2016/07/19 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にセイン=ディバンさんが現れました。
■セイン=ディバン > 【待ち合わせ待機中です】
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」にエーヴさんが現れました。
■セイン=ディバン > 経験豊富な男だが、逆に経験の少ない相手を抱くことに慣れていない側面もあった。
少女の内心の欲求に気づかぬまま、ゆっくりとした愛撫は続けられていく。
その行為にも、どこか精彩を欠くというか、らしくないおっかなびっくりな様子もあった。
「まぁ、感じやすさは状況や個人差もあるから。オレも詳しくは判らないけどな」
そう言いながら、指を入れる深さは少しずつ深くしていく。
あまり急に事を行っても、女性の身体はその快感を受け入れないこともある。
そうして視線を交わらせれば、相手が手、そして手首へと口と舌を這わせてくる。思わず目をぱちくり、と二、三度瞬かせ。
「驚いたよ。なんていうか。うん、エーヴ、可愛いぜ」
突然のことだったので、正直にそう答える。肌が密着すれば、男の皮膚が火がついたように熱くなり。そのまま、次第に秘裂への愛撫もまた激しさを増す。
耳元の吐息の熱さに、脳が痺れるような感覚。視界がくらくらと揺れる。
■エーヴ > 男の言葉に目をぱちくりさせる少女であったが、すぐに沸騰した。
「あぁぁぁぁ恥ずかしい恥ずかしい! 褒めるの禁止ーっていいたいけどー」
顔をぱたぱたと手で扇いで熱を取ろうとする。
職業柄余り人と接する機会の無い上に、ギルドにも未登録のフリーランスである。友人も故郷にはいるがこの街にはほとんどいなくて。
褒められること皆無だっただけに男の言葉にいちいち顔が赤くなってくる。
くちくちと厭らしい音色をあげる下腹部をまじまじと見つめつつも、目元を伏せて呟いた。
「僕のことを、も、もっと褒めてもいいんだよ」
褒めて欲しいらしい。頬を赤くして小首を傾げて見せて。
恋人でもなんでもない関係であっても褒められて悪い気はしないのだ。
指先が下腹部を撫でる。指が深みへと差し込まれる度に少女の腰回りが震え上がっていて。慣らす意味合いの優しい手つきのせいか、吐息が乱れるだけではあっても、時折喉が震え甘い音色が漏れ出している。
「っひあ……ンっ。はぁっ……もう、大丈夫だと思う」
男から身を離すと、こくりと頷いてみせた。
■セイン=ディバン > 目の前の歳若い少女。その言葉、仕草に男は思わず微笑む。
スタイルこそ抜群の美人のソレだが、やはり中身は可愛らしい物だ。
「おいおい、いやらしいことしてるのに恥ずかしがるポイント違くないかぁ?」
指での愛撫を続けていた下腹部から蜜の音を聞きながらも、相手の身体を解そうと愛撫は止めず。しかしてそのままで相手の言葉を聞けば、小さく吹き出し。
「おぉ? なんだ? 褒められたいのか、エーヴは。じゃあ、目いっぱい褒めて目いっぱい愛してやろうかな~?」
照れた様子ながらもそう言う少女に、意地悪く笑いながら頭を撫でてやり、そう囁く。
指先に感じる粘度、そして温度に十分な準備完了を実感しながら、少女の言葉に男も小さく頷く。男とて、少女の甘い吐息に既に脳を犯され、今すぐにでも結ばれたいと思っていたのだ。
「……あぁ。じゃあ、そろそろ入れるな。キツかったら言えよ?」
一度離れた少女の身体。その両の足を広げ、美しいそこに自身の欲望をあてがう。
そのまま、腰をゆっくりと前に突き出せば、ぬるりとした胎内へと男の一物が受け入れられ、少女の中へと入っていく感触が全身へと伝わり。すぐさまそれは快楽へと変換された。
■エーヴ > 恥ずかしさのゲージが振り切りすぎて男の前に裸体を晒していることはあえて口にしなかった。
脳みそが沸騰しそうな羞恥心を堪えつつ。男が噴き出すとむっと頬に空気を溜めた。
「うるさいっ! 恥ずかしいけど、恥ずかしいのがいい気持ちって何言わせるのさ!?」
怒ってはいるものの、本気ではない。恥ずかしさを誤魔化すための行動に過ぎなかった。
頭を撫でられるとすぐに鎮火して目を閉じる程度なのだから。
男が身を寄せてくると、ぱたりとベッドに倒れこみ両足を広げ男の体を挟み込むようにしていき。
行為としてはオーソドックスな姿勢で重なり合う。最も行為自体不慣れな少女には斬新に映っているのだろうが。
男のものが入り口に触れると、不安そうに男の肩を手を回しつつも、しかし腰を突き出して自ら求めていく。
