2017/05/03 のログ
■ルヴィエラ > ―――……愛されている、求められていると言う実感は、女を美しくするものだ。
奴隷の時とは比べ物に為らないだろうね、あの時、キミは快楽から必死に逃げていたし、抗っていた
今は違うだろう? ……以前よりも、素直に受け入れ、溺れる事を覚えている。
なら、身体が変わって行くのは当然だ、キミ自身が其れを求めているんだから、ね。
(脱がされて行く衣服、彼女の掌がローブを脱ぎ落とすなら、其の眼前には何時かも見ただろう雄の体躯が在る
其の掌が一度、威容たる雄の証に――熱塊の、其の凶悪なる槍先へと触れるなら
びくりと、力強く熱塊の脈打つ様が、掌から強烈なまでに伝わる事だろうか
今度は、彼女自身がじれたように衣服を脱ぎ去って行くのならば、部屋の中に向き合うは、裸身を晒した雄と雌
未だ椅子へと座ったままだろう彼女に、再び深く口付けては、一度、身体を離し、立ち上がる様に促して。)
――…嗚呼、なら、ひとつだけ先に伝えて置こう。 ……今宵、私は客ではないのだよ、ブルーム。
……頑張っているキミに、少々労いと慰労を兼ねて…愉しんで、貰おうとね。
(――ふと、足元から延びる影が揺らぐ。 渦の様に蠢いた其れが、不意に、彼女の足元へと伸びたなら
――一瞬の事、彼女の其の身体を、ばくりと飲み込むようにして影の中へと包み込んでしまうだろう
暗黒に鎖される視界、一瞬、光の無い世界を体感した後で――再び彼女が、身体の解放感を得る頃
改めて、其の瞳を開くなら――其処は、ただ、暗黒だけが広がる世界
其れまでいた娼館の部屋とは全く異なる、一種の異空間の中で、自分ともう一人
彼女を其の世界へと引き摺り込んだ張本人の姿を、見つけられるだろう。
――巨躯である筈の彼女の事を、見下ろす様にして、優しく笑う姿を。)
―――いらっしゃい、私の世界へ。
■アイゼンブルーム > あ……え…わ…私は…き…綺麗に……綺麗になったの…か?
(自分が変わったのは判ってはいた。 綺麗になったと周囲の人から言われても世辞ぐらいにしか思っていなかったのだ。 ルヴィエラ様が綺麗になったということは本当に綺麗になったのだろう…。その言葉に慌てて今更気が付いたかのように両頬に手を当てて耳まで真っ赤に染め上げる)
ああ…ルヴィエラ様…その…男らしい……。
(娼婦になって慣れてきたとはいえ、人並み以上に逞しい彼のそれに指を添えては、恥ずかしさに目元を染めながら小さくぽつりとつぶやいて、手の中のそれを撫で上げる)
あ……ん……。
(立ち上がるように即す彼。 すでに、快楽に囚われた脚はまるで何かに絡みつかれたように自由が利かず、差し伸べられた彼の手に捕まって体躯とは想像もつかないほどに弱弱しく立ち上がる)
え…あ……あの……今日は…今日はルヴィエラ様に…その…あ…甘えても…甘えてもいいのか?
(ゆっくりと彼に体を寄せようとした瞬間、暗闇が体を包み込み、二人がその闇の中へと取り込まれていく。 不思議な空間……。そして、初めてルヴィエラ様に初めて会った時と同じ闇……。 その闇の中で二人抱き合い、見下ろす彼の温かい笑顔に安心しきった表情を浮かべれば、そっと胸元に頭を預け)
■ルヴィエラ > 少なくとも、私の眼にはそう映っているがね?
(所詮審美眼とは個人の好みが反映される物だ。
けれど少なくとも今の彼女ならば、其の巨躯すらも個性で在り、其の美しさを否定する者は居ない筈だ
凛々しさと、女らしさを同居させた其の姿に魅入られる者が居るからこそ、彼女に指名が入るのだ
自信を持って良いのだと、保証する様にきっぱりと伝えたなら、闇の中へと引き摺り込んだ彼女の体躯を
己が腕の中へと、静かに抱き寄せて――其れこそ、望み通りに。 甘やかす様に。)
其の為に来た…と言ったら、信じて貰えるかな?
何、私も色々と考えてね…キミに如何したら悦んで貰えるか、とね。
(――今の彼女の身体を、腕の中へと抱き捉えてしまえる位に、二人の体格差は逆転している
立ち上がって向き合えば、普段は見下ろす側だろう女を、逆に見下ろしている雄
彼女が縮んだのか、或いは雄が其れ以上の巨躯と為ったのかは、闇の中では判断出来ないだろうけれど
ひとつ確かな事が在るとすれば、今の彼女は、最早雄を其の両腕で包み込む側ではない、と言う事
――抱き締める掌が、女の背中を滑り落ちて、臀部を鷲掴みにする
女の背後、競り上がる影が柔らかな壁と為って、女の逃げ場を奪うなら
片膝が女の脚の合間へと割り込み、其の脚を、開くように促す、か
其の秘裂へと、ずるりと滑らせる熱塊を押し当て、擦り付けながら
――繋がる、為に。 飲み込ませる、為に)。
■アイゼンブルーム > ほ…ホントに…本当に?
(綺麗になったと言われれば信じられないと言った表情でオッドアイの両目が開いて行き、次いで頬がひとりでに緩んでくる。 ―――だらしない笑顔を見られたくない。 そう思って両手で頬を隠してみるがヒクヒクと跳ねまわる長耳とそれに合わせて揺れるアクセサリは隠しようもなく。)
甘えて……甘えてよいのか?
(いつの間にか彼の方が己よりも上背になっている。 不思議な力を持つ彼の事だからこれぐらいのことは造作もない事なのだろう。 いつも見上げる方が多かった。 今は自分が見上げる方。 ずっと夢見ていたことだった。 嬉しそうに…それこそ嬉しそうにはにかみながらもゆっくりと彼に体を預けては、ぽふっと胸板の上に頭を預け、まるで猫がそうするようにスリスリとじゃれついて行く)
ふあっ…あ…ああ…ルヴィエラ様……。
(ゆっくりと腰を通り越して、引き締まり丸みを帯び始めた尻に当てられ包み込むように引き寄せられる。 初めての経験に戸惑いながらも、雄に体を包まれ身を預ける心地よさに目を細めながら小さく相手の名を呟く)
ふ……ア……アン……。
(ゆっくりと太腿の間に差し込まれる腿……。 開けとばかりにぐいと割り開いてくる腿に応えるようにゆっくりと脚が開かれてゆく。)
ああ…ルヴィエラ様…ルヴィエラ様ぁ~。 あ…も…立てない…立って…立っていられません。
(甘えながらも、彼の喉元に唇を当ててチュッ…チュッと音を立てて吸い痕を残してゆき、頽れるようにその場に膝をついてしゃがみ込み)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 娼館ファタール」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 娼館ファタール」からアイゼンブルームさんが去りました。