2017/12/10 のログ
ご案内:「隠れ家」にフィロさんが現れました。
ご案内:「隠れ家」にブレイドさんが現れました。
ご案内:「隠れ家」にナティファさんが現れました。
■フィロ > 「……ふぅ。」
ぎぃ、と古びた揺り椅子に座り、外套を脱ぎ捨ててそこら辺へ放り投げる。
少女の体は、細身ではあるが引き締まった筋肉に覆われている。
純白の肌はまるで大理石を削り出したかのように美しく、一つの像のよう。
その肢体に、黒く肌に密着するインナーのみを身に着け、シルエットを晒す。
しかしてその左肩口から顔には、焼け爛れた火傷痕が残っている。
「……いらっしゃい。」
■ブレイド > 「じゃまするぜ」
結局、女性を背負っている。
肩を貸しても転ぶとか、何なんだ。
少々恥ずかしくはあるが、状況が状況なのであまり挙動不審にはなっていないはず。
セーフ。
部屋に入れば、少女の美しいシルエット。
「えっと、魚、どこに置いとく?」
見惚れるまえに、なんとか話題を絞り出す。
■ナティファ > 「す、すみませぇん……」
豊満な胸をブレイドに押し付けるような形でおぶさっている褐色残念美女。
結局、肩を貸してもらってもすってんころりんしまくったのだ。
「あ、フィロさん……それ、大丈夫なんですか?」
火傷跡を見て、心配そうに。
■フィロ > 「そっち、キッチン。
適当に置いといて。パンとかもあるから、適当に出して。」
暖炉の前の座椅子でぐったりしている。
疲れたというわけではなく、ぐうたらしているだけのようだ。
だるだるしながら、指でぴっぴっと指図する。
「……昔の傷だから、別に。
貴女は人より自分の心配した方がいいと思う。」
至極まっとうな返しである。
■ブレイド > 「ぐ、う……と、とりあえず降ろすぞ?」
流石にできれば早くおろしたいところである。
とりあえずフィロの座椅子の傍でいいだろう。
ナティファを背からおろし、そのままキッチンへ向かおうとする。
なにごともなければ、そのまま調理を始めるだろう。
手当は、フィロがするだろうし。
■ナティファ > 「す、すみません~~……」
ちなみにナティファはそこまで重い方ではないが、胸と尻に脂肪がしっかりついている。そりゃあもうしっかり。
「あうう、それもそうでした……痛いぃ……」
お尻とか膝とかをすりすり。途中で何度も転んだのがやはり響いて結構痛い様子。擦り傷なども多い。
■フィロ > 「……とりあえず、消毒する。
終わったら包帯巻いておくから。」
ぎしっと座椅子から降り、近くの戸棚へ。
清潔な布を取り出し、消毒液を含ませて傷にガンガン塗りたくる。
……なんというか、傷の処置がものっすごく雑である。
当然、すごく痛い。正直転んだ方がマシとすら思えるレベル。
「あ、焼き魚が良い。」
さらっとリクエストした。
■ブレイド > 「…あのネーチャン…ほんとに大丈夫なのか?」
危なっかしくてみていられないというのもあるし
手や背中にバッチリ感触が残ってて、若干居心地が悪い。
はっきり言えば、無防備がすぎる。
むしろ料理を任されてよかったとすら言える。
流石にこの状況で変な意識などできまい。
あくまで世話になる側だというのに…。
「簡単なリクエストで何よりだ。
どうせ凝ったもんはできねぇんだしな」
鱗や骨や内蔵を処理し、魚に下味をつけ
ジリジリと焼き始める。
隠れ家といいつつも、それなりに設備は揃っているようだ。
しばらく治療していれば、魚の焼けるいい匂いが漂ってくるだろう。
■ナティファ > 「あ、はい、お願いします~……ブレイドさんも、ありがとうございました」
ぺこ、と頭を下げた後、フィロの方に行き、治療を受けるのだが……
「いだっ!いた、痛いですフィロさ、あだだだだだ!!!こ、こう、もうちょっと優しくと言いますか手心といいますかぁぁぁぁぁ~~~~!!!!!!」
めっちゃくちゃ痛い。ほっといた方がマシってくらい痛い。
半泣きでフィロに訴えかけつつ、ブレイドには、
「あ、私は何でもいっだだだだだ!!好き嫌いはああああう、特にないつもりですからっだだだだだ!!!」
痛みに泣き叫びながら夕飯なんでもいいよと言う旨を伝えた。
■フィロ > 「気合。」
無慈悲な二文字が返ってきた。
そんな地獄の時間もやがて終わりを告げ、体を覆う包帯が消毒という悪意から体を守ってくれる。
「……あんまり転ばないように気をつけて。
何度も何度も転んでたら傷腐って死ぬよ。」
ぼそっ。
「………いい匂い。」
すんすんと鼻を鳴らしながら治療具を片付ける。
そしてまた座椅子に座り、足を組んでゆらゆら。
ご案内:「隠れ家」からナティファさんが去りました。
ご案内:「隠れ家」にナティファさんが現れました。
■ブレイド > 「まぁ、好き嫌いがあったとしても、今日は魚しか食えねぇし
家主の意向に沿う形になるけどな」
焼きあがった魚をキッチンから運んでくる。
なにやってんだか、となるような二人の前に皿を置く。
「塩とかは適当に使わせてもらったぜ?