異物が入り込んでくる感触。ごつごつとした逞しい物体が肉を割って入ってくる。透明な液が肢体を伝いシーツに点々と痕跡を描いていた。ぴくんと足先が結ばれると、緩やかに弛緩した。
「ン、やぁ…………ん、ぁ」
息を吐いては吸う。吸っては吐いて。十分慣らしたお陰か苦痛は無かった。
下腹部を指で撫でてみた。他人が入り込んでいる感覚に長く甘い吐息を漏らして。
「きついけど……痛くない。動いてもだいじょーぶだと思う」
言えば、男の腰に両足をまわして包み込む。
■セイン=ディバン > そもそも愛の営み、などと名乗っていてもセックスはセックス。
本質は生殖行動であり、肌を晒すという羞恥の上に成り立つという前提があるのだが。
「勝手に言ったんやん。しかも、すさまじい事を。なかなかにエロいぞその言葉」
勢いよく発言した相手に対して、男は飄々と言葉を返す。心中では、ニヤニヤとした笑みが浮かぶ。恥ずかしいのがイイ気持ち。Mの素養あるのかなぁ? などと思案。
そのまま頭を撫でていた手はしっかりと少女の腰を押さえ。男の侵入は少しずつではあるが進んでいく。
正常位の形での挿入。ゆっくりとしたその行為は、何の問題もなく行われ。男自身は少女の奥へと到達した。
「……あぁ。あぁ、あぁ」
何かを確認するような男の声。小さく頷き、相手の腹部、そして胸へと手を這わせる。その間、腰は止めたままで。
相手の様子を伺い、肌で触れ。男は何かをしっかりと確かめていた。
「あぁ。そうか。じゃあゆっくり動くぜ。
……綺麗だ。さっきから思ってたけど、一つになるとハッキリわかるよ。
エーヴ。凄く綺麗だぜ。美しいよ」
相手からの言葉に頷き、腰に両足が絡みついてくるのを感じると、男はゆっくりと腰を動かし始める。深く引き、深く突く。速度こそ緩やかだが、ストロークはかなり長い。
そうしていよいよセックスの本番に入りながら。男は少女のことを、美しいと言葉にした。心からの言葉。偽りなき本心であった。
■エーヴ > 男のニヤニヤ笑いには返す言葉も無く顔を赤らめる。
決してマゾヒスト染みた趣味趣向があるわけではないのだが、実際行為をしてみると、もしかすると思わせる部分がちらつく。
入ってくるものの感覚を確かめるように吐息を吐く。曰く苦痛は吐息によって軽減できるらしい。久しく行為をしていなかっただけに、きっと痛かろうと思っていたのだが、想像以上に苦痛がなかったことに驚いていた。
胸元や腹部へ男の手が伸びるとこそばゆそうに目元を揺らした。
「褒めてって言ったけどやっぱ褒めない方がいいかも! 僕ってば何かおかしいよね……」
自分自分がわからない。褒めて欲しいのかやめて欲しいのか。首を振ってみたり頷いたり。
両足で男の腰を捕まえる。そうすると楽という理由からであるが、逃がさないと言わんばかりに両足が腰を挟み込んでいた。
「はぁっ………っひン ぁん!
その、激しく動かさないのも……なかなか、クるものが……んっ」
少女はぶつぶつと呟きつつも、紅潮した頬を緩ませていた。
快楽に理性を吹き飛ばされ言葉もまともに発せられない訳ではない。じわじわと責めあげられる感覚に額に汗が浮かんでいた。
褒めの言葉ににこりと口の端を持ち上げると、男の肩に乗せた手を自分の頬に置いた。
「ほんとうに犬くんは言葉が上手いっ。僕も褒めたほうがいいかな?」
なんて言われたい、と続ける。
ピストン運動はあくまで緩やかで。胎内はきゅうきゅうと波打つように雄を締め上げていて。
■セイン=ディバン > 何度目か既に判らなくなっているが。目の前の少女の赤面する様子に、男もまた心臓付近がくすぐったくなるような感覚が芽生える。
深く吐かれる相手の吐息。その熱と音に目を細め。心地よい子守唄を聞くような表情になりながらも、男は一つのことを確信していた。
「ん~? いや、褒めるぜ~。褒めて褒めて褒めまくる。
……おかしくはねぇよ。自分のことを完全に理解できてるヤツのほうが珍しいだろ」
相手の言葉には従わないという意思を表しつつ。続く言葉は否定する。
自分自身のことで判らないことがあるのも、また普通だ、と。
そう言いながら、しっかりと腰をはさむ両足に男もくすぐったそうに身を少し捩る。
「ん……エーヴは、喘ぎ声も可愛いな。
まだ俺にも余裕あるしな? 余裕無くなったらガンガン腰振るさ」
少女の呟きを耳ざとく捉え、褒め、そしてまた言葉を返す。
余裕がある、とは言ったが。本当は少しずつだが、確かに余裕は無くなっているのだが。そこは大人の男を気取りたい一心で隠す。
