2021/07/22 のログ
■シェライラ > 椅子に深く腰掛けて
ディーラに話しかけていく
「そーよ。後、綺麗に配りなさいよ、綺麗に」
適当にそう言いながら、カードを貰う
配られたカードを見てから適当にチップを差し出し
特にレイズもせずにオープンする
私もいい手であったのに、相手の手は私よりも上の役を作っていた
「へぇ…運がいいのねえ」
とりあえずは、イカサマしている様子はない…
というか、何も見えないし聞こえない
気持ち悪いとは思うが、別に遊びにどうこう言うつもりはない
恥ずかしがりで、自分の情報を出したがらない奴なのね。暗い暗い
これはこれで、イカサマしているかどうかもわからないが
所詮は遊び。それ以上でも以下でもない
チップが無くなれば、適当に出ていけばいいわよね
「はいはい次、次。さっさと配りなさいよ」
少し不機嫌に、もう一山チップをベットする
あと三山程度か。残り一つになったら出ていこうと考えていて
どうにもこの男、気持ち悪いからあんまり相手をしたくないのだけどね
今度の手は中ほどより少し上程度
勝てる手は多いけれど、普通なら五分で勝てる程度の手だと私が認識している手だ
■ルヴィエラ > 「おや、運が良い。」
(そう表現するしか無い手だと、誰もが思うだろう
増えた手持ちで、漸く相手と勝負になる枚数となる
不機嫌さを隠そうともしない女に、此方は相変わらず微笑を
続く勝負に、此方もまた、今度は少しばかり考えた後
増えたばかりのチップを少なく、控えめに賭けた。)
「――――……余り感じは良くないねぇ…。」
(今度は、配られた手をちゃんと受け取り、中を見る。
表情は変わらないが、零した言葉は良い色合いでは無く
先と同じ様に一度相手の眼を見てから、お互いに手札を公開しよう
此方の手は、先刻に比べれば普通の手。
けれど、ちょうど相手と同じ数字を示して居る物だろう
引き分け、勝ちはしないが、負けもしない。)
「おや、引き分けか。 ……如何するかな?
チップは戻すか、それとも、次の勝負に重ねるか。」
(ディーラーを挟んで居ない以上、其の辺りのルールはお互いの許諾次第
繰越すなら、賭けたチップを其の儘に、次に勝負で更にチップを上乗せする事になる。)
■シェライラ > なーんか感じ悪いわねー
一喜一憂するのが面白いのに、仏頂面して何が楽しいのかしら
賭け方もちまちま。チップを奪うこと?
なら別にあげてもいーんだけど…
「ふーんだ。あんたみたいなのは、出る言葉に大概嘘が混じってるのよねえ」
一瞬目を合わせてから、手札を公開する
弱い目ではないけれど、強くもない目の結果は…相手と同じ数字だった
「…出来すぎてるわねー。まあいっか。勝負してあげる」
どうせ、ここで更に一山賭けてもまだ余裕はある
次で負けるなら、私の運も無くなってきたということなのだろう
別に馬鹿にされているわけでもなし、適当に終わらせよう
「っと。さっさと配りなさい」
さて、最後の勝負、出た札は…
(まあ、最後に花が咲きそうね)
一応は、このゲーム最強の札の組み合わせが来た
けれど、最強には最弱が勝てるようになっているもの
このゲームでも、最弱の手札が唯一、この手に勝てるようになっている
この男がただ強いだけの男なら、これでドロー分も含めて勝てるでしょう
まあ、これで負けたら仕方ないわね。残ったチップを持って引き下がりましょ
「はい、オープン。そっちは?」
一応、見ている限りではディーラは怪しい動きをしていないように思えるけれど
さあ、どうなるか
目と耳を使って男を少しでも探りつつ、ゲームを進めていく
■ルヴィエラ > (――どうやら、勝負にイカサマは無いようだ。
挑発を仕掛けたり、敢えて引き、イカサマの勝負所を作ってみたりしたが
どうやら、純粋な運だけで勝って居る様だ。
なら、別段問題は無い。 此処はカジノ、そう言った夢がある場所だ
無論、誰しもが、並大抵の運で掴めるモノではない、が。)
「―――――ふむ、これは。」
(配られたカードを目にして、双眸を細めた。
もし、此処で勝ったとしても、別段相手に損害が出る訳でも無い。
自分に儲けが出たとて、正直な所、何の面白みも無い
なら、この場合一番面白くなる結果は――)
「――では、全部賭けよう。」
(――其れ迄得た分と手持ちを、全て。
そうして、何の迷いも澱みも無く、手札の公開へと移る。
先んじて公開した相手の手は、最も強い手。
