がせば、屈強な野次馬たちも三々五々。蠢材…と口を尖らせてそれを見送って、今日の少々の稼ぎを数える。

(まァ…これが目当てじゃァないからべつに、いいケド…)

フォール > ふらりと店に入ってくる男。
店内は陽気な雰囲気であったが、なにやら景気の悪そうな顔をしながら効果を数える相手。

「む。 ずいぶんと景気が悪そうだな失敗したのか?」
等と男は相手の背後から声をかけた。

ホアジャオ > 心の中で悪態が止まらない中、聞き覚えのある声が背後から。
「あァ、旦那!」

振り返って確かめて、ふくれっ面が一転して笑みに変わる。指摘されるとバツが悪そうに口を尖らせて

「まァね…なかなか、思う通りにはいかないや…」
手に入れた小銭をちゃらちゃら。

フォール > 相手の表情がふくれっ面から笑顔、そして口を尖らせれば男は小さく笑い大きな手で相手の頭をポンと撫でる。

「そうか。まぁ今回の反省は次に生かせばいい。」

そう問いかけながら男は店主にウィスキーのロックを頼みつつ、フォアの隣に腰掛ける。
丈夫なスツールではあろうがさすがに重たかったのかギシっと小さく軋んだ。

「フォアはなにか飲まないのか?」

ホアジャオ > 「そうなンだけど…あンま失敗してばっかで…」
男の手のひらの下でぶつぶつと零す。

小銭を仕舞いながら、スツールがぎしっと音立てたのにちらっと視線をやってくすりと笑う。カウンターの机に頬杖をついて眼を彷徨わせて

「うーン…じゃァ、旦那と同じの」
とカウンターの向こうへ声を掛ける。そうして改めて男に向き直って
「旦那、こういう所も来るンだね?」

フォール > 「景気の悪い顔をしているともっと悪くなるぞ。」
と、男は穏やかに呟きながらぽんぽんと頭を撫で。

「あぁ、夜の暇つぶしにな。 賑やかそうだったしな。 フォアが仕事をしている所を見て見たかったのものだ。」

くつりと笑みを零しながら、出てきた琥珀色の酒をちびりと味わいつつ、つまみを適当に注文をした。

出てくるのはソーセージの盛り合わせやサラミにチーズのスライス。
其れを相手にも勧めつつ、しげしげと相手を眺める。

ホアジャオ > 「……じゃァ旦那が喧嘩付き合ってよ」
ぼそっと不貞腐れた小声。

「仕事、ってェもんでもないけど…まァ、アタシも旦那の前で強いとこ、見せたかったかも」
店主から自分も酒を受け取り、乾杯、と男の口元のグラスにかちリと合わせる。
ついーっと濃い酒のグラスを呷り

「?!!ぶは…」

思った以上に強いアルコールに少しむせる…

フォール > 「ははは。 構わんがこんな体の男とやりあってたなんて噂が流れたら、余計に喧嘩を吹っ掛け辛くなるぞ?」

不貞腐れた小声を聴けばくつくつと笑い、そんな言葉をつぶやき。

「ふふ。あぁ、町の男を相手に暴れまわるフォアは楽しそうだからな。」

そして、グラスをかるく当て男は濃い酒になれているのかするする。
しかしながら隣の相手はそうでもなかったようでむせれば、男は相手の背をとんとんと叩き。

「む? 飲み慣れてはいないのか?」
そう問いかけながら、薄く切ったサラミの上にチーズをのせ相手の口元へ。

ホアジャオ > 「嗳……そっかァ…ほンと、いくじなしばッかで…」
下唇を噛んで、ぶーたれる。

涙目になりながら、口元に差し出されれば素直にぱくりと噛みついて、もぐもぐ。

「……このお酒は、はじめてかも…舐めるだけで熱いね…」

もぐもぐしならがら口元に手を当てて、香りは好きなンだけど、とグラスをしげしげ。

フォール > 「ほらほら、そんな顔をするな可愛い顔が台無しだ。」

ぶーたれながらもむせて涙目になる相手口元にサラミを運べばもぐもぐと食べ始める相手。

「そうか? シェンヤンにも香りが強くて強い酒もあったと思うが…。水や炭酸水で割っても良いが、氷だけで飲むのも好きだな。
ちびちびと味わえば甘さも楽しめるからな。」
そう呟きながら男はちびちびと琥珀の酒をのんびりと味わっている。