「だから、犬言うなって……いや、腰振ってる今の姿は犬みたいなもんか。
ん~? 別にどっちでもいいぜ? 俺のテクにメロメロになって褒め称えたくなったら褒めるといい」
ケヒヒ、と笑いながらも腰の動きは止めず。前後の動きは変化し、少女の中を、壁をなぞるかのように回転する動きへと。
たっぷりと溢れている蜜が肉茎に絡み、締め付け続けられれば、徐々にペニスは痙攣するかのように跳ね始めていた。
■エーヴ > 赤い髪にも負けないくらいに顔は赤い。同じように白い肌も赤らんでいた。
行為が進むたびに呼吸の乱れは顕著になっていき、喉から漏れる音も艶を孕み始めている。
娼婦がするような演技染みた声からすれば程遠いだろうが、自然に漏れる声故の魅力があるだろう。
いきなり激しく動かれたり媚薬でも使われれば余裕が消し飛んでいただろうが、慣らしてからの行為だったので精神的な余力があった。男が動きやすくするにはどうすればいいのかを考えて腰の位置を調整するくらいには。
「りょうかーい……わかった。褒めまくってほしい。心臓がどきどきするから」
素直になったほうが楽だろうと白旗を振る。
心臓に手を置いて脈拍を測る仕草。確かに心臓は早鐘を打っており、前後が白く染まるような感覚を覚える。酒でも飲んだようだ。
肉壁を埋めては外に出て行くそれ。無意識に内側で締め上げて興奮の度合いを高めていく。
少女は男の肩から手を離すと、シーツを掴んで腰を浮かせるようにした。
「っあ! は~……ぁンッ……! はぁっ……、あ、でももう、ガンガンきても大丈夫そう」
異物感がすっぱり消えて体の中で熱が暴れるような感覚だけが発現していた。男に頷いてみせる。
男が攻め方を変え始めると起こしていた上体がぱたりと倒れた。シーツだけは掴んで、唇をかみ締めていた。
「……あんっ! メロメロって……ひぁぁっ、ッ あ! かっこいい! みたいな、ン、ひあっ!?」
言葉を発するため、喘ぎを抑えようと躍起になって息を整えんとするも、抑えきれず。
べっとり秘所は蜜に濡れていて、雄が出入りするたびに卑猥な水音が上がっていた。
■セイン=ディバン > 目の前の少女の様子を見ていると、男もなんだか気恥ずかしい気持ちが膨らんでくる。理由はわからないが。
少女の呼吸に合わせるように、男の息も乱れ。少女の声を聞けば、男の一物は、固さを増していく。
夢中になりながら腰を動かしていた男だったが、少女が腰をずらし、男にとって動きやすい角度を作ってくれていることに気づくと、小さく笑い、目を閉じた。
「いや、でもホント、世辞じゃなくてエーヴは綺麗だぜ。
肌が火照って、汗が浮かんでるから色気も凄いし。
……そういう気遣いも出来るしな?」
相手のその気遣いに感謝しつつ。再度褒めるように言葉を重ねる。
相手が心臓の上に手を置くのを見ながら、男自身も興奮と運動から、脈が速くなっているのを自覚する。
部屋に響く水の音。性器が掴む、肉と肉のすれる感触。
射精欲は膨らんでいき、既に余裕など無い状況だ。
「くっ、はっ。……そっか? じゃあ……ペース上げるぜ!!」
浮いた腰を、さらに両手がきつく掴み、逃がすまいとするかのよう。
そのまま、男は宣言通りに腰を激しく動かし始める。
それまでの動きとはまったく違う。抉る様であり、叩きつける様でもある動きだ。部屋には新たに肉がぶつかり合う音が加わった。
「ふっ、はっ、ハハ。カッコイイか、最近言われてなかったなぁ……。そら、そらっ!!」
少女の感じ入っている様子に、男は更に興奮し、貪るように腰を振る。本物の犬の様な必死さ。
シーツにまで零れた愛蜜が卑猥な音を立てるが、それも男にとっては心地よいものでしかなく。そのままもっと少女の喘ぎ声を聞きたいとばかりに、深く、強くペニスは少女の中を激しく攻める。
■エーヴ > 体の中で硬さを増していくそれの感覚のせいか、ペースを増していく行為のためか、少女にもいよいよ余力が無くなってくる。
腰を掴まれ激しく打ち付けられると背筋をぴんと逸らして甘い声を迸らせていく。
羞恥心からか声を抑えんと努力したのもつかの間、深みを突かれるや、理性が消し飛ばんばかりの快楽の波が襲い掛かってきた。
「はぁ、はぁっ……! 色気って、僕に色気なんて、んぅぅっ……!?」
目がぱちりと開くと、男をうっとりと見つめる。物欲しそうに赤い舌が唇を舐めて水分をもたらした。
背筋を逸らしているためか、無駄の無いくびれの線が強調されるような姿勢となっている。
