2020/04/13 のログ
ご案内:「高級娼館 ファタール」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (王都に開店した、もう一つのファタール
其の運営が漸く軌道に乗り、安定を見せて来た事で
再び、活動の拠点はハイブラゼールへと移る
王都での知名度は、此れ以上必要無く、この後の人脈作りに関しては
彼方の責任者を任せた娘へと、一任するのが当初の計画通りでもあり

故に、此処の所余り目を掛けられて居なかった、ハイブラゼールのファタールにて
今宵は、少々催し事も兼ねての夜会を開いて居る

ファタール館内の食事場を、一時的に館の扉前、庭にあたる空間にも設営し
数人でテーブルを囲みながら、食事や娼婦達の出し物を愉しめる様に。

本来ならば、館の中へと入らなければ目に出来ぬ光景では在るが
今宵だけは、道行く者達も、普段館の中でどんな催しが行われているのかを
遠巻きに眺める事が出来る、様に。

無論、娼婦の本分たる部分までは、外では行われて居ない、が。)

「―――――……やぁ、普段見ない者も多い様で、何よりだ。」

(――つられて、食事だけでもと、足を踏み入れる者も。
盛況たる其の様相を、最上階の、突き出した小さなベランダから眺めては
満足そうに、手にした葡萄酒を一口、咽頭へと流し込んだ)。

ルヴィエラ > (店の外に席を設けるにあたって
普段よりも用意した料理は、控えめな値段設定になって居る。
入り口には、「感謝と共に」なぞと書かれた立て札が在り
食事に関しては今宵限り、一寸した稼ぎの冒険者でも
其れなりには注文し易く為っている。

無論、其の分質が落ちた訳では無い、其れでは何の意味も無い
子の館では、こう言った味を愉しめるのだと言う宣伝も兼ねるのだから。)

「――――……思ったよりも、良い眺めだ。
評判が良ければ、間を空けて、また催しても良いかも知れぬね。」

(あくまで、此処暫く本館である此方に目を掛けられなかった事もあっての
突発的な催し、の心算では在ったのだが
もし、外での食事に来客からの好感が在るなら、存外良い案なのやも知れぬ
勿論、そう何度も頻繁に行うのは、手間や娘達の負担も考えれば難しいし
何より此処は、あくまで娼館であるのだから、焦点を違えてはいけないのだけれど)。

ルヴィエラ > (そうして、暫くその盛況を見守った後
ベランダから、館の中へと姿を消して――)

ご案内:「高級娼館 ファタール」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > ハイブラゼール、カジノにて。
一人の女がカードゲームに興じていた。

「あらん? また負けちゃった?」

現在、女の戦績……だいぶ負けている。
ちょっとシャレにならないくらいの額の負けであるがして。
女は、余裕の表情を崩さない。

「……フフッ」

カジノの勝負というのは、運も絡むが。
冒険者たる女にとっては勝つのは決して難しいことではない。
だが時に。ただただ運だけに身を任せた勝負がしたくなる時がある。
なので、大敗喫していようと、女にとってはむしろ楽しいくらいなのだ。

「それじゃあ、もう一勝負」

しかして負けが込みすぎるのも問題なのだが。
最悪、身体を売れば金は稼げるしなぁ、なんて考えつつ。
女は更にゲームを続行していく。

セイン=ディバン > 女は勝負に夢中になり。
結局、かなりの金額を店に献上することになった……。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からセイン=ディバンさんが去りました。