2020/12/11 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 大通り」にさんが現れました。
> 賑わいの絶えない 眠らない街
大通りは店々の明かりが並び、人通りはカジノで増減させた者や競売で稼いだ者など
高級娼婦から立ちんぼまで眺めているかもしれない。
飲食 香水 負け犬の血潮の匂いが混じりあうのを、鼻先で感じ取りながら鐵はニコ目になっている糸目の面貌のまま

大通りのベンチで愛用している竹節の銀煙管に刻みを押し込む
擦ったマッチの火が掠めるように過ぎるだけで、細かな刻みは静かに燃え広がっていく。

「―――ふぅぅぅぅ。」

賑わいの中でも、まるで関係の無いようにおいしそうに煙を口の中で転がし、吹かす
鐵は本拠は王都ながらも、友人が稼ぎにと腕を見込んで連れ歩かされていた。
ここにきて少しは経つせいか、用心棒や遊んだ娼婦など、顔見知りは増えるばかり。

こうしてベンチに腰を下ろしているだけで、表情筋がほとんど動いていなくとも笑みに見える
その顔立ちはよく見えるらしく、手を振るうことが何度かあった。

「といってもボクも暇なんだけどな。」

―――素直に娼館に入り浸ろうか
―――それとも貴族から落ちぶれた奴隷娘でも眺める?

どちらも鐵にはベンチから腰を上げる理由にするには、少し浅い
お気に入りの酒場に顔を出すのもいいかもしれないものの、今はこうして銀煙管を燻らせる
その時間でまったりと次の方向を考えることがよかったらしい。

> 煙管の煙はすぐに消えてしまう
数度自然とすったところで声がかかった
手練れの酔いどれが暴れているらしい

命を取るよりも搾り取ろうと、無手での行為を望まれた。
まぁいいか、と高級酒場にて一線を終えると、自然とどこかにしけこんで。

ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 大通り」からさんが去りました。