勿論、勝ち筋が全くない訳では無い、が、運だけで此処で其れを引き当てるなら
最早その豪運には、感嘆しかない。
遅れて、ゆっくりと手札を公開する。
一枚目は、最も高い数字。 そして二枚目は――最強に、一点足りない数字。
酷く僅差で、女の勝利が告げられれば、微笑みながらも少々残念がり。)
「私の負けだ…勝負したのだけれどねぇ。
しかし困ったね、此れだと支払いに少々足りなくなって仕舞う。」
(――全額を賭けた結果。 相手への支払いに、手持ちが足りないのだ。
つまり、結果的にマイナス。 今あるチップの全部は一度、女の方へと渡されるだろうけれど
困ったように頬に指を当て、それから、全く困ったようには見えない笑顔で、相手の瞳を見ては。)
「そうだ、ではこうしよう。 ――お嬢さん、私を一晩買わないかな?」
(――恐らく其の発言で、この日一番のざわめきが起こっただろう
足りない額自体は決して多くはなく、女の手持ちからすれば無視出来る程度の物だろうが。
ここから先の夜を買うと言う其の意味が
果たして如何言う意味か分からぬほど、初心でもあるまい
席を立ち、ゆっくりと女の席へ回り、其の傍へと歩み寄れば
胸に手を当て一礼を向け、その横顔を、そっと覗き込もう
チップの山に隠れていた、姿を見せる様に)。
■シェライラ > イカサマなんて、する理由もない
負けたら私の運が悪いだけだ
嘲られたり、男が明らかなイカサマをしているのなら
それはそれで、全力で叩きつけるつもりだったけれど
どうやら、そういうことも無いみたいね
雰囲気からして用心棒か何かだったのだろうけれど…
私の敵じゃなかったわね
「ふふん♪、まあ面白かったわ。なかなかやるじゃない」
今迄の相手は、チップの山の大きさにビビるか
下手なイカサマをしようとして見破られていたかのどちらかだったから
真正面からきて、ここまで善戦したのは誉めてやろう
そして、私の勝ちで勝負はついたのだが…
「はぁ?わたしがアナタを買う?
どーしてそんなことしなくちゃならないのよ」
支払いが足りないから男を買えと
チップの山を回り込んでそんな提案をしてくる男に呆れた目を向ける
いや、まあ確かに顔立ちはいいけど。
精霊たちが読み取れないことと言い、何だか嫌な気配がする
だから、決心が揺らがないように顔を逸らして
「と、取り立て屋ぐらいいるでしょ。
こんなとこで働いてるんだから何か売ってでも用立てなさいよ
そんな簡単に身体を許すほど、私は落ちぶれちゃいないのよ」
ふん、と鼻を鳴らし、足を組んでそっぽを向く
確かに胸は高鳴ってるし、賭け事の後だからか少し熱いけれど
そもそも、周りがざわざわ五月蠅いからそんな雰囲気でもないし
ここで受けたら、私が男を軽く買うエルフみたいじゃない
そういう欲求はあるけど、普通の状態でそー簡単に誇りを失いはしないわ
■ルヴィエラ > (其れは此方も同じ事――もしイカサマをしていたのなら
其の時は少々お仕置きをさせて貰う心算だった訳だが
純粋なギャンブラーであったなら、何も言う事は無い
だから、ここから先の言葉はあくまで、お仕置きとは全く関係の無い個人的な物
ちょっとした悪戯と意地悪と興味も込めての、提案だ
顔を寄せた瞬間、視線を逸らされたなら、其の反応に口元へ弧を描く
ひょい、と相手の背後に移動して、椅子の背を掴み
其の肩越しに耳元へと顔を寄せれば、囁く様な声で。)
「―――私なら、君の求める物。 ……或いは、其れ以上を。
教えてあげる事が出来る、と言う意味だよ。」
(まるで――望んでいるのだろう、と、見透かした様に。
決して触れてはいない、けれど声が鼓膜へ届いた時点で
まるで本能から欲を、女を、揺さぶる様な感覚すら与えれば
――テーブルの下、他の客には見えぬ位置で、片掌が
女の下胎を、ゆるりと円を描くように撫ぜ
其の瞬間、子宮が、そして、両翼に位置する器官が
どくん、と、波打つのを、自覚出来る筈
まるで――何かに呼応し、煽られたかのように)。
■シェライラ > これがいきなりだったなら、私は何も考えることなく男の手管に乗っていただろう
声をかけられ、身体に触れられれば
強烈な…いつも抑え込んでいる発情が弾けてくる
「――――――――――っ!」
けれど、そこに雄を感じさせられなかったのが幸いか
思いっきり力を入れて、足を踏ん張って立ち上がる
やっぱりこいつ、ニンゲンじゃない
もっと妙な何かだ
「お、おあいにくさま!
