2022/10/28 のログ
■リュシー > うん、うん、……ごめん、ほんとに、反省してます。 でも!
(それこそ、野良猫を拾ってきた子どもが、母親に叱られるような格好で。
いかにもそれっぽいお小言を食らい、深く何度もうなずいて、
―――――それでも、決してくじけない。
次の瞬間には勢い良く顔を上げて、あれやこれやと猫耳少女のセールスポイントを口にし、
しまいにはほとんど泣き落としのような有り様で―――
そうして、まんまと。)
………あ、ありがとー!
恩に着る、あしたの朝ご飯、ぼくがおごるよ!
(根負けした娼婦の了承を得て、いそいそと猫耳娘を連れ込みながら。
調子の良い約束をしたら、娼婦のほうが呆れ顔で、
『アナタ、稼いでないじゃないの』という、もっともなご指摘を受けた。)
あーうん、うん、それもそーでした。
でも、うん、朝ご飯くらいならね、なんとかね、これからちらっと……
(その辺のカジノでも行って、ちらっと稼いでくれば。
そんな真似をするくらいなら、奢ってくれなくて結構。
娼婦が察してそう返してくる前に、とたとたと階段を上がってゆく。
猫耳少女の正式な処遇は、まぁ、―――――成り行き任せ、としよう。)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からリュシーさんが去りました。