食える味にはなってるだろ…たぶん」
味見はした。自分的にはちょうどいい塩加減ではあったが…。
■ナティファ > 「き、気合ってご無体なぁぁぁ~~~!!!」
泣きながら地獄の時間を乗り切り、疲労困憊でぐったりするナティファ。相当キツかったらしい。
「ひっ……き、気をつけます……」
フィロの忠告には、びっくぅと体を跳ねさせる。冷静に言われると、余計こういうのは怖いものである。
「あ、いい匂い……」
焼き魚の匂いが届いてくれば、ちょっと元気になる。現金な奴だ。
そして、いただきまぁす、と言ってパクパクと口にし始める。
「ん~~……濃い目の味付けが疲れたところにしみわたりますぅ……」
結構濃い目だったようだが、ナティファ的にはグッドな模様。
■フィロ > 「………二度と嫌なら転ばないこと。」
至極まっとうなご意見を吐き出しつつ、焼き魚を手に取り…
「頂きます。」
ぼりぼり。頭から行った。
美味しそうな顔(?)でもくもくと食べている辺り、味は口に合ったようだ。
「……。」
途中からやっぱりしょっぱくなったのか、パンに挟んで食べ始めた。
その後、ふと手を止めて。
「………美味いよ、ブレイド。」
それだけぼそっと呟いて、最後の一口を食べ終えた。
■ブレイド > 「オレもいただくぜ、フィロは部屋も食事も、世話になる。
ありがとよ」
料理はしたが、フィロの釣った魚だし、使ったのはフィロのキッチンだ。
感謝を述べつつ、魚をかじる。
皮はパリパリ、身はほろっと。
濃い目の塩味が淡白な魚の風味にちょうどいい。
上出来だ。
「二人共口にあったみてーだな。なによりだ」
魚自体は小さいのでしばらく食べていればすぐになくなってしまうだろう。
■ナティファ > 「き、気をつけてはいるんですけどぉ……」
転ぶのは、本当にどうしようもないんだと言わんばかり。実際、運動神経が非常に悪いので本人的にはどうしようもなかったりする。
「フィロさんのお魚ですし、フィロさんのお家ですし、ブレイドさんに作ってもらいましたし……お世話になってばっかりで申し訳ないです……」
ちょっとしょんぼり。本人の能力が足りて無さすぎるのもあるが、完全にお世話になるばっかりなので気にしている様子。
■フィロ > 「申し訳ないと思うなら、何かで返してほしい。
……今じゃなくていいから。」
そんなこんなで食べ終わり、満足そうに座椅子を揺らす。
…骨ごと食ったのは間違いないようだ。地味に凄い。
「別に気にしなくていい。私も料理はしてもらったわけだし。
…食べたら寝るよ。明日の一番で帰るでしょ、多分。」
そう言って、ベッドを指差す。
「1つしか無いから3人で積めて寝るよ。」
ブレイドにはとても酷な宣言。
■ブレイド > フィロの言葉にひらりと手を振る。
その言葉に対しての感謝。
言葉にすれば、素直に受け取ってはもらえなさそうなので。
「まあ、そうだな…
オレもだけど、ナティファも歩きづめだろうしよ
早寝するに越したことはねぇ」
だが、次に続く発言はとんでもないもので
「は?何言ってんだ!?
オレは床でいいから二人で寝ろよ!!」
当然の反応である。
■ナティファ > 「が、頑張ります…!こう、マミーとかの力も借りて!」
要するに死体の使い魔な上に対して丈夫でもないので出来ることは少ないのだが。それでも、出来得る限り頑張ろうという決意は見える。
「あ、私は大丈夫ですよぉ。さっきまで負ぶって貰ってましたし、くっつくのは今更ですから」
ナティファ、変なところで寛容。
そもそも性に関しての理解が浅い所があり、ブレイドとくっつくことも別に嫌でもなんでもない様子。寧ろ……
「誰かと一緒に寝るなんて、いつぶりでしょう……ちょっと楽しみです」
わくわくしてた。
■フィロ > 「その力は借りなくていいから。」
きっぱり。
「ほら、ナティファもこう言ってるから。
それに、こんな石畳の上で寝て明日に体の痛みが残ったらどうするの。」
そう、足元は石畳。毛布を敷いても、その硬さはピカイチだ。
どう寝ようとしても、間違いなく体のどこかしらは痛くなるだろう。
究極の選択である。
恥を忍んで女体に挟まれて寝るか、明日に支障を来す子供のような選択をするか。
二つに一つ……どっちも選びたくはないだろうが。
■ブレイド > 「……」
やや真顔。
カツンカツンと足踏みして、床の硬さを調べてみる。
「(硬っ)」
そのうえおそらくめちゃくちゃ冷たいだろう。
底冷えする程度には、このあたりも寒いだろうし。
かといて、三人でベッドとは……いや、待て。
「あ、ああ…わかった。ベッドでいい。
だがよ、その…フィロが真ん中でいいんじゃねぇか?」
外側にいればダメージは最小で済むはずである。
頭いい。