……ヘンな術かけようたって、そうはいかないん、だから…っ」
後半は、小声で。
これが、直接的な…肉体を使った誘惑や、視線を介した魅了か何かだったら
あるいは、二人きりにされてしまったならば
ちょっと、耐えきれたかは怪しいけれど
強烈に下腹部が疼くだけなら、身を屈めて耐える
それは自然なものではなく、確実にこの男が仕掛けてきたことだから
こんな衆人環視で堂々と、負けたから自分を買え、なんて搦手で身体を狙ってくる奴に明け渡すほど安くはない
生憎と、甘い言葉に乗って奴隷になったエルフも居ることは知っているから…余程動きを封じられない限りは拒絶を見せる
「チップは、私の最初の手持ちチップ以外はいらない。…っ、じゃあね」
ただ、それでも男の言葉に、多少なりとも期待はする。
しかし…騙そうとして来たのが気に食わない
男は、自分を買えと言いながら…私に向ける視線は捕食者そのものだった
卑怯である。…あのまま頷いていたら、どうなっていたことか
あるいはこのまま居れば、もっと直接的な手段に訴えかけてくるかも
だから止められても尚、ばたばたと身体を暴れさせ
少量のチップを掴んでその場を後にしようとする
これであの男にも多少は面目が立つだろう
何せ、私が来る前と…何らカジノの資金は変わりないのだから
■ルヴィエラ > (おや、と、立ち上がる相手に少しだけ離れる。
仕掛けた意地悪よりも、まだ、自尊心の方が強かったか。
或いは、純粋に"お好みで無かった"か、だ。
自分の手に入れたチップの大半を放棄して、少量を掴んで去ろうとするなら
くすくすと笑み、肩を竦め。 そして、自分もゆっくりと立ち上がって。)
「――――彼女の分は残しておいてくれるかな。
私が渡そう。 それと――騒がせたお詫びに、皆に一杯を。」
(――イカサマを判断する流れで被っていた道化の仮面を、解く。
とは言え、元が道化よりであるから、少々演技めいた其れが無くなっただけだが
正体を知って居る幾人かに、後は宜しく、と頼んだ後で――女を、追いかける。
女がカジノを出た後、僅か暗がりの辺りへ差し掛かった辺りで
きっと、先回りしていたかのように、建物の影から姿を表すだろう。)
「――――……やぁ、済まないね。 少々戯れが過ぎた、早めに謝らせてくれるかい?」
(先刻の喧騒とは真逆、人気は、無い。
そんな場所で、先刻までの揶揄う様な調子は控えめに)。
■シェライラ > 「――――――っ」
あいつ、追ってくる
しつこいのは嫌い
自分に変な事をしようとしてくる奴なら猶更だ
「来るな!」
鋭くそう言って、土の魔法を行使
土壁を造り出し、その進行を阻み更に逃げる
逃走劇はいつまで続いたか
私の魔力も底をつくほど追われたか、あるいは――――――
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