2017/12/24 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」にボブさんが現れました。
ボブ > (昨日からダイラスに滞在している褐色の肌をした男。
仕事の話もしっかりと細かな所まで打ち合わせをし、仕事を終えた男は今、冬で脂が乗りに乗った魚料理が売りの酒場へとやって来て、カウンター席に陣取っていって)

「とりあえず身体を温めたいからホットワインと今日の一押しの料理を一つもらえるかな」

(カウンターのスツールに腰を降ろしながら店主に声を掛けていけば、身体を酒場のテーブル席の方に向ければ
様々な魚料理がテーブルの上に並んでいて、各々の客達が魚料理に舌鼓を打ちながら、酒を飲んでいる様子を眺めていって)

「うん、どの客も不満そうな様子を見せていないようだな……これは大いに期待できそうだな」

(男より先に酒場に居た客達の表情などをチェックし、この店の料理に間違い無さそうだと小さく頷きをしながら呟いていって)

ボブ > (注文した品の内、まず先にホットワインが男の前に差し出され、湯気が上がっているホットワインに口を付け、
その温かさに一息ついていれば、その男の前に縄で出来た鍋敷きが置かれ、その上にアツアツの熱気を上げるフライパンが置かれ、
そのフライパンの中には焼き目が付けられた魚が出し汁に浸かり煮込まれた煮込み料理が目の前に現れて)

「おおぉ~~、焼き目が付けられて香ばしさがあると共に出しで味に深みを出させてきたってか? こいつは期待できるぜ」

(噂話で聞いていた通り、いかにも食わせそうな料理を出してきた店主に聞こえるように感想を述べていけば、
フォークとスプーンを魚へと突き立て、魚の身を一口大の大きさにしていけば、口に運んでいき)

「うんっ!! 美味いっ! これなら酒がいくらでも飲めそうだな」

(今日の一押し料理の看板に偽りなしと男自身も太鼓判を押しながら、魚を食しては、酒を喉へと流し込む所作を繰り返していって)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」にミグさんが現れました。
ミグ > 男が座るカウンター席から離れたテーブル席に、母親らしき女性とその娘と思しき少女が席に着いていた。
此処は酒場であると同時に食事も出来るレストランも兼ねていて、夕刻になるとこうして家族連れが来ることもままある。
食事を終えたのか母親が娘に何か話しかけている。

「それじゃお母さんはお父さんを迎えに行くから、ちゃんとまっすぐ帰ってお勉強するのよ?帰りは少し遅くなると思うから、先に寝てなさいね。」

「はーいママ、分かってまーす。あたしもオトイレ行ってから帰るね、行ってらっしゃーい」

席を立ち会計を済ませると店を出ていく母親に手を振りながら、椅子から立つとトコトコとトイレに向かう少女。

「あ…あれ…?」

ふと、何となく見覚えのある後姿に気が付くと、足を止めて背中をじーっと見ている。

ボブ > (男の前に出された魚料理に舌鼓を打ち、杯を重ねている男の背後に立つ少女……
しばらく男はそれには気づいていなかったが、じぃ~っという視線に流石に気づき、首だけを振り返ってさせていけば
そこには以前、王都で出会った少女が男の事を見つめている姿があって)

「ん?……お、おぉぉ~っ!ミグちゃんじゃないか、こんな所で出会えるとは思ってなかったよ」

(首だけ振り返っていた体勢でしばし少女の事を見つめ、少女の事を思い出せば身体ごと少女の方に向き直り、挨拶をしていく)

ミグ > 「あ…あー…なんか見覚え有るなーって思って見てたら、やっぱりボブお兄ちゃんだぁ、こんなところで逢うなんて奇遇だね、えへへ♪」

振り返る顔には見覚えがある、少し前に王都で逢った木こりのお兄さんだ、と、思い出すとニコニコしながら無邪気な笑顔で。

「ミグね、お母さんとお買い物しにきたついでに、このお店でお夕飯してたの。お母さんはお父さんをお迎えに行っちゃったから、今は一人なんだ。お家までちょっと遠いけど、一人で帰るの、偉いでしょ?」

彼が腰掛けてるカウンターの椅子の端っこを掴んで、ピョンピョンッてジャンプしながら、明るく話しかける姿は、だいぶ子供っぽいけど、歳不相応に膨らんでる部分が、ユサユサッと揺れてるアンバランスさだ。

