2017/06/23 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にリスさんが現れました。
リス > 両親に呼び出され、状況報告を行って、終わったあと。
 何とは無しに女はカジノへと足を運ぶ。
 別に目的というものはなく。カジノで遊ぶ気も起きない。
 まあ、何かいいことがあればいいな、という程度のことである。
 気になる人がいて声を掛けようと思ったが既に誰かと対談中なので諦めざるを得ず。
 本当にやることもなく、とことこ、と少女はカジノで興奮している人々を眺めながら、のんびりと歩く。
 まあ、明日はマグ・メールに帰らねばならないこともあるし、眠気が来るまでの散策とシャレこもう。
 懐かしい光景を眺めながら、特に声をかけることもなく、カジノの中を散策する。

リス > カジノ自体には、特に面白いものはない。
 むしろ、そんなカジノにお金を吸い取られてぐったりしている客の滑稽よ。
 なんであんなものにお金をかけられるのかしら。
 お金を吸い取られて終わりなのに、勝つことも出来るとは言うけど、それが何の価値になるのかしら。

 少女はわからない。
  お金を賭けるという事を。
   少女は知ろうとしない。
    お金を賭ける理由を。

 商人だからこそ、お金には堅実にある。
 ギャンブルででお金を散財する理由がわからない。
 そういう商売であるということがわかっていて、それで、この街は成功していることはわかる。
 しかし、ギャンブルを自分の商売にしようとは思えない。
 まあ……こうやって失敗して身を破産せぬように。
 自分への自戒として足を運ぶことにすることぐらいである。

「何が、面白いのかしらね。」

 本当に。
 つぶやきは、客の喧騒の中に消えていく

リス > とは言えども。
 面白い光景というものはそうそうあるものではないだろう。
 そもそも、自分が面白いと感じる場所ではないのだから。
 楽しいの共有のできない異物と感じても仕方のない場所に居て。
 それをただ眺めているだけ。

 「……まあ、仕方がないか。」

 眠気も催してきたし、そろそろ家に戻ろう。
 朝一でマグ・メールに戻らないといけないし。
 さてと、とつぶやいて。
 少女はカジノを後にすることにした。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」からリスさんが去りました。