少女自身もおずおずと腰をせり上げるようにして快楽をむさぼり始める。短く速い呼吸は既にリズムなど無くなっていた。
「んっ! んぅ! ――ゃあぁん!」
言葉を発する余力が消し飛んだらしい。
目に情欲の火炎がともっていた。腰をせり上げる動きは、波打つような艶かしい動きへと変わっていて。
汗ばんだからだは雄を誘うかのようにほんのりと赤らんでいた。
雄を迎える胎内はひっきりなしに痙攣していて、襞が擦れる度にびくんびくんと蠢いて歓迎の意図を示している。ぐちゃぐちゃなどいう言葉が生易しい程に濡れていて、シーツにこぼれた分と局所が糸で繋がるほどで。
相手が犬ならば、こちらは猫のように高い声で鳴く。
白い胸元に浮いた桜色の頂点は興奮にぴんと逆立っていた。
「ひ、ぁひっ……ん、やぁんっ! ぁ、ぁぁぁぁあっ! かっこいい、って、言うのも、恥ずかしい……けどねえっ!」
言うと、犬のように舌を突き出し荒く吐息を漏らした。
■セイン=ディバン > これまでの経過はなんだったのかと言わんばかりの、激しい交わり。
少女の余裕も無く、男の余裕も無く。ただただ止まることなく激しさを増していくだけの、原初の生殖行動。
「色気は、あるさ……!! 世の芸術家が見れば、すぐにモデルにしたくなるような色気が、な……」
見つめられるまま、相手を褒める。が、言葉は切れ切れで、喉はカラカラ。まさに限界ギリギリといった状態だ。
それでも、目の前の少女のスタイルの素晴らしさに惹かれるかのように、腰の動きだけは止まらない。いや、止められないのか。
「はっ、はぁっ、っっ、っづ……」
こちらも、言葉など出なくなっている。喉から溢れるのは息の漏れる音。そして、唸り声というか、濁った音そのものだ。
瞬間、少女の腰の動きに変化があり、男のモノは奥へと誘われるように。
痙攣を繰り返す膣壁の感触に、身震いしながら奥へ、奥へとモノを突く。
ケダモノそのものといった様子になりながら、男はその目に止まった美しい桜色の突起。そこにむしゃぶりついた。
「あ、は、ハハハハハ!! でも、恥ずかしいのが、いいんだろ!?
……くっ、出る。出るぞ!! エーヴ!!」
切れ切れの言葉。乱れっぱなしの息のまま、相手にツッコミを入れ。
いよいよ限界を迎えたのか、叫び、相手の名を呼ぶと乳首に吸い付くのを止め、相手の伸びた舌を啄ばむように甘く噛んだ。
そうして。男の欲望は、少女の体内、その一番奥で爆ぜ。白く濁った液体が、一気に噴出した。
■エーヴ > 経験値が少ない少女が積極的になっているのである。余力などあるわけも無く、行為という波に流されていく葉に過ぎない。
突き出しては去っていく腰の動きと相反する方角に腰をせり上げては降ろす。接合部が肉槍を逃さぬとばかりにむちむちと形状を変えるほどに。
奥を激しく打ち抜かれる。子を宿す部屋が激しく疼いた。なるほど子を宿す為の接合とはかくも感情を掻き立てるかと心臓が震えた。
「はひっ……やぁんっ、ひぁっ! セイン、ぁっ! 気持ちいいっ」
喉も裂けよと声を張り上げると、情欲に燃える瞳で男の顔を覗き込んだ。
唸り声かくや吐息を漏らす男の肩に掴みかかるようにすると、両足でぎゅっと腰を引き寄せて距離を狭めんとして。腰の振りを阻害せんと足は最低限のたるみを持たせていた。
肉を突く肉槍は、濡れてひくつく猥褻な箇所の中で震え上がっていた。
じゅぷじゅぷという水音は肉と肉が打ち付けあう音でかき消されていく。雄と雌が衝突する音に混じり獣のような嬌声があがっていた。
胸元に男が吸い付くと歓喜に少女の顔が緩んだ。
「くる、くるよぉ……! ん、はむ……ん、んぁっ! ん、はぁっ、あ、あああああっ!!」
唇へ唇が吸い付くと、逆に相手の唇を貪るかのように舌をねじ込み、啜り上げる。
一息に唾液を飲み込むとえずきながらも自らの欲望を吐き出していく。
少女の肢体がびくんびくんと震え上がるとぴんと張り詰める。すらりとした両足が男の腰を掴むと手前に引き寄せた。
少女の全身は加速度的に痙攣の度合いを緩めていった。
「はふ……はぁっ……はぁっ………んっ!」
どろりと接合部から白濁が漏れる。少女はしばし男の下で荒く息をしていた。
■セイン=ディバン > 部屋に充満する、むせ返るような性の匂い。交わりの芳香。いまやどちらが喰い、どちらが喰われているのか。そんなことも判らなくなるほどの、熱の渦の只中。
逃げるように引いた腰、性器を少女の腰が追ってくる。捕まり、まるで捕食されているかのよう。突くように腰が動けば、少女の子宮が疼くのがわかった。
