2018/05/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > 「おかしいなあ……。どうしてまた、このおっきな機械の前に戻ってきちゃうのかなー……」

熱気とだみ声溢れる港湾都市の歓楽街。その中でも天井が低く、通路は狭く。その上で縦横無尽に廊下と施設が続く一角で遊牧民が途方にくれていた。
ギルドの依頼で王都から港湾都市にきたついで、しばらくの滞在を決め込んだはいいけれど。初めてではないとはいえ人と娯楽施設の多さに迷ってしまった。
迷いの森さながら、カジノコーナーや女の子たちによるサービスエリアが回廊状に並ぶ場所をぐるぐるぐる。
どう歩いても人の背ほどのドラムを持つ高レートの大きなスロットマシンに来てしまう。

そのスロットを回す男の人と、はやしたてる周囲の喧騒の中を佇んで。不慣れそうにきょろきょろ。時々誰かの肩に当たりそうになりながら周囲を見回している。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にクレイプニルスさんが現れました。
クレイプニルス > ハイブラゼールの繁華街。そこに来たのはクレイプニルス・アークス。しかし、その服装は、いつもの冒険者としての服装を知っている者からしたら違和感が強いだろう。青を基調とした貴族の服装に、ダイヤモンドのような宝石の嵌った眼帯をはめている。

「はぁ……何でこんなところに俺が……」

正直、ギャンブルは冒険者としての姿でも、付き合い程度にしかやらないのだが……
今回は、家族の付き合いで、この繁華街に来たのだ。
とりあえず、シャンパンを軽く飲みながら周囲を見渡していれば……高額スロット、その近くに見付けた銀髪……何故か気になり、近づいていけば、見知った遊牧民の顔。

「た、タピオカ?」

つい、そう声をかけてしまって……

「なんでこんなところに…」

タピオカ > 周辺の客は歩きなれているらしく、自分のように不用意な場所で立ち止まったりはしない。
腕が当たっては頭を下げ、足を踏んでしまいそうになりながらどうにか人の邪魔にならないスペースに入り込むことができた。少しほっと息をつき。

「あは……。僕も早く、都会に馴染まなきゃ……。
――え……、あー、……、……えっと……。」

――と、シャンパンを片手に持った、青い装いも上品な貴族が自分の名前を呼んだ。声だけは親しい彼と同じだから、ぱああっと顔色を明るくしながら振り返るも。見慣れた服装とのギャップに、勢いよく振り上げた片手がひらひらと暫く空中泳いで……。

「……クレイ!……クレイ?……、ううん、クレイだよね!だよね!?
びっくりしたよ、……、王宮の晩餐会に来てる貴族みたいだったから……。
僕は、ギルドの依頼で王都を離れてこっち来たのさ。そのまま帰る前にしばらく遊んでいこうと思って。……クレイは?冒険者としての用で来たってわけじゃなさそうだけど……。」

眼帯ゆえにワイルドなイメージと、貴族然とした雰囲気がうまく結びつかなかったけれど。やがて彼の名をあげてまじまじと佇まいを見つめ。嬉しそうに彼のそばに寄って会話を始め。

クレイプニルス > 「あ、ああ。俺だぜ。タピオカ」

自分の名前を確かめるかのように何度か呼ばれれば、此方も少し驚いたように。
そして、なぜここにいるのかを聞けば……

「へぇ、ギルドの依頼でか。俺は……あー、家族の付き合いで、な。
今日は、冒険者のクレイプニルスじゃなくて……貴族の、クレイプニルス・アークスさ」

そう苦笑しながら言うだろう。だが……

「しかし、遊ぶって言ったって、このカジノは……高レートで金がバンバン飛ぶ場所だぜ?
タピオカ、カジノのギャンブルの経験はあるのか?」

何て聞きながらも……とりあえず、近くを歩くガールからシャンパンをもらい……

「まぁ……何だ。とりあえず。飲む?」

そう聞いて、差し出して…すると、遠くから、自分の家族が、スロットの場所に近づいているのがわかって…
タピオカが、見つかるのは……不味い。

「やばい……タピオカ、こっち!」

そう言えば、タピオカの手を引き、人の波をくぐりながら、シャンパンを持ったまま……カジノから出よう。
そして、海の見えるカフェのような場所の近くへと……

「あー、悪い。家族がちらっと見えたからよ……タピオカを、会わせたくなかった」

と謝罪しようか……

タピオカ > 「えへー!やっぱり、クレイだ!
――そっか。家族の人と……。」

改めて彼だとわかれば、喜色も露わと笑顔綻ばせ。軽く相手に抱きつくように腕を絡める。
不注意にも聞いてしまったが、家族とは関係が悪いと以前彼から知らされていたばかり。気まずそうに少し俯き。