ホアジャオ > 「唉唉…老酒のこと?たしかに強いのもあるケド…慣れの問題かなァ?」

眺めていたグラスから、今度は慎重にちびりと。

「…旦那、いろんな所旅してンだね?」
ふーっと熱い息を吐いて、首を傾げて男を見上げる。確か、初めに会った時も異国の酒を飲んでいた気がする…

フォール > 「あぁ 度数の低い老酒も飲みやすかったな。 強いのは角砂糖で熱燗で… うむ。冬には良いかもしれないな。」

「あぁ、故郷を出てからあっちこっち旅をしていたからな。酒と修行を兼ねてな…。」

ホアジャオ > 細い目を瞬くと、くすりと笑って
「旦那のほうが、飲み方解ってるみたいだねェ」
そう言ってまたちびり、ちびり。

男の言葉を聞きながら、ふうん、と反対側に首を傾げて、片手で頬杖をつく
「旦那の故郷って?こッから近いの?」

フォール > 「酒とはもう長い付き合いだからな…」
等と呟きながらテーブルに置かれている瓶を手に取り、空になったグラスを再び酒で満たしていく。

「まぁ、一応この国の中だからな。まぁ特に何もない田舎だ。」
相手の言葉に頷きグラスの中の酒を転がせば氷が転がる音が響く。

ホアジャオ > 「…旦那みたいのがごろごろいンの?その田舎…」
若干、目が爛々と…

飲み慣れないせいなのか、目元がいつもよりも早いペースで染まって行くのがわかる。ひと休みとばかり、サラミに手を伸ばしながら
「お酒、いちばん気に入ってンのって、ソレ?」
興味深そうに、男のグラスを指さす。

フォール > 「そんな集団がいたら俺も楽しいのだがな…。それに俺は一族の中では飛び切りの変わり者だからな。」
目を爛々とさせる相手に男は苦笑いを浮かべてしまう。

そして、男もソーセージを一つフォークで刺し口元へ。
パリッっと皮が弾け、口の中に広がる肉汁。
「ん? そうだな…なんだかんだ子の酒が一番だ。」
男は相手が指差すグラスを軽く掲げ店内の明かりに透かして見てから一口。
ゆったりとした吐息を漏らす。

ホアジャオ > 「…そォなの」
しょんぼりとしてグラスを置き、両手で頬杖をついて
「まァ、たくさん居ても困るンだろけど」
少し、悪戯っぽく笑って見上げる。

サラミをもぐもぐしながら、肯定の言葉にふうーんと息を漏らして横目で男を見る。その飲む様を真似するように、自分のグラスを手にしてついっと口に含んで、ごくん。
「…香りが良いよねえ、ほんと…」
少しふわふわしてきたようで、何度も目を瞬く。、

フォール > 「まぁ そういう一族を作るというのも楽しいかもしれないな。」
とんでもない戦闘一族を一瞬想像して。小さく悪戯っぽく笑い合う。

「まぁ酒精は強いからな時間をかけて味わいながら飲むといい。」

心なしか瞬きが多くなってきた相手、その後ろ頭を軽く撫で始める。

ホアジャオ > 目元から頬を桜色に染めながら、あははッと笑って
「そりゃァいいね。毎日喧嘩三昧で、楽しそ…」
喧嘩するかどうかは心根の問題だと思われるが、都合よく解釈して楽しそうにくすくす。