「あ、あぁ!! オレも、イイぜ……!!」
名を呼ばれ、自分も高まっていると伝える。男を見る少女の目には、炎が宿ったかのようだ。恐らく男の瞳も、同じように炎のような紅。
そのまま少女に掴みかかられ、更に腰を束縛するように脚に力が込められ。それでも男はがむしゃらに腰を振り続ける。
少女の嬌声同様、男の唸り声も激しくなり、淫靡なる音とその声が、部屋の中でうるさいほどに反響する。
「っっ!! ぷ、はっ。すっげ、ぇ。エーヴの身体、マジで、サイコーだぜ……!!」
甘い香りを感じることが出来る胸の味に、愉悦に歪んだ声が漏れる。
相手の高まりも、限界近くのソレなのだと目星をつけた男は、唇の中を蹂躙するかのような少女の舌を受け入れる。
相手が男の唾液を啜るのを、きつく抱きしめ、背中を撫でることで肯定する。いいぞ、と。もっと味わえ、と。
そのまま、少女が達すると同時に吐き出された白濁は、勢いよく、熱く、結合部からも溢れていた。
両足によって密着させられた腰が、互いの痙攣を逐一脳へと伝えてくる。
「……か、はっ……ぶぁ……あぁ~……。生中出し、サイコ~……」
避妊など考えぬ射精をし、悪びれずにそう言う。そのまま、息整わぬ少女の頭を撫でてやり、腰を止めたまま少女が落ち着くのを待つ。
だが、その間も射精を終えた肉槍は衰えず、むしろ大きさを増大させてすらいた。
■エーヴ > あぁ、そういえば。と脳裏に残った理性がかろうじて告げる。避妊してないと。
もうどうでもいいやと色々と思考を放棄してひたすら貪り続ける。貪っているのか貪られているのかの判断は付かないまま。
部屋にはかすかに行為の残り香が漂っていた。甘いような酸っぱいような独特の香り。男と女の体臭が混じった独特なもので。
少女は男の逞しい肉体にしがみつきつつも、自らの胎内に放たれた体液の感覚に酔いしれていた。
「はぁ~……はぁっ……はぁっ、んあっ…………」
吐息を整えようと大きく息を吸っては吐いて。
男が頭を撫でると猫が喉を撫でられるよろしく顔を寄せていく。
「あったかい。たくさん出したね……」
クスクスと堪えた笑みを漏らす。
絶頂の波がいまだに去っていないのか、男と繋がっているだけというのに思い出したように体を痙攣させていた。
曰く女の快楽の波は男以上に激しく深いという。
「ん」
少女の瞳がちらりと己の下腹部を見遣る。まだ、雄は強度を失っていない。まだ出し足りないと主張するかのように鎌首をもたげていた。
男の背中を軽く撫でると、頬に唇を押し付けて、中性的な顔立ちを女性へと傾けた。
「もっかい僕のなかで出したい? いいよ。しよしよ。今度はどうしたい?」
問いかけると意図的に肉棒を締め上げて挑発して。目に見えてわかる欲望の表現法は女性にはないけれど、目に爛々と輝く情欲が男にも伝わるかもしれない。
体位を変えるならば無論協力するだろう。
■セイン=ディバン > 揺らぐ意識。間延びしていく時間と感覚。しかし、それを繋ぎとめたのは、部屋に満ちる性の香りであった。
いまだ少女と繋がったままであるということが、男に興奮を呼び、意識を覚醒させていく。
「……お~しおし。まぁ、時間はあるからさ。ゆっくり落ち着けばいいよ」
呼吸を整えようとしている少女を撫で続けながらそう言う。
男は既にある程度肉体は落ち着いていた。股間を除いて、だが。
「あ~。まぁねぇ。量には自信あるし。ってか、エーヴが可愛すぎてな」
擦り寄る少女を拒まず、正直にそう言う。結合部からゆっくりと垂れ落ちる液の感触に、男は自分の出した物でありながら、よくもまぁこんだけ、などと言う。
時折、身体を痙攣させる少女を見ながら、軽く抱きしめるようにしながら背を撫でる。
「……あぁ、タフさにも自信はあるぜ。というか、まだ味わい足んねぇなぁ」
視線が動いたのに気づき、次いでその理由にも思い当たる。いまだ元気な息子を誇示するかのように、少しだけ腰を動かした。
同じように背を撫でられ。頬に口づけをされれば嬉しそうに微笑む。
「そりゃもちろん。エーヴは最高にイイ女だしな。ん~……。じゃあさ、今度はエーヴが好きに俺のチンポ使ってみな?」
きゅうっ、と締め付けられる感触に、ウヒッ、などとマヌケな声が上がる。そのまま相手の瞳を覗きこみながらもう一回しようという言葉に乗っかれば、一度男根を引き抜き、男はベッドにごろり、と仰向けに横たわる。そのまま、雄々しくそそり立つ性器を揺らしながら笑う。
■エーヴ > 繋がったままの箇所。まだ硬さを失っておらず、むしろ硬くなる一方で。ならば誘うまでだ。はしたないなどとは言わせない。
