2022/05/09 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 屋上」にイスルスさんが現れました。
イスルス > 港湾都市ダイラス
複合建築物 歓楽の城 ハイブラゼール

明けない夜を体現するかのような ゴルド それが全ての街並み。
外側では命を賭してゴルドを増やしながら 海と陸の成果を街で消費する。

皆 成り上りたい欲求と何かを賭けて得た慰みを求めて この街の中をさまよっている。



「…、…。」

イスルスは現在屋上にて 現在の月は半月 半と半で別れたそれは
先日見た切っ先が鋭くなっている三日月に比べてあっという間に肥えてしまっているのだなと思う。
満月には及ばないだろう月明り 月の高揚
無表情の 瞳の奥に光の無いイスルスでは余計にそれも乏しくなるだろうか。

季節柄では気紛れな 気紛れな冷風が吹いている。
潮も混じるだろうか 今夜からまた肌寒くなりそうなそれがイスルスの左右非対称の
白月明かり色の髪を揺らしながら 喧騒の中に比べればまだ心地よく感じていそうな
イスルスのそんな珍しい一人の時間。

すぅ、とイスルスは月と冷風の中で、まるで月の光を浴びた待機を吸う様に
月光浴に身を窶している。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 屋上」からイスルスさんが去りました。