「わぁ……!そういう名乗り方もかっこいいな。
じゃあ、こう呼んだほうがいい?――クレイプニルス卿!
……えっと。僕の言い方が悪くてごめん。ダイラスで遊んで帰るっていう意味で言いたかったんだ。賭け事の経験もないから、このカジノでギャンブルしていく気はなかったけど……。街中歩いてたら、ここに迷いこんじゃって。」

普段は世を忍ぶ冒険者。その実は、高級貴族。
そんな小説みたいな今日の彼の居住まいに声音も明るくなって。誤解させてしまいつつも、弁明し。――何か飲もうかと、アルコールのないものを頼もうとした時に手を引かれて。目を白黒させる。

「そうなんだ……。ううん、気にしないで。
むしろ、迷ってたカジノから連れ出してくれてありがとね。」

ゆるく首を振って微笑み。海の近い場所へ来て、潮風の匂いに瞳を細める。

クレイプニルス > 腕を絡められれば、少し恥ずかしそうにしながらも、そっと抱き返そうか……
だが、やはり人の往来で抱き返すのは恥ずかしい。
クレイプニルス卿と呼ばれれば、苦笑し…

「はは……タピオカ。君からは、クレイって呼ばれるほうがいいな、
どんな姿でも…俺は、君の前では、冒険者のクレイプニルスだよ」

何て言って……そして、相手を外に連れ出してしまえば……海近く、磯の風が吹く場所へと……

「ああ、なら良いんだけど……とりあえず、カフェみたいだし、座ろうか?」

そう聞いて、椅子に座ろうか…
そして、相手も向かいの椅子に座るのなら、店員が、ハートのクッキーの乗った小さなケーキを二つ、持ってくるだろう…

「あれ?まだ何も頼んでないけど……」
『はい、当店、今夜は恋人デーでして、カップル様にはケーキを出しているのですよ』

そう言われて……改めて相手を見れば……顔を、薄っすらと赤くして…

「恋人……タピオカ、君が嫌じゃなかったら…い、いただこうか」

そう、恥ずかしそうに言おうか……

タピオカ > 「そ?じゃあ、クレイ。
……こっちで偶然会えるとは思わなかったよ。僕、また会えて嬉しいな!」

再び呼称改め。抱き返してくれるとご機嫌とばかり前髪を揺らして微笑み。彼が恥ずかしそうな様子を知れば、そっと姿勢を戻して。……海辺の風が心地いい。昼の暑さが嘘みたいに涼しく。夏も近づく匂いにすぅ、胸に息吸い込み少し笑う。

「少しだけ、夏の匂い……。暑くなったら、何しようかな。
――うん。ふふっ。海辺のカフェでクレイと一緒なんて、すてきだな……。」

ぎらつく太陽を夜の海に思い浮かべるように上を見ながら。図らずも、少し憧れてたシチュエーションが叶ってちょっと嬉しそうにする。うきうき、向かい合って座り。

「わあ!かわいいケーキ……!……でも、まだ頼んでな……、……。~~~~~……っっ!
――う……、うん……。」

差し出された愛らしいケーキに睫毛ぱちぱち。
店員の説明を聞いて。思わず、顔を染める彼とじっと見つめあってしまう。すぐにかあああっと顔も赤らみ。しおらしく、こくんと頷く。

「……、やっぱり、僕らってそう見えるのかな。……僕は……、クレイとカップルって見てもらえるの、……うれしい……」

小さなケーキ皿を前にして、うつむき加減で呟き。
最後のほうとなると小声になる。伺うように、ちら、と彼の片目を上目遣いして。

クレイプニルス > 暑くなったら~なんて相手が言えば、此方も夜の海を片目で眺めて。

「ん~、そうだな。一緒に、海でも泳ごうか?それとも、涼しい森の中で、冒険者関係なしに珍しい小動物か花でも探してみようか?」

何て言ってみようか……ちなみに、一緒なのは決定事項の様だ。
そして、カフェの椅子へと座り、出てきたケーキと店員の言葉に赤くなる相手……可愛らしい。
そして、カップルと見てもらえるのが嬉しいと言われれば…
きちんと聞こえていて、こちらも、顔を赤くしたまま、