「うン…そだね」
言いながらグラスをまたテーブルに置く。頭を撫でられ始めると目を細めてふうーっと息を吐いて、ぼやんとした視線で男を見上げて笑う。
「旦那は…むかしっからお酒強いの?」

フォール > 目元を桜色に染めている相手。
切れ長の目の美人であれば中々の眼福で。

「あぁ確かに。楽しいだろう。」
楽しそうにくすくすと笑う相手を眺め。
相手の体を引き寄せるように肩を抱きよせ。

「子供の頃は弱かったが、飲んで体が大きくなる内に強くはなったな。」

と、小さく笑いながらサラミチーズを相手の口元へ。

ホアジャオ > 引き寄せられれば抵抗なく男に凭れかかる。熱く感じる頬を冷やそうと思って再度、グラスを手に取って頬に押しつける。

「子供のころから飲んでンの?」
そりゃァ相当の飲んべだね、とくすくす笑いを零し、口元に運ばれればまた、ぱくりと
「ン…好吃(おいしい)」
ゆっくりともぐもぐ。
「お酒が、なンかの栄養だったのかねえ…」

フォール > 「フォアは飲んでいなかったのか?」
外の空気は流れ込んではいないがどこか冷える店内相手の体温は程よく温かく心地よい。

相手が美味しそうに口元に運んだ相手を楽し気に眺めながら…。
「ふふ。確かに酒も少しは栄養だったな。フォアも今からでも遅くないかもしれないぞ?」
と、小さく笑いながら、男の手のひらは相手の背中に添え、柔らかく撫でおろしていく。

ホアジャオ > 自分はどうなんだと問われれば、グラスを頬に当てたままうーんと眼を閉じて
「……十くらいに、なってからだと、思うケド…」
実際、ちゃんと飲み始めたのは18くらいだ。何となく見栄を張ってサバを読んでしまう。

「?…今から、お酒が栄養になンの?」
たしかに、もう少し背を伸ばしたい気もする。
(そしたら、リーチが伸びるし…)
「なァにそれ…そンな飲み方、あンの?」
ぼやっとした瞳のまま、背中を撫でる男を見上げる。

フォール > 「ふむふむ。 まぁ酒以外にも牛乳やら適度な訓練が必要だがな。」

と、小さく笑い。
こちらを見上げ、そんな飲み方があるのかとの問い。
見上げてくる相手の顔を柔らかく包み込む大きな手。

「さて、あるかもしれないが、飲む酒の違いもあるかもしれないな。」

その手はしなやかな筋肉で支える相手の首をつつっと撫でおろしていく。
ここ最近は血を飲んでいないことを思い出せば無意識のまま項の血管のあたりを撫でていく。

ホアジャオ > 「…なンだ、簡単じゃァなさそうだね…」
少し口を尖らせて不満そうに零す。

首筋を撫でられればくすぐったそうに笑って身を震わせる。
武術の知識として急所その他は識っている。相手の眼にはその意思が見えないが、何となく相手の指の動きに不安を感じて、撫でる手にそっと自分の手を添えようとする…

フォール > 「そう簡単にはいかないだろう。」
くつりと、小さく笑いながら男は頷く。
そして無意識のうちに相手の項の血管のあたりを撫でていた時に、相手の手が重ねられれば、はっと気づきその手をぎゅっと握り。
「すまんすまん。 フォアが美味しそうだったからな…」
と、悪戯な笑みを相手に向けた。

ホアジャオ > 「…多分今食べたら、このお酒の味、すンだろね…」
はっとした動きに気付くが、悪戯っぽい笑みを返して、首を傾げて
「…旦那、ひとを食べる趣味、あンの…」
瞳はぼやんとしたままだ。問いというより、そう、軽口を返す

フォール > 「下拵えという奴だな。」

相手の軽口、小さく笑いながら、男もニット笑い。
軽口を向ける相手の目じりのあたりやら頬をくすぐるように指を滑らせ。
「よく言うだろう? 美女の生き血は最高の酒だと。
どうだ?俺に食べられる気は無いか?」

