2019/10/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」にクウさんが現れました。
クウ > ハイブラゼールの大通りにある酒場の一軒。
船乗りや冒険者、ガラの悪いと言える客層が多い店内を駆け回るようにして慣れない給仕の仕事に精を出す。
本当はこの街で荷物を手渡す依頼だけだったがふと目に付いた給与のいいバイト。
一夜だけして明日に出発すればいい、そんな気持ちで受けたバイトだったが大忙し。
特に慣れない仕事だけに店内を右に左にと駆け回って。

「あ…はい………今…持ってく……」

そしてまた新しい注文をテーブルへとはこんでいき。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「うっわ……混んでるぅ」

カジノで大勝し、よし腹を満たすか、と入った酒場。
時間も時間ゆえに、見事に大盛況。
男は、客の合間をすり抜け、何とかカウンター席へとたどり着き。

「とりあえず黒麦酒」

と、注文したところで一息つく。
店内を見れば、見慣れない給仕の女の子の姿。

「マスター、あの子臨時の従業員?」

興味が湧き、マスターに問えばマスターは微笑んだまま一度頷く。
なるほどねぇ、と呟きながらそんな女の子を見るが。

(……あの子、結構デキる感じだなぁ)

雰囲気。遠目に見た体のバランスや肉つきから。
ある程度腕が立つ人間だと思い。なおさら興味深く思う男。
とりあえず、マスターの差し出した酒を飲みつつ。
声かけてみようかな、なんて考える。

クウ > 「……いらっしゃい……」

テーブルに注文を運ぶと次のお客が見える。
開いた席に他のウェイトレスが案内するのを傍目に両手にトレイをもって店内を歩きまわす。
時折に伸ばされる手も自然な仕草で避けては注文を置いて去っていき。

新しいお客が店主と何かを話しているのを一瞬だけ見ては仕事に戻り。
トレイを空にすると店主の傍に戻り。

「配達……終わり……」

そう声をかける場所は自然と店主と話していた客の傍で…。

セイン=ディバン > 「はいどうも」

あまりの混雑っぷりに、女の子に声をかけられても反応の薄い男。
そもそもこの男は基本的には静かに飲みたいタイプなのだが。
空腹では贅沢も言っておられず。ゆえに女の子に反応しそびれるという男らしからぬ行動。

そうして、丁度気になっていた女の子が近くに来たのであれば。

「……マスター。この子とちょっとお話したいんだけど、いいかな?」

と、唐突に切り出し、男はマスターに幾許かの金を握らせる。
マスターは少し困ったような顔になるものの。少しだけですよ、といい。女の子に、ちょっと休憩でも、と告げる。
ただし、その後に。もしもこの子がイヤがったら諦めてください、と念を押す紳士っぷりであったが。

「あいよ。……なぁキミ。ちょっとおじさんとお話しない?
 飲み物でも食べ物でも奢るからさ」

苦笑しつつ、女の子に声をかける男。
一応は、下心はあれどそこまでがっついてもいない様子。

クウ > カウンターに戻ると今は注文が止まっているのはオーダーを渡されず。
それならと少し店内を眺めているとまたお客と店主が何かを話している。

その話の内容が何か自分に関わっているような内容に視線を店主に向ければ告げられるのは休憩。
良いのかなと思いはするが店主がそういうならと休憩に入ることにして。

「……私と……?物好き……」

何を話すのか、その考えしかなく不思議そうにそういう男性に目を向ける。
奢ってくれるという事に一応はお礼と言うように頭を下げてジュースを頼み。
そうして隣に座って話を聞く姿勢を見せる。

セイン=ディバン > 男としては、まぁ断られるならやむなし、と思いつつの行動だったのだが。
意外にも、相手が拒絶することなく、ジュースを飲み始めたので。
まずは安堵のため息。

「いやぁ。可愛い子見かけたら声かけたくなるタイプでね。
 オレ、セイン=ディバン。冒険者で、今日はお仕事休みのオッサン。
 よろしくね」

物好き、かどうかは主観客観入り乱れることなので、とりあえず触れずに。
まずは自己紹介し、男は酒を呷る