ボブ > (久々に再会した少女の名を呼びかければ少女も男の名を呼び、笑顔を見せてくれるのを見つめ返していけば)

「へぇ~?お母さんとお食事してたんだ……この前話していた怒ると怖いお母さんが……」

(依然出会った時に少女の口から出たお母さん話を話題にし、少女をからかう男の顔にはちょっと意地悪な笑顔が浮かんでいて)

「一人で帰るのか……お兄ちゃんちょっと不安だな。
お兄ちゃんが送って行って……いや、一人で帰るのが偉いと思ってるんだったら一人で帰すのがお兄ちゃんとして正しいのか?」

(少女の帰宅のボディガードに立候補しようと申し出を仕掛けたが、少女の自立心を尊重するべきなのか、口に出して悩んでいく男)

ミグ > 「そうだよー、さっきまでそこに居たんだけど、もう行っちゃった。うん、怒ると怖いけど、べつにいつも怒ってる訳じゃないよ?ミグがなんか悪い事した時くらいかなぁ、怒ると怖いのはぁ」

意地悪されたけど気が付かない、今は特に悪い事して叱られてたりしてたわけでもなさそうだ。

「心配いらないよ、王都まで馬車が出てるからそれで帰るの、流石に歩いて帰るのは此処からだと遠いもん。
送ってくれるの?じゃあ、馬車の駅まで連れてってくれると嬉しいな、この辺あんまり来たことないから、道わかんないし」

サラッと駅までの道が分からないと言うところからして、世間的にはもう既に迷子であるが、まあなんとかなるだろうと言う楽観的思考である。

ボブ > (少女相手の言葉でのじゃれあいをし、楽しんでいる男)

「それはそうだ、いつも怒っていたらそれこそ疲れちゃうだろうしね」

(少女の言葉の裏づけをするように男も言葉を重ねていき、その後、少女のボディガードをするべきかどうかを
悩んでみせていくが、少女の口から馬車の駅の場所が良く分かっていないという事実を伝えられれば)

「よしっ!お兄ちゃんがミグちゃんを守ってあげよう」

(ドンッと胸板を叩き、任せなさいといったボディアクションをしていけば、グラスに残っていたワインを飲み干し、
カウンターの上に酒と料理の代金を置けば、スツールから立ち上がり、守ってあげるという意思表示として少女の頭を撫でてあげて)

ミグ > 「ママは美人さんだから、お兄ちゃんにも見せたかったなぁ、今から連れて来ようかな…」

母親の容姿の程は子供の顔を見れば凡そ察しは付くだろう。たぶん性格はあんまり似ていない、かも知れないけど子供はこんなもんであろう。
危機感は相変わらずなさげな感じなので、ボディーガードは心配してない感じであるが、道案内はないと帰れるかどうか謎である。

「何から守るの?街中だから魔物とか居ないし、お兄ちゃんは心配性だね、あはは♪」

兎も角、少女は偶然にも街中で再開した木こりのお兄ちゃんと、駅まで一緒に行くことになって、女の子らしい良い匂いのするサラサラな金の髪を撫でられながら、嬉しそうにはしゃいでいたのだった。

ボブ > 「それはまた次の機会にしておこうかな。お母さんはお父さんに会いに行ったんだろ?邪魔したら悪いからね」

(この少女の母親なのだからきっと美人なのだろうが、今呼ばれるとお父さんのおまけ付きになりそうなので遠慮していき)

「まぁ、人攫いとかかな? ミグちゃん、結構いい身なりしてるし、お父さんに身代金を要求してくるかもしれないからね」

(なぜボディガードをするのか?…その問いに男としてはマイルドな理由を少女に話していく。
本当は人攫いは人攫いでも奴隷として売り払うような外道を心配しての事なのだが、少女にそんな裏世界の事を
知って欲しくないという大人の配慮であって)

「それじゃ行こっか。 ボディガードというか、エスコートといった感じの方がミグちゃんとしてはお好みかな?」

(そう話しかけながら、男は自分の腕を自分の腰に当てる様にし、腕の部分にスペースを作れば、
腕を組んで歩いていこうという誘いをしていって)

ミグ > 「うーん、そっかぁ、じゃあまた今度だね、ママはこれからパパとデートみたいだしぃ…えへへ♪」

冗談なのか本気なのかイマイチ不明な事を言いながら、母親が今日は帰りが遅くなると言っていたのを思い出したりしてる。

「あー…そっかぁ、それはあるかも知れない、うち結構お金あるみたいだし…誘拐とかされちゃうかも…」

街中に魔物の類はそうそう出ない気はしたけど、誘拐犯くらいなら居ても不思議は無いので、納得したようだ。
人さらいイコール身代金目的、という普通の反応である。世の中の穢れの事など無頓着。

