2017/11/25 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > ダイラスの冒険者ギルドに仕事を求めると、「あたたかい場所で働く仕事ならあるぞ」と告げられ。冬の寒さも近くなって長旅が難しいこの頃、あまり詳しく聞かずに飛びついた後。
――連れてこられたのはカジノのバックヤードだった。
「エールをどうぞ!お兄さん。幸運を!」
順応性だけはやたらと高い遊牧民はすっかりバニーガールになりきって、飲み物やグラスの載った銀縁トレイを片手にカジノ内に笑顔を振りまいていた。履きなれないヒールに苦労しつつ、スロット前でうなだれてる人や、もう一勝負迷っていそうな人に飲み物を勧め。時に注文を受けたりと、コイン同士が触れ合う音や、歓声に悲鳴にと賑やかなカジノ内を練り歩いている。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 夜も更け、人々の欲望渦巻く時間帯。少女はハイブラゼールにいた。
買出しでちょっと目減りしたお金。どうせなら楽に増やしましょう、とカジノへと入り。
「スロット……運任せの勝負とかはなぁ。
カード、もちょっと気分じゃないし」
どう遊ぼうか。そう考えていれば、少女の視界に一人のバニーガール。
明るい笑顔。まぶしい。というか。なんだかカジノ慣れしていない、というか。
どちらかといえば、こんな場所よりも外で元気に走り回ってるのが似合いそうな容貌の子だった。
「ねぇ、そこのお嬢ちゃん。注文いいかしら。
強いお酒を一杯と……。フフフ、あと、アナタを一晩、なんて注文は通るかしら?」
少し興味を引かれ、声をかけてみる。最初の注文は本気。強い酒を飲んで勝負前の景気づけ、という目的。
後半の注文は当然冗談だが。相手がノってきたら、それもまた良し、という。ダメ元な注文だ。
■タピオカ > 冬季で外洋に出るのを控えている荒々しい海の男たちも多い中、艶やかな黒髪と紅い瞳も麗しい、狐耳と尻尾をたたえた可憐な少女の姿は注目を浴びるもの。カードに興じる筋骨逞しい背中が振り返り彼女の小さな背に口笛を送る。そんな事が二度三度とあった後。耳障りの良い音色で声をかけられると、にこにこ、笑顔咲かせて頷いた。
「はーい!ご注文どうぞー。
強いお酒ですね。でしたらラム酒でも。
――あはっ!いいですよー。
僕で良かったら、一晩お相手するよ!」
腰に下げている紙束と羽根ペンで注文をかきつけ。続く注文に、少し驚いたように睫毛を弾ませ。その表情がにこやかに和らいだ。悪戯っぽい笑みに変われば了承して。
「僕は、タピオカ。……ええと。何ってお呼びしたら……?」
胸元のプレートを指し示しながら自己紹介をして。そして、見た目は自分と同年か少し下あたりのお客様の事をどう呼べばよいかと少し小首をかしげて迷い。
■セイン=ディバン > どのゲームで勝負するか思案しつつカジノ内を歩けば、周りからは軽薄な視線を投げられ。揶揄するように口笛を吹かれる。
そんな気分ではなかった少女は舌打ちをするが。その不機嫌さも、可愛らしい女の子を見れば吹き飛ぶらしい。
「いいわね、ラム。いただきましょう?
……って、いいの!? えっと、冗談半分、ダメ元半分だったんだけど。言ってみるものね。
……ちなみに確認だけど。一晩、って。その、エロい意味よ?」
注文を取ってくれる姿を見れば、少女は優しく微笑み。
印象はカジノに似合いではないと思ったが。仕事の手際を見れば、なるほど。それは侮りだったようだ。
実に手際よく仕事をする様子に気分をよくしていれば、後半の注文すら受け入れられ、少女自身が驚くことになる。
「タピオカ、ね。可愛らしい名前だわ。
そうね、私はセイン=ディバン。冒険者よ。
好きなように呼んでちょうだい」
まさかこうもイージーに夜の約束を取り付けられるとは思っていなかったのだろう。
喜色満面という笑顔になり、少女は相手に近づく。
息がかかるほどの距離で、ニコニコと笑ったまま唇を舌で舐め。
もしも相手が注文の意味を取り違えていたのなら……。まぁ、その時は残念だが仕方がない。あきらめよう。
だが注文の意味をしっかりと理解していたのなら。
このまま、人気のないところへとすぐにでも向かうつもりで。
■タピオカ > 「はーい、かしこまりました!
