2022/04/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にルヴィエラさんが現れました。
■ルヴィエラ > 「―――様子のおかしい娘が多い、と?」
(――その日、己が経営する高級娼館の私室にて、不意に受けた報告。
娼館の娘達が少なくない数、何らかの理由で体調に異変が在る、と
報告に来た娘こそ、如何やら活動に支障は無さそうだが
確かに――己が目から見ても、正常では無い様子で在るのは、見て取れた
既に一旦それぞれの私室へと移動させ、休ませている状態
幸いながら、あくまでみな比較的軽症で済んでいる、と言う事では在るが
――己が加護を与えた娘達が、己が加護とは無関係な変調を来して居ると言う時点で。)
「――――対処しよう。 御前は戻って、引き続き頼んだよ。
嗚呼…それと、手の空いて居る物は、館内の見回りを。
もしかしたら、"落とし物"が在るかも知れないからね。」
(――単なる一過性の物であれば良いが。
さて、手を拡げれば、其れだけ敵も増えると言う物。
分を弁えずに仕掛けて来る輩も、決して居ない訳では無い。
そう言う物に対しては、見つけ次第、相応の手を打たねばならぬ。
――座って居た椅子から立ち上がれば、己が部屋から出る
次に、姿を現すのは、建物の屋上――己以外の用無き出入りは、禁じている場所
其処から、緩やかに階下の、ハイブラゼールの街並みを見下ろしては
何か、目に付くようなモノや出来事が、起きてはいないかと、眺めよう)。
■ルヴィエラ > (――暫くして、其の双眸が、何か一点を見つめて細まった。
街の一角、人の姿。 動かず、娼館の方向を見つめて、ただ其処に居るだけ
されど――其処に、思い当たる物が在ったのだろう。 ふむ、と僅かに首を傾けて。)
「――――――おしおきだ。」
(――刹那、身体が影へと包まれる
闇に飲まれた館主の姿が、次に、何処に現れるのかは、きっと
正当防衛、或いは自己防衛、そんな大義名分が在る以上
彼の人影が辿る未来に、楽観的なモノは想像出来まい
何れにしても、本日の、ちょっとした騒動は
程なくして、決着を見る筈だ――)。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からルヴィエラさんが去りました。