2023/01/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にルヴィエラさんが現れました。
■ルヴィエラ > (寒い夜、其れでも歓楽街から光は消えない
高級娼館の前で、客寄せをして居る娼婦達に労いを籠めて
カップのスープと、一寸した菓子を配った後で
門へと背を預け、己もまた街の様子を眺めて、様子を窺おう
相変わらず、何か切っ掛けが在れば、簡単に治安が宜しくない方へと転ぶ街
今も時折、娼婦達が傷を負って帰って来る、何て事も在り
其の辺りは、館主として、見過ごす訳には行かない事案でも在る
其れに加えて、館ではまだ、新たな娼婦達を集めて居る
表立って募集こそしていないが、己が目に留めた娘達に声を掛け
或いは拾い上げて連れ帰る、何て事も常では在るが
――生憎と言うべきか、幸いと言うべきか、此処最近は
娼婦と言う生き方を選ぼうとする物は、少なくなって居る様に感じられた。)
「――――……他の生き方が選べるのならば、其れに越した事は無いのだがねぇ?」
(隣にいる娼婦へと声を掛け、肩を竦めて談笑しながら
一言、スープを飲み終え仕事へ戻る娘達に、無理はせぬよう声を掛けて。
そうして、その仕事ぶりを――今宵は珍しく、同じ目線に降りて、見守るのだ)。