いいですよー。えっちな事とか、気持ちいい事は好きなので。
エロい一晩、一緒に楽しみましょうー?」
変わらない笑顔で頷けば、遊牧民なりのあけすけさを披露しながら。そういう注文をしてもらった事が少し嬉いし、こんな見た目麗しい人と一晩を過ごせるのも嬉しいな。そう言わんばかりにやや頬を上気させ。両手を後ろにして微笑みながら告げ。
「へへー。ありがと!
じゃあ、セインって呼んじゃうね。
わあ、冒険者なんだ!?……ふふ。実は僕もそうなんだ。今日はたまたま、この格好の依頼を引き受けててさ。でも、そのおかげでこうして会えて良かったよ!」
何事もシンプルが好きなので、お客様であってもさん付け無しの気楽さで呼び。自分と同年代に見える同業者と出会えた事で口調も明るく。
「えへ……。セイン。セインの瞳、とってもきれい……」
呼気が触れるほどの距離で見つめ合えば、青緑の瞳をうっとりと細めるのだ。片手のトレイにあるラム酒と一緒にそのまま彼女の手に引かれるつもりで。もし適当な場所が思いつかなければ、自分がどこかに案内する気でいる。
■セイン=ディバン > 「……か、軽いなぁ……。
いやいや、でも、うん。ラッキーは逃さないのが冒険者。
せっかくだもの。楽しみましょう、えぇ」
まさかのストレート、かつスムーズな言葉に、面食らう少女。
何かの罠か、と疑うものの。目の前の相手の明るい様子に心惹かれるのは確かであり。
えぇい、罠なら罠でかまうものか、と。意を決し、相手の言葉に同意する。
「えぇ。それで良いわ。私もあまり堅苦しいの、好きじゃないし。
あらそうなの? まさかの同業者とはね……。
ふふ、依頼でバニーガールなんて、珍しいわね。私も。素敵な出会いがあって嬉しいわ」
とことん明るい口調の相手に、少女も釣られて笑う。そのまま同業者だと知れば。
ずいぶん奇縁というか。まさか冒険者とカジノで出会い、夜を共にすることになるとは思っていなかったので。クスクスと笑い声が洩れる。
そのまま相手へと近づけば。
「ありがと。タピオカも、可愛らしくて素敵よ?
肌の色もエキゾチックだし……」
相手の様子同様。少女もこれからのことにときめきながら、ゆったりと頬に触れる。
そのまま相手の手を引き、耳元へとささやきを。
「どこか。二人きりになれる場所、近くにあるかしら。
フフ、そこで私の秘密。教えてあげ……」
『よぉバニーの嬢ちゃん! 気をつけろよ!
そいつぁ千人切りのセインって言ってな! とんでもねぇドスケベ……』
甘く囁き、どこかいい場所へと連れて行ってもらおうとすれば。
近くの客から声が飛んでくる。どうやら自分のことを知っている客で。余計なことを言いそうだったので、手元にあったコイン一枚を全力投擲。男の額に命中させ、昏倒させると。
相手に向き直り、笑顔で、気にしないで♪ と笑う。
■タピオカ > 「軽いかな?あはは!