「ん、でしょでしょ? 僕ってば可愛いからさーって、うーん……僕っぽくない」
言っておいて恥ずかしくなったのかノリを引っ込めつつも、けれど、男が腰を揺らすことで胎内に埋没していた逸物の感覚に目を細める。
まだ貪り足りないと主張するそれを、自分の下腹部を撫でることで治めようとする仕草。むしろ興奮を誘うだけであろうが。
引き抜かれる逸物。栓が無くなったことで白濁と透明な液の混合物が腿を伝っていく。
仰向けに横たわった男の傍に四つんばいになった赤毛がにこりと笑った。
「お、跨ってみる感じかな……えーっと、うーんと」
あれこれ試行錯誤の末に、男を下に両手両足で跨る。
腰を降ろして膝の辺りに座り込むと、そそり立つものが少女の薄く割れた腹筋を擦るような位置に来る。それを手で弄びながら上半身を前のめりにした。
「それじゃあ可愛いエーヴちゃんがセインをメロメロにしましょー!」
どうだと豊かな胸を張る。
手でいじくり倒していたものへ腰を降ろしていく。亀裂を縫い奥底まで導いていった。熱いものを受けて疼く子宮の情動そのままに、腰を振りたてていき。
「はぁっ……あんっ! んっ! んぁっ……、はぁっ!」
スローテンポどころか、猛烈な腰の上下であった。腰をくねるようなテクニックこそ無いけれど、体力に任せて媚肉で雄を搾り取らんとする。
■セイン=ディバン > 求められれば応えるのは男の勤め。ましてや美少女からのお誘いとあれば、乗らないのは失礼。この男は、真剣にそう言う男であり。
「おう。可愛い。綺麗だ。ステキ。美しい。マジで経験少ないってのが嘘みたいな極上の女だぜ」
矢継早に褒めながら、腰を揺らし。埋まったままのペニスを撫でるような仕草をする少女を見れば、見る見るうちに鼻の下が伸びていく。
寝転がりながら、少女の脚を汚していく液体を見れば、ニヒヒ、と笑いながら。
「やっぱ、美少女の肌と精液のコントラストってのは何度見てもいいやねぇ……。
そうそう、エーヴに跨ってもらいたいのさ。見下して欲しいって言ってもいい」
どこまで本気かわからない言葉を口にしている間に、少女は男の上に跨っていた。萎え知らずの剛直が少女の腹筋に僅かに触れ、男の鼻から短く息が漏れた。そのまま手で触れられれば、更に息が漏れ続け、正直に感じてしまっていることを伝えてしまうだろう。
「お、期待しちゃおうかなぁ? ……ま、もう大分メロメロだけどね」
えへん、と胸を張る少女にそう軽口を叩き。そのまま動かずにじっとしている。本来なら張った胸に触れたかったが、あまりイタズラをするのもよくないだろう。
そうして、ゆっくりと性器を導かれたと思った次の瞬間。少女が激しく身体の上で踊る。
「お、おあっ!? ちょ、は、激しっ!! あおっ!!」
その激しい動きに思わず情けない声が出る。まさしく、少女に犯され、搾り取られる獲物の鳴き声だ。
■エーヴ > 男の言葉に心臓むしろ脳が踊る。興奮と、喜びが同時に到来してパニックに等しい状態になっていた。
男の下品な笑い声もむしろスパイスだ。上に跨って腰を振るという行為の前座には丁度よかろう。
「ひぁっ! んぁっ! ……ふふ。女の子扱いって、嬉しいもんなんだねっ」
息を荒くしつつ声を上げる。男の両手を握ると、文字通り乗馬でもするような動きで腰を振りたてる。
だが馬は馬でもギャロップらしい。腰を上下に激しく振りたてていき、快楽に唇をかみ締めていた。腰を振るたびに豊かな胸元がたぷたぷと波打ち、男を誘惑する。腰の振りの激しさの余り結い髪が尻尾かなにかのように左右に揺れていた。
攻めが激しすぎるのか、男が女かくや悲鳴をあげる。
「ぁぁあン! ―――……ゃ うっ、ンぁ!」
雄を吸い上げんと、胎内は激しく律動していた。収束しては拡大する。揉みあげる。啜る。お漏らしのように蜜が滴り、少女の股座をてからせている。
激しさの余りか少女の息が全速力後のそれに類似する音を吐き出し始めた。
「はぁっ……はふ、はぁっ……ちょ、セイン。僕のこと突き上げて、くらはい」
ばてたのか、上半身をぺたりと男の胸元にくっつけると、顔をキスできる距離に近寄せて懇願して。顎から汗が垂れると男の体にかかるかもしれない。
それでもむちむちとした肉付きのよい臀部を緩やかに打ち付けて快楽を得ようと蠢かせていた。
■セイン=ディバン > 言葉は軽薄だが、心根としては誠実なつもりで。男の口からは本当に無意味な世辞などは一つも出ていない。本心ばかりだ。
「あっ、ああぁぁマジヤベェって!! よ、良すぎ!!
