2020/03/12 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にユネさんが現れました。
ユネ > (普段遊び歩くのは、王都の中、ご近所ばかりなのだけど。
時折こうして遠出する。例えば、娼館総出の遊行などで)

「けどなー…めんど…っちぃのは…なー……」

(ちょっぴり、げっそり顔なのは。
何時にも増して甘甘な両親が、やる気を発揮したせいなのか。
それとも娼婦のおねーさん達に、妹分の如く捏ねくり回された結果だろうか。
普段だとあまり身に着けないような。ちゃんとしたドレス姿をさせられている為。

………此処は、夜の街の奥深く。眠りを忘れ、それ以上に倹約やら貯蓄やらも忘れた、カジノのど真ん中。
ちょっとばかり遊んだ後。何だかドレスに注目されている気がしてしまい、ぐったり気味で。
壁際のソファの上で行儀悪く。ごろごろと)

ユネ > (やや離れた所から。同行した娼婦達の、愉し気な声が聞こえてくる。
普段の仕事が忙しい分。福利厚生の一環である小旅行を。きっちり愉しんでいるらしい。
其処の所は素直に良かった。うんうん、納得。
…問題はこちらなのである)

「賭け事…なぁ――当たんなかったら、やーだし…」

(基本愉しい事好きな人間なので。負けが込んでしまったら、愉しくないだろうと。
そんなリスクを考えると。いまいち、ギャンブルには身が入らない。
それにやっぱり。娘にとって、一番楽しい事と言えば…)

「だーれっか、遊んでくれないか……なぁ…」

(知らない場所で、知らない人に、声を掛けられて。
そのままずるずる、一晩お楽しみに耽るとか。大好きなので。

ただ、人の視線を感じる割に、ナンパされるような気配が無いのは。
俯せでぱたぱたと両脚を揺らす、子供のような仕草のせいで。
綺麗なドレスも捲れ上がり膝や臑を剥き出しにして。色々台無しなせい…かもしれない)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にアルファさんが現れました。
アルファ > 依頼を片付けて温まった懐で遊びに訪れた。
安酒場とは違う顔触れに真新しい礼服を着る紳士淑女達は見慣れてきたが。
今日は随分と女性の声で賑わっている。見れば淑女に比べて随分と活気ある女性の多さに目が惹かれ。
交わす視線にスカートを捲りあげる挑発じみた仕草にクツクツ喉を鳴らしてその方へ歩いていく。
一面女性だらけの華やかな、それでいてかしがましい空間に目を滑らせていると。
その中でも一番目を引く行儀悪く足をばたつかせる女性に気づいて。

「おいおい。娼婦だってそんなことはしないぞ」

相手が座るソファーの背凭れに手をついて不服そうな顔を覗き込んだ。

ユネ > (こう見えて。大事な稼ぎ手なのだから、娼婦達は、大事に大事にされている。
だからこそ、今日のような機会も有るわけで。
そんな中でも、ある種きっちり職業意識の高いお姉さん方。
お金を持っているのだろう、カジノでの散財を厭わない男達に、ちょくちょく営業を掛けている。
彼女達の声だけ聞いていても。行き交う客足が、何となく察せるのだけど。
気配の一つが何やら。直ぐ間近で止まったようで)

「ぅー…ん…?おや…おや…ぁ?久しぶりだねぇおにーさん…?」

(また、ごろり。俯せから仰向けに変わってみると。こちらを見下ろす顔と目が合った。
こんな所で奇遇だけれど。覚えの有る相手の姿に、にへらと笑うと。
引っ張り寄せてしまえと言わんばかりに。両手を伸ばして、彼の頭を抱き寄せようと)

アルファ > 人懐っこくともだらしなくとも見える笑顔に目を細めて

「お?覚えてくれてたんだ。それならもう少しは行儀を正して……」

言い終える前に伸ばされた腕に抱き寄せられる。
ソファーの隣に寄せていた半妖は地に足つけながら女性の体へ顔を寄せて。

「酔っ払ってるの?それとも誘ってるのユネ?」

顔を寄せたのは胸。そこから上目遣いに覗きながら乳房を手で揉もうとした。

ユネ > (つぃと引き寄せる事が出来るのと。
男の方からも手が伸ばされて、ふにゃんと胸を包み込まれるのが同時。
公衆の面前、それでも、声を上げたりするどころか。
ますます、抜けたような笑みを深めながら)

「そうだねぇ…お酒も、嫌いじゃないけど。
独りで飲んでても、愉しいとは感じないから、ねー…
だから今は。何をするにしても、誰か…おにーさんとかと。一緒が良い、かな…?」

(だから、誘っているのだと。
さらりと言い切ってしまえば、少しだけ、頭を持ち上げて。
寧ろ、店内を行き交うみんなに見せ付けるかのように。唇を重ねてみせる)

アルファ > 公衆はポーカーや娼婦団体のお相手でユネの方には目を向けない。
また半妖もユネの方だけ見てる。

「なるほど。それじゃ俺と一緒に楽しいことしよう」

それ以上言及はしない。重ねようとするキスに相手の頬に手を添えて触れるだけのフレンチキスをして。

「今日は随分とごきげんだねユネ。それじゃあっちの別室の方にご一緒してくれる?」

こっちがキスを返すのは相手の手の甲で。相手が了解してくれるならその手を繋いで場所を移そうとする。

ユネ > 「そうそう。…ふふー…楽しい事、って言うのはね?
独りよりも、二人とか…それ以上でないと。成り立たないんだよ、ねー…?」

(取り分け娘の場合、その傾向が強い。
愉しいこと、気持ち良いこと、イコール…と考えると。当然ではあり。
唇には唇を。そう求めたのなら、さり気なくかわされて。
ちぇー、などと上げる声も。別に機嫌を損ねた訳でもない、冗談半分。
何とも格好良い、手の甲へのキスに。くすくす笑いながら。ひょいと脚を振るようにして立ち上がり)

「それで。おにーさんは、どんな愉しい事したい?」

(勿論、答えは一つしかない。けれど、それを実際聞かせて欲しい。
悪戯な表情で、こてんと首を傾げてみせながら。
二人で、こっそり……ではなく堂々と。きっと「そういう事の為」に設えられた、別室へ)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からユネさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からアルファさんが去りました。