「……ああ、俺も、タピオカとカップルって見てもらえるの…めっちゃ嬉しい」

なんて、呟こう。そして、ハートのクッキーをそっと摘まみ上げ……

「ほら、タピオカ。お互いのケーキのハート。交換、しようか?
……なんか、お互いの気持ちを交換するみたいで、いいだろ?」

と言ってみよう。
そして、しばらくお互いに顔を真っ赤にしながらも、心地よい時間が過ぎれば……

「………あー、タピオカ……」

そう名を呼べば……すこし、身を乗り出し……顔が、唇が……少しづつ近づいて…

「……その…愛してる、よ……恋人として……」

そう言って、唇同士が、触れ合うだろうか……?

タピオカ > 「うんっ……!……えへへ。それじゃあ海に行きたいな。クレイと一緒に砂浜を歩いたり、泳いだり。日が沈む海を眺めてたいな……!」

涼しい森も捨てがたいが、彼と海へ伴われてみたい。もうそんな日が叶ったかのように、瞳をきらきらとさせて。うっとりとした顔つきになる。

「ダイラスって、都会だね……。
こんな気の利いたことしてくれるカフェがあるなんて……。
そ、……そっか。……。……、うん……。あの、……、よかった……。
――うん。……ふふ、どきどきするね。じゃあ、クレイのハートちょうだいな。……僕も、僕のハートをクレイにあげる……」

珍しく語尾の勢いが弱いまま、恥ずかしさにこもりがちな声。意識したらまともに彼のことが見れなくて。眼帯のダイヤめいた輝きや肩口へ視線がうろうろする。
ハートの交換、なんてとてもいい響き。はにかむような笑みで頷くと、つままれたハートへと唇差し出し。そして、自分からも彼の口元へハートを運び。甘い交換をする。小口で食めば「……美味し」と再び笑って。

「……うん?
……うん……。……僕も……。愛してる……。クレイ……」

名を呼ばれて軽く首傾げ。彼の顔が近づくままに囁かれた言葉に、嬉しそうに目を伏せ。頬を上気させたまま言葉継げば。ちゅ……。柔くも尖った唇が彼の口に触れてぬくめる。

クレイプニルス > 「海か……よっしゃ。冒険者姿に戻ったら、一杯仕事して……でさ。冒険者として稼いだ
金で……水着、買うよ……タピオカに、オーダーメイドで」

そう言って、此方も嬉しそうな表情で……
そして、珍しく語尾の弱い相手。だが、たまに見せるそう言うところがやはり可愛らしく、
顔をこちらも真っ赤にしたまま、笑顔でハート交換。そして、口に含む…いろんな意味で、甘い。
そして、夜の磯風に溶けるキスは、ほんのりと甘く、柔らかく……
振れるだけの、ライトなキスだが…しばらく、続いて……

「タピオカ……嬉しいよ。気持ち、受け取ってくれて…」

そして、恥ずかし気に……

「あー……タピオカ。その……ホテル、行こうか。
貴族としてじゃなくて……冒険者としてでも無くて…「俺」として。君を…愛したいから」

そう、囁こうか……
もし、相手が了承してくれたら、店員にチップを渡し、カフェを去って……
自身の家族へ、先に別のホテルに泊まる旨の手紙を、使い魔に持たせて…
この地区のホテルへと向かおうと。

タピオカ > 「買ってくれるの……?あはっ、嬉しいな……!
クレイにいっぱい見せちゃうね。僕のその水着姿……」

膨らむ夏の日の予定。嬉しさも隠せず、向日葵がさくよな笑顔になって。くすくす肩震わせると、オーダーメイドのその水着をもう纏ったみたいに。椅子に座ったまま、軽く片手を後頭部に寄せて胸を反らす。いたずらっぽくポーズを決めて遊び。

彼とかわしあったハートの甘さに、目尻がふにふに緩んでる。幸せそに、カップルと祝してくれるクッキーを味わって。彼の口元についたその欠片を指先でぬぐって、ぺろり。舐めて笑む。恋人のひとときを楽しみ。
……触れたキス。初めてのキスみたいな気がする。
やがて唇離れたら、ぽうっと赤く浮ついた表情。

「クレイ……。僕のほうこそ……。気持ちを伝えてくれて、ありがとね……。
――うん……。僕も……。ふたりっきりになりたいな。
ふたりきりで……クレイと、もっと……。
気持ちを確かめ合いたいの……。」

小さく縮こまりながらも、紅潮した頬で柔く微笑みながら。
語調も弱ったままでぽつぽつ、紡ぎ。
囁かれると、再び頬が熱っぽくなり。けれど、嬉しそうに頷く。ささやき返して。とん……。おでこを彼の肩口に押し当てたあと、相手を見上げて瞳揺らす。
カフェを去って、彼と寄り添うようにホテルへと。

クレイプニルス > 二人っきりで……などと言われれば、気持ちが明るくなり……ふわぁ…っと笑みがこぼれて。
そして、ホテルへ行く道を歩き、最寄りのホテルへと。
そして、ホテルの代金を先払いしていると、受付員が、クレイプニルスへ、少し子大きな箱が…

『旦那様、これを……』
「……?」

手に取る。中に何かが入っているようだが……まあ、もらえるのならともらって、タピオカと共に、ホテルの部屋へと……
部屋に入れば、タピオカの小さな体を抱きしめ、先ほどより、深く。甘く…舌絡まるキスをしようか……

「さて、何が入ってるんだ?この箱……」

唇が離れれば、そう言って、箱を開けると……中には、いわゆる猫耳カチューシャと、隠すところも隠せないようなブラ、そして、尻尾の付いた、きわどいパンティ……びっくりして、箱に付いた紙を読むと…「ミレーなりきりセット」と書かれていて……

「あ、アハハ。とんでもないものが入ってたな…うん」

顔を赤くしつつ、それらを手に取るが……それらを付けた、タピオカを見たいと思ってしまうのは、男と知って当然かも……

「……タピオカ。無理にとは言わないけど……これ、付けてみる?」

と、ミレーなりきりセットを、ベッドに置いてみて……

タピオカ > ホテルに行く夜道。ふたりのその歩みのなか、遊牧民はずっと笑顔を綻ばせていた。すきなひとと結ばれにいく。この夜の散歩の時間すら甘美で。時々、ひと目がない頃を見計らってそっと彼に触れたり。

嬉し恥ずかしそうに俯きつつ、ホテルの手続きが終わるのを彼の横で待って。「何だろう……?」と自分も不思議そうにしつつも部屋へ落ち着いた。

「ぁ……、……んっ……、……ふ……、う……っ」

抱きしめられて深いキスをしてもらえただけで、褐色の身体が発情したように赤らんでいく。彼のキスに溺れるように甘い鼻息喘がせ。

「さっきのカフェみたいな、サプライズかな……?
――……。っあはははっ!」

どこか楽しげな様子で箱の中身を覗き込み。現れた遊び心たっぷりなセットに気づけば大きく睫毛を弾ませ。次の瞬間に明るい笑い声が部屋に響く。

「ふふっ、……ダイラスじゃあこんなおもちゃがあるんだね。面白いなあ。
えへー。じゃあ僕は、今からクレイだけのミレー族になるね。ちょっとだけ、目、閉じてて……?」

笑いの余韻に口元に手をやりつつも。小粋な仕掛け人である受付員に感謝。着替えるところを見られるのは恥ずかしいので、彼の片目を瞑ってもらえるように片手で彼の額を撫で。

「……っと。
いいよ、クレイ。……どうかな?僕、ミレーになれてる?
にゃあにゃあ。」

衣擦れの音しばらく。やがて彼の視界に現れたのはベッドにぺたん座りする褐色のミレー族。恥ずかしそうに、ブラで隠せない部分の胸元は片腕で覆い隠しつつ。恥丘がぴったり張り付いたパンティから尻尾を揺らして戯れつつ。片腕で猫手つくって鳴き声真似て笑ってる。

クレイプニルス > 【継続予定です】
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」からクレイプニルスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」からタピオカさんが去りました。