くつくつと、小さく笑いながら男の手は相手の顎を滑らせていく。

ホアジャオ > 頬をくすぐる指に目を細めて、すこし口を尖らせて
「アタシ、べつに美女じゃァないし…それに、痛いのは、ヤだよ」
普段散々喧嘩を吹っ掛けているが、一方的に傷つくのは嫌なのだ…

桃娘(トウニャン)みたいだね…と呟いて、顎に手を滑らせる男をじっと見つめて
「…そしたら、喧嘩つきあってくれンの?」

フォール > 「痛いよりも気持ちいいぞ?」
痛いのは嫌という相手の言葉に男は小さく笑い。
散々喧嘩を吹っ掛けておきながらの発言に自然と笑みがこぼれる。
そして、顎に滑らせ縦、こちらをじっと見上げる相手に男も鷹の様な鋭い眼を向ける。
「あぁ、いくらでも付き合おう。」

ホアジャオ > 「なあにソレ………」
食べられる方からして、気持ちいいだなどとは想像が付かない。騙しているか、からかっているのだろう…と思うと自然と不機嫌な顔になる。

男の鷹の眼に見入る。その提案は、ものすごく、魅力的だったわけで…
「………よく解ンないけど、ちょおッとだけだよ…ホント、痛かったら殴るからね…」
抵抗出来るように相手の手に自分の手を添えながら、えらそうに、不承不承。

フォール > 「自分でいうのもなんだが、蚊のような物だ。」
と、男は小さく微妙な表情で頷く。

「まぁ 喧嘩より楽しくなるかもしれないがな…喧嘩とはまた違う気持ちよさを約束しよう。」

男が一度周囲に存在する者達に魔法をかける。
それは認識疎外の魔法。

「では、フォアを頂こう。」
催淫の魔力を込め相手の瞳を見つめる。
男はそう囁くと、項に顔を埋める様にキスを一つ。
いつのまにやら尖った犬歯が相手の皮膚に触れると、そこから媚薬を流しこみながら食い込ませていく。

自然と媚薬は脳へと即座に回り痛みを強い快感へと置き換えていく。

そして、つぷりと男の牙が皮膚を食い破り溢れる血を男は飲み始める。

ホアジャオ > 蚊?と目を瞬いてあははッと笑う。
「旦那と見た目、真逆だねえ?」

くすくす笑いが止まらないまま、男が魔術を使ったのが解って瞬間、身を固くする。
「何……」したの、と問おうとした瞳が催淫の術に絡めとられる。『催淫抵抗』の力を込めた、女の赤いピアスが鈍く光るが

「!咦…ぁ…」

身体が抵抗力を取り戻す前に、身体へ直接、媚薬が流し込まれていく。抵抗するために男の腕に掛けていた両手が、力を失いそうになって震える…

「う…ぅ……」
皮膚が食い破られ、男が血を啜り始めたのが解る……脳裏が痺れ快楽に溺れる少し手前。無意識に、力なく首を振る…こんな快楽は…望んでいなかったはずだ…

フォール > 「うむ。だからあまり蚊と一緒にしないでくれよ?
まぁ眷属化とかはしないからな。安心するといい…。」

と、小さく男は笑う。
そして、催淫の魔術を駆ければ赤く光るピアス。
それによって抵抗を取り戻しそうになるが、催淫の魔術は皮膚を食い破るまで効いていればよかった。

口の中にあふれる相手の血。
それは男に取って上等な酒のような物。
力なく快楽に抵抗する相手、媚薬を送り込みながら男は血を啜る。
久しぶりに味わう美味な女の血。
もっと求めるように、男は太い腕で相手の体を包みこむ為に抱きしめていく。
媚薬で犯された体にはそれ自体も刺激となっていくだろう。
「ふ。美味しかったぞフォア…」
男が相手の体調に差しさわり内程度まで吸ったところで口を離せば、すぐに塞がり始める傷跡。
名残惜し気に項の薄い皮膚を舌先で擽っていく。