ってか、何度も言ってるけどエーヴはホント可愛らしい女の子だよ!!」
少女の激しい上下運動に、敏感にペニスが反応する。先ほど射精したばかりだというのに、もはやビクビクと痙攣を始めているくらいだ。
繋がった両手に、どこか気恥ずかしさと嬉しさを感じながら。目の前で揺れる胸に視線が釘付けになる。
それを味わいたい、とばかりに懸命に上半身を起こし、舌を必死に伸ばそうとするが。
「おほぉぉっ!! あ、だ、ダメだって、アヒンッ!?」
少女の嬌声と共に、膣が収縮すれば、そのあまりにも凶暴な快楽に背はのけぞり、無念にも胸は遠ざかる。そのまま勃起を続けていたペニスをめちゃくちゃに膣壁により愛撫されれば、情けない表情になったまま舌は伸び。しかし結合部から漏れる音と、腹に広がり始めた垂れた蜜の感触が、これが現実のことだと男の脳に覚醒を促し続ける。
「あ、っ、はっ。し、死ぬかと、思った……。腹上死とか、シャレならん……。
……よ、よっしゃ……。俺ももう限界だから、ガンガン、イクぜ……!!」
少女がようやっと動きを緩めたその隙に、たっぷりと酸素を取り込む。胸板に触れる少女のバストを、両手でしっかりと掴み、荒々しく揉む。そのまま少女に濃厚なキス。
垂れる汗は気にするどころか、むしろ好ましく思いながら。少女の緩やかな腰の動きに合わせ、男の腰が激しく動き始めた。
先ほどのラストスパートを思わせる速度で、少女の身体を文字通り突き上げ、揺らす。正常位から騎乗位になった為か、少女の中の刺激される地点は先ほどとは違うポイントになるだろう。
胸を。口を。膣を。限界まで味わおうと、男の身体は全力で稼動する。
■エーヴ > 女の子扱い自体あまりされない風貌プラス男装である。男の方が都合のよい仕事であったが為か、女の子扱いが相当に嬉しいらしい。
けれど女性物の服を着せようとすれば猛烈な勢いで首を振る程度には面倒な性格であるのだが。
男の上で腰を振る。盗賊稼業を生業とする少女は当然鍛えていたが、男を殺すには残念ながら至らなかったらしい。普段使わない筋肉が使われたせいか息がばててしまい、動こうに動けなくなっていた。男の上に腰掛けて休息して。仕方が無いので男に続きを求めた。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。死なない死なない。死なないよ殺さないもん……」
少女はぜいぜいと息を荒げつつ男の顔を見てあどけない笑みを向けている。
性行為は疲れるものなのだと改めて実感しているさなかに唐突に男が動いた。胸元を鷲掴みにすると、唇を吸い取る。
「―――!」
下からの突き上げが始まった。腹の内側を擦るようなピストン運動。ごりごりと膣壁を擦り立て、攪拌する動きに知らず口の端から唾液が伝い。
中性的な凛々しい顔立ちは蕩けて原型を失っていた。
男から唇を離すと、犬か何かのように舌を白い歯の隙間から覗かせて背筋を逸らし痙攣して。
「―――ッ! ぁ、あああッ!」
一つ間違えば悲鳴のような声で鳴く。激しすぎる動きのためか、胎内が激しく収縮していて。
そうして男を万力かくや締め上げて絶頂に至ってしまった。
■セイン=ディバン > 確かに、少女は年齢から考えればやや大人びた見た目であり。また、中性的でもあった。
だが、男にしてみればその言動はやはり可愛らしく。女性的であり。なによりも魅力的と感じていた。
その少女の魅力に応えようと、一物は限界まで膨らんでいたのだが。流石に上で激しく動かれ、快楽を与えられては男もどうしようもなかったらしい。
「いや、一瞬幼少期に飼ってた死んだペットの猫見えたよ?