「うん、お兄ちゃんが居れば人攫いも怖くないもんね、エスコートお願いしちゃう」

店を出て街中の歩道を歩きながら、彼が肘を差し出すと、暫くしてから、ああ、と気が付いたように。
その逞しい腕に比べればはるかに細く頼りなげな腕をスルリと絡ませると、身を寄せるようにして。腕に腕を回して。むぎゅっ。

ボブ > 「へぇ~?お父さんとお母さんはデートか……それじゃあミグちゃんは王都に帰ってから丸一日くらいは一人でお家でお留守番かな?」

(少女の言動からご両親の行動、そして少女自身の予定を引き出すかのように話をしていく男)

「まぁ、そうそうない事だろうとは思うけど、万が一に備えておくのも大切な事だからね」

(人攫い対策という名目で少女と共に歩く理由を付けた男は少女の開いた腕のスペースを見せ、少女は男の腕の動きを見て、
何を求めているのか悟ってくれたように、少女のか弱い腕を男の腕に絡め、年齢不相応に育ちあげた胸を男の腕に押し付けてくるのを感じて)

「もし何だったら王都のミグちゃんの家まで送って行こうか?途中でお兄ちゃんの宿に寄って
背負い袋を拾っていく寄り道程度はするけど」

(ボディガード役を買って出た男だったが、警戒心の薄い少女の人の良さを利用し、送り狼になるつもり満々で
大人の……屋敷の主であるご両親の居ぬ間に何やらしでかそうと色々大人らしく策謀をめぐらせていって)

ミグ > 「ママに聞いてもパパのお仕事のお手伝いとしか教えてくれなかったけどね、たまーにパパと一緒にデートしてるのは、ミグ知ってるんだ、
だってパパがね、ママには内緒だよって教えてくれたもん。
あ、えーと…朝になる前くらいには親帰って来るみたい、いつも朝には帰って来てるもん。」

デートの意味が分かっているのかいないのか、たぶん男女がお出かけするのがデートなのだろう、そういう認識らしい。
誘拐犯に攫われて親がお金を要求されるのは確かに困るので、人攫いに関しては一応警戒しているようだ、一応であるが。
腕に腕を回して無邪気に押し付けた身体は華奢でも、胸はしっかり膨らんでるから、ムニュリと柔らかい感触があるかも知れない。

「うーん、そだね、お兄ちゃんが木こりさんのお仕事忙しくないならそうしてもらっちゃおうかなぁ…
お兄ちゃんのお家は山の中じゃなかったっけ?あ、宿か、じゃあすぐ近くかな、うん、いいよ。」

他人を疑う事をまだ知らない、俗世間の穢れの事なんて頭にない13歳。
親が居ない広い家は寂しいからお兄ちゃんが居たほうがいいかなー、くらいな軽い気持ちで、家まで送ってもらう事にした。

ボブ > 「そっか……ミグちゃんのお父さんとお母さんが帰ってくるのは明け方くらいか」

(腕組みをし、腕に感じる少女の胸の膨らみの柔らかさと弾力を感じながら男はボソッと言葉を洩らしていって)

「まぁ、木を切り倒す仕事は秋…雪が降る前に大体終わらせたよ。
今は去年、切り倒してしっかり乾燥させた薪を必要に応じてお店に卸すのが仕事だから頼まれない限りは大丈夫だよ」

(たとえ今日、木を切り倒してもその木がちゃんと使えるのは乾燥を済ませた翌年である事を…
木こりの仕事を話してみせつつ、男は少女を連れて男が使っていた宿に立ち寄り、荷物を引き上げていけば
その脚で馬車の駅へと向かい、少女と共に馬車に乗り、一路少女の家へと進路を向けていくか)

ミグ > 「じゃあお兄ちゃん今はそんなに忙しくないんだ、薪持ってないもんね。
なら、山の中には今は行かなくても良いんだね、それなら安心安心、じゃあミグのお家まで行こう、馬車ならそんなに遠くないよ」

彼の宿泊先であろう宿に立ち寄り荷物を取ると、駅まで歩き其処から先は馬車で移動。
馬車の中では少女から学校の友達の話を長々と聞かされたであろう。
そして暫くすれば駅に着き、其処から少し歩いた先の一軒家の前までくると。

