2022/01/02 のログ
ご案内:「カジノ・BJフロア」にプレストさんが現れました。
プレスト > カジノには様々なフロアがある。
スロットやポーカーといった物と並び認知されているブラックジャック。
カウンティング対策で1プレイ毎にカードが破棄されていくのである程度、運で勝負が出来る。
ポーカー程荒れた勝負にはなり難いので初心者から参加し易い事もあって、程々に勝ったり負けたりを繰り返していた。

「17、負けたか。」

手札をオープンすると自分が17で親は18。
21がそう簡単には出ないとはいえ、17で勝負に出るのは初心者丸出し。
カモと見られてるのか自分のいる卓はそれなりに人が集まっていた。

(この卓に良い女でも居りゃ良いんだけどなぁ。)

小さく負け時に小さく勝って大きく負ける。
大きく勝てないのでトータルではマイナスだが卓で粘っているのはソレ目的もある。
手付きだけは二流くらいのディーラーの動きで負けながら、視線は周囲だけを伺っている。

プレスト > 「もう1枚。……バースト。」

5、5、3と配られた後に配られてきたのはQ。
ツキに見放された様な飛び方だが、悪態をつく事無く笑いながら負け分のチップを支払った。
触る事が許されたバニーが近付いてくるのは金払いの良いカモへの見返りなのだろう。
遠慮無しに尻を撫でるが、バニーは踊るかのように自分の周りを一回りしてアルコールを置き、チップを回収して去って行った。

「つれねー。」

尻だけで満足できるはずが無いのだが、その前に逃げられた。
この辺りは相手も客商売のプロフェッショナルなのだから、思い通りに行かないのは当然。
撫でた掌が腰を回り前に向かう前に逃げ切られてしまったので、掌が宙を踊ってしまった。

「50ベット。」

プレスト > 結局その日は負けをいくらか打ち消せる手が入って、微妙なマイナス。
それでも5桁を超えるゴルドが負けた事で、手持ちの映像や様々なモノを資金にする必要に迫られた。
金のアテはあるが、よろしくない仕事に手を染めるか自分が寡占している物や女を使う必要がある為に。
商談目的で一度席を外すのだった。

負けの流れを断ち切る事が出来たかどうかはまた別の話。

ご案内:「カジノ・BJフロア」からプレストさんが去りました。