ホアジャオ > (我不想(やだ)……)
これまで自分で考えたこともない出来事と感覚。快楽と共に脳裏には初体験に対する恐怖がうろつく。

深く抱きしめられれば、力の入らない腕が滑り落ちる。ああ、確かに傷つけられている筈なのに―この感覚は何なのだろう――

男の口が離れれば、傷が塞がっていく感覚がある…項に舌が這えば微かに震えて…俯けていた顔を漸く上げて…
「………笨蛋(ばか)!」
涙目で男の足を踏みつけようとする

フォール > 口の中を満たす女の血、久しぶりの人の血で男の飢えは大分ましになって一息。

そして、男は相手の体を抱きしめようやく項から顔を離すとこちらを見上げ涙目で足を踏みつけてくる相手。

男は避ける事も無く相手のなすがまま足を踏ませ。

「ふふ。すまなかったな…。 フォアの血が美味しくてな…」
そう囁くと、すっと顔を寄せ相手の目じりに浮かんだ涙を吸い上げ。

「嫌という気持ちしかなかったか?」
そう男は相手の目を見詰めながら問いかけ、腰に添えていた手を下に滑らせお尻を撫でながら男の分厚い体で包み込んでいく。

ホアジャオ > 踏みつけられて、平気な男の様子も腹立たしく眉を吊り上げる。
文句を言おうと口を開いたところで涙を吸い上げられ、吃驚して開けた口をわななかせる。
「ホント…ばか…」
語彙も何だか少なくなってしまって、自分がばかみたいに思えてふくれっ面になる…

鷹の眼で見つめながら、男の手が腰から下へ滑り落ちてゆく。触れられればびくんと身体が跳ねてしまう…その手を慌てたように取り
「討厭(いじわる)…よく解ンないよ!」
威勢よく言い返す割には、大した抵抗はせずにぷいとそっぽを向く。

フォール > ガシガシと足を踏みつけられてもどこ吹く風。

「あぁ、だが有難うフォア。 お陰でかなり落ち着いた…。」

口を戦慄かせながら語彙も少なくなる程追い詰められている相手。
お尻を撫で上げれば
ぷりぷりしながら手を取られ、男は大人しく手を離し。
「そうか… まぁ喧嘩以外の愉しい事があの先にあるからな…」

ぷいっとそっぽをむく相手の頭を楽し気に眺めながら首に太い腕を絡ませ、軽く抱きしめながら男は残った酒を飲み干し。

「さて、フォアの止まっている宿まで送らせてもらえるか?」

ホアジャオ > 礼を言われて漸く不満顔を少し解消する。
「…約束、忘れないでよね…」
それでも口を尖らせてぼそぼそと

相変わらず1枚も2枚も上手を行くような男の様子に、不満は残るものの取り敢えず「喧嘩の約束を取り付けた」ということで、自分自身を納得させようと少し考え込んでいる。
軽く抱きしめられればまたふくれっ面になって口を尖らせて

…そういわれれば、酔いは冷めたものの足元は危うい。
「……いいよ、送らせたげる」
偉そうな物言いは不貞腐れたもの。

フォール > 「あぁ フォアの体調が戻ったらな。」
相手の言葉に小さく頷き、ふくれっ面のママ口をとがらせる相手。
男の指でふにふにと相手の頬を突きながら、代金をまとめてカウンターの上に。

そして抱き寄せた相手をお姫様抱っこで抱き上げると、男はゆっくりと店の中を歩きはじめる。
「あぁ、両手が塞がっているからな… 扉は開けてくれ─。」

やや不貞腐れた相手を抱いたまま、男は相手の宿へと送り届けるのであった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール 港近くの酒場」からフォールさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール 港近くの酒場」からホアジャオさんが去りました。