……まぁ、死ぬわけにはいかないけど。エーヴになら殺される、まではいかないが。ある程度のことはされても許すよ」
まぶたの裏に浮かんだ元ペットの猫、『ている』の幻影は掻き消え。なんとか男の呼吸は多少ではあるが調った。
そのまま、相手に囁き、更に小声で、惚れた好いたの弱みってやつかね。などと呟きながらも。今度は男のペースであった。
「んむっ……」
唇を奪い、お返しとばかりに相手の口内で舌を暴れさせる。両手は胸をもみながらも、先端をつまみ、軽く引っ張る。
そして、まさしく貫くような深さまでの、激しいピストンが繰り返され、男もまさに限界という所で。
「ぐぅぅぅっ!! エーヴ!! また、中に出すぞ!!
受け止めろ!! 全部!!」
少女とのキスが終わりを告げ、悲鳴に似た声と共に絶頂へと達したのと同時に。今まで以上のキツさで締め上げられ、男もたまらずに射精を促される。
一度目以上の量の精液が少女の身体の奥へと逆流していき、その快感に、男は少女の身体をきつく抱きしめるだけ。
ちゃっかり胸の谷間に顔を埋めているのは、本能か、それとも計算なのか。
■エーヴ > まさか彼岸が見えかけていたなどとは露知らず。
体力がなくなってしまったのであれば、後は殿方のリードに任せるのみである。胸元を、内部を、口を愛されて、少女は果ててしまった。
「きてぇっ! 僕のなかにぜんぶ、ぜんぶ出してぇっ!」
少女は叫んだ。絶頂のためか視界が白く染まっていた。
全くの同時に男も絶頂に至った。体の中へとなだれ込んでくる大量の液体の温度に目を白黒させる。膣内はすっかり男の種で占有されていた。蜜液さえ全てはじき出さんばかりで、結合部から音を立てて白濁が零れ落ちていく。
「熱っ……」
頭がくらくらする。酸欠なのだろうかと口を開き喘ぐ。
男が豊満な柔肉に頭をうずめているのを見ると口の端をにんまり持ち上げた。仕返しとばかりに頭を撫でてやる。
「ひぁっ……はぁっ……! はぁっ……よしよし。がんばりましたーなんて。気持ちよかったけど……つかれた」
少女はいまだ繋がったままという感覚に酔いしれていた。襲い掛かってくる猛烈な眠気を遠ざけようと目元を擦り。
「好きだなんてあんまり言っちゃだぁーめ。勘違いしちゃうから」
言えば、男に胸元を預けたままうとうととし始めて。
そうして逢瀬は終わることだろう。声が激しすぎたせいか翌日宿の従業員に生暖かい視線でも送られて退出することだろう。
魔術を教えてもらう条件は満たしたのだ。盗賊稼業は更に捗りそうだった。
■セイン=ディバン > 一度ペースを取り戻してしまえば、あとは自分のリズムで登り詰めるのみ。少女の身体を全て味わい、そして男は少女と同時に達することとなった。
「お、おぉぉっ!? くはぁ……す、すげぇぞエーヴ。お前の中、うねって……おぉぉぉ……」
大量に吐き出される白濁は、少女の身体の中を汚し。そして、収まりきらぬそれが溢れ、零れた。
圧倒的な快感の波に、絶え絶えの声が漏れ、男の表情が弛緩する。
「……カハッ、カヒュッ……」
脳が酸素を求めるが、上手く呼吸が出来ない。口と鼻、両方から必死に息を吸うが、その度に甘い匂いが男の中に入り込み、脳を溶かされていく。そのまま頭を撫でられれば、次第に呼吸は落ち着き。
「……お、おぅ……頑張ったけど、若さには勝てないなぁ……」
体力と回復力には自信のある男だったが、やはり若さというものは体力差となって現れるのだろう。身体中に倦怠感がある。が、不快ではなく、心地よい疲労だ。
「……一応、本音だけどな。エーヴのことは好きだぜ。気に入った。
……んじゃま、一眠りしてから、魔術のレッスンといきますか……」
襲い掛かる睡魔に負け、男もまどろみながらそう言う。妻がいようが、結婚していようが。他人に好意を持つことは止められない。
それは感情の動きなのだから。
そうして、男は少女に自分の使える呪文を一通り教え、また再開することはあるだろうか、などと考えるのだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」からエーヴさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」からセイン=ディバンさんが去りました。