遠回しとか恥じらいとか苦手なんだー。
うん!楽しもうよ!」
からから笑えば、こくこくと顎を上下に揺すって。
彼女の胸のうちはどうあれ、自分としては彼女との出会いと一夜の逢瀬は素敵なものだと思っているから。ご機嫌とばかり前髪揺らし。
「良かったー!セインって打ち解けやすい人だね!
実はこれでも剣使いなんだよ?腕に自信あるよ?
あはー……。「あたたかい場所での作業」っていう依頼だったから
てっきり動物の皮とかをなめす作業って思ってたんだけどねー。
会えて嬉しいよ、セイン!」
勢い流れで引き受けたお仕事なんだと暴露しつつも、一度近場においていたトレイを手にとって彼女と歩もうとし。
「そう言ってもらえると嬉しいし……、どきってするよ……。
ふふっ。……セインの手、あたたかくて気持ちいい」
そのとき、頬に触れる彼女のほっそりとした手。
嬉しそうに頬を緩ませて。少し熱のこもった視線で見上げる。
「うん……。それなら、こっちへ。
――……??……。あはっ。じゃあ、気にしないよ。」
甘い囁きにふるっ、と肩を揺らしながら。悪戯っぽくも少し細い声音で彼女の耳元にささやき返し。――途中、客のからかいを聞けばぱちぱちと瞳を瞬かせ。やがてふっと笑顔に戻った。
相手の手を引いて案内した先は、カジノとは別のフロアにある部屋。
接客役がお客様に望まれた時に誘うように言われている個室だ。
広い間取り、丁寧な彫刻がほどこされたチェスト。暖炉はすでに火がくべられ、あたたかな室内にはシルクの天蓋がついた大きな丸いベッド。
カーテンの薄く開いた窓からは夜の海辺と灯台の明かりが見える。
「……ねえ、教えてよ。セインの秘密……。
僕、セインのこと知りたいな……。」
部屋に入ればそう告げつつ。
ベッド脇のサイドテーブルの上にラム酒を注いだグラスを準備して振り向いた。
■セイン=ディバン > 「う、う~ん。誘った私が言うのもなんだけど。
もう少し、警戒心は持ちなさいね?」
悪く言ったつもりはないのだが。さすがにここまで無警戒だと、罠以外にも、相手自身の身を案じてしまう。
一応、年長者としてアドバイスをしておく。まぁ、見た目はほぼ同年代なのだが。
「そう言って貰えると気が楽だわ。
へぇ……剣なのね。私は、そっちの素質はないから。羨ましい。
アハハ、何それ! それで来てみたらカジノ?
ふふ、そういった工房作業よりは、退屈しないかもね。
もちろん、私も会えて嬉しいわ、タピオカ」
相手の言葉に、返事をしつつ。カジノで仕事をするに至った経緯を聞けば、コロコロと笑う。
「ふふ、私もドキドキしてるわよ。
タピオカみたいに可愛らしいこと夜を共にできるんですもの」
相手からの視線をまっすぐ受け止め。少女もまた、興奮を隠さずに言う。
頬に触れた手が、熱くて。気持ちばかりが先走りそうになる。
「んっ……。ふふ、案内よろしく、バニーさん」
かっこーん、と良い吹っ飛び方をする客を尻目に。耳元への囁きに昂ぶりながら、相手の案内に従う。
「あら、雰囲気いい部屋。
……。いいわよ。その代わり。
『気持ち悪い』とか。『やっぱりイヤだ』ってなったら、素直に言ってね?」
案内された部屋は、豪華ではあるものの、過度な嫌味のない部屋で。
なるほど、こういう時用の部屋か、と納得していれば。振り向いた相手に請われる。
少女は薄く微笑みながら、するり、と衣服を脱いでいく。
プールポワンとショートパンツを脱げば、下着などなく。
そこに現れたのは一糸纏わぬ裸身で。つつましい胸。既に濡れているクレパス、そして……いきり立つ、バケモノ級のペニスがあった。
見られる興奮と、気味悪がられるかもしれないという不安が入り混じり、ペニスはビクビクと跳ねている。