「着いたよお兄ちゃん、ここがあたしんち、ちょっと待っててね今玄関開けるから」

少女が扉に手をかざし何かを呟くとカチャリとロックが外された。魔法による人物認識式の開錠であるが、多少高価ながらそう珍しいモノでもない。
中に入るとリビングや両親の寝室、バスルームなど幾つかの部屋を案内しながら、自室に招いて。

「ここがあたしのお部屋だよ、まあ気兼ねなく楽にしてね、今お茶入れるから♪」

ボブ > (男の宿に寄り、そして馬車の中で少女の友達の話を相槌を打ちながら聞いていけば、馬車は駅に停まり、
少女の手を取り、馬車から降ろしていけば、少女の道案内で少女の家へと辿り着けば)

「へぇ~、ここがミグちゃんの家か。 ああ、待ってるよ」

(少女の言葉通り、待っていれば魔法式の鍵という一般家庭より数段階セキュリティーが高い扉を見て)

「こいつは家の中に入ったらお父さんもお母さんもミグちゃんの事は一安心って事か…
許可のない人がそうそう入ってこれない家って事だもんな」

(少女の母親が一人で家に帰した理由を何となく理解しつつ、言葉を紡ぎながら少女の案内の下、
少女の家の中を色々案内してもらって、少女の部屋へと辿り着けば)

「ああ、大人しく待っているよ…」

(軽く手を振りながら部屋を出て行く少女を見送れば、少女の部屋を見渡していく男)

「さてと……外からそうそうお邪魔が入らない絶好の場所って事か……何とか上手く教育の場に持っていけるかな?」

(部屋を出て行った少女には聞こえないタイミングで男は独り言をもらしていった)

ミグ > 「あ、お兄ちゃんはそこのソファーに座って待っててね、
あと、そこの人形には触っちゃ駄目だよ?」

少女が指さす先には姿見の横に、可愛いと言えば可愛く可愛くないと言えば可愛くもなんともない、微妙な人形が立ち竦んでる。
机の上には分厚い本と勉強道具、ちゃんと勉強もしているようだ。
その横には被写体を模写して画像や動画を記録する魔法の道具が置いてある。
暫くすればトレイにポットとカップ、お茶菓子を乗せて戻って来て。

「お待たせー。お兄ちゃん紅茶で良かったかな」

カップにいい香り尾する紅茶を注いで、お茶菓子のチョコチップクッキーと一緒に進めると、ソファーの隣にチョコンと座ってニコニコしてる。

ボブ > 「ああ、分かっているよ。女の子の部屋には色々触れてもらいたくない物とかがある事くらいは心得ているつもりだ」

(少女の指示通り、ソファに腰掛けて、少女に返事を返していく男。
部屋の主が居なくなった所で改めて部屋の中を見渡していけば、昔、魔道具屋で見かけた画像や動画を記録する魔道具を見つけて)

「ん?……これはここでお勉強を教えたらミグちゃんにとってこれ以上ない教材がいつでも見れるって事になる訳だな」

(魔道具を確認した男は馬車に乗る前から…酒場で再会してから少女のお勉強させようかと考えていて、
その為に使えそうな魔道具を見つけ、一人、少女の部屋でニヨニヨ笑いを浮かべていれば、少女がお茶を持ってきてくれて)

「ああ、大丈夫だよ、ありがとう、ちょっと手間だったんじゃないかな?」

(顔に浮かんでいたニヨニヨ笑いを顔から消し、隣に座った少女の顔を見つめ、笑顔で答えていく男)

ミグ > そんな光景を見ることもなくキッチンでお茶を淹れて来た少女。
画像を記録する魔道具はそこそこ高価な物だが、街中で普通に売られ流通している物だ、使い方はそんなに難しくない。

「ううん、お湯は沸いてたから、そんなでもないよ。
このクッキー美味しいから食べて食べて、ご飯食べた後だからお腹いっぱいかな?うふっ♪」

自分の部屋にお客さんが居るのが嬉しいのか、無邪気な明るい笑顔でおもてなしする。
顔を見上げて笑いながら、また話し始める話題の中心は、学校の友達の話が多かった。他愛も無い会話をしながら偶にケラケラと笑う13歳の少女。

「それでね、あのね、同じクラスの子がぁ、もうこれが可笑しくて、あはは♪」

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」からボブさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」からミグさんが去りました。