2020/04/04 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス トゥルネソル商会 ダイラス本店」にシロナさんが現れました。
シロナ > 「ただいまー!!」

 港湾都市、ダイラスの一角にある、トゥルネソル商会、そこは、本店としての場所であり、王都でお金を稼ぐリス・トゥルネソルの実家であり、今、戻ってきた娘の、シロナ・トゥルネソルにとっても家である。
 先日の夜、タナール砦への配送のお手伝いをしてきた帰りがけに、少女は立ち寄ることにした。理由としては、取りあえずお仕事終わったのでちょっとくつろぎたいのと、家に帰らずに、もう少し遊んでいたいという子供っぽい理由。
 入って来た少女の格好は、冒険者の様な、レザージャケットにレザーパンツであり、その背中には、大きな大きな鉄の箱。
 ダイラス本店の従業員に驚きは無いのは―――むしろ、ドラゴンの比率は此処が一番多いからである。
 祖母のオリヴイエ・トゥルネソルは、海龍リヴァイアサンであり、むしろ、リスやシロナから言えば、王様のような物である、リスたちの家が竜の巣なら、此処は、竜の宮殿と言うべき場所。
 とことこっと、少女はお店の人に挨拶してから、外側を回ってにある倉庫街へ行って、トゥルネソル家の倉庫に鉄の箱をどすんと、置いた。
 その脇には、もっと大きな――本格的にドラゴン用の箱が並んでいたりする。そのうちこれを運ぶのかななぁ、と、ぺしぺし、箱を殴るが、魔法で保護された箱はびくともしない。

「ま、いっか?」

 商会を継ぐとも考えてないし、少女は思考をポイっと放棄して、荷物だけおいて、シャワーを浴びようと、裏手にある家の方へ。
 シャワーを浴びたら、闘技場を見に行くもいいし、ハイブラゼールに遊びに行くのもいいな!とワクワクしている。

シロナ > 勝手知ったる我が家と言う感じ、少女は裏の母屋に入って、とことこと、従業員ドラゴンやおさぼりドラゴンなどに挨拶しつつシャワールームへ。
 たっぷりのお湯に入るのもいいけれど、直ぐに遊びに行きたいので少女はシャワーを選択する。
 服と、ジャケット、レザーパンツを脱いでいけば、その体は、全体的に褐色であり、日焼けでなったものでは無く、その腹筋は母親……冒険者の方に似たか、しっかりと割れている。
 乳房もぷるんとした柔らかさを持って、その先端はピンク色で。どちらかと言えば冒険者の母に似た容姿となっているのだった。
 シャワールームに入り、ぬるめのお湯をざざ、と流して泡立てたタオルで肌を擦り、垢とか、誇りとか汚れを綺麗に拭っていく。
 最後にざばぁ、ともう一度大きく体を濡らすようにお湯をかけて完成。
 少女は手早くシャワーを済ませて、ほんのりと濡れる肌、タオルで体を拭って水けを取って、服を着なおす。

「じゃ、行ってくるねー。今日は、爺ちゃん帰ってくるの?あ、来るんだ?ならご飯食べるからー!」

 少女は店員に祖父たちの予定を聞いて、じゃあまたあとでねー。と軽く手を振ってダイラスの方へ歩き始めた。
 どうしたものか、ハイゼラブールか、闘技場か。

 港湾都市の道をてくてく進みながら、腕を組み考えた。
 どっちがいいかなーって。

シロナ > 「うん、決めた!気になるなら、両方行きゃーイイじゃん?」

 どちらか片方などと決めるのが烏滸がましい、どうせ逃げるようなものでは無く場所でもないのだ、遠慮なく両方に行けばいいのだときめて、少女はにしゃぁ、と悪い笑みを浮かべて見せるのだった。
 決めてしまえば後は早いもの、でありまずは、早く終わる方を見ればいい、という事で、之なら闘技場の方かなと。
 少女は、いくぞー。と息を巻いて走り始めるのだ、だって晩御飯の時間もあるのだから、こういうのはなるべく早く終わらせる方が良い。
 とたたたたーと、軽快に走り始めた少女はそのまま、ダイラスの夕暮れに消えて行くのだった。

ご案内:「港湾都市ダイラス トゥルネソル商会 ダイラス本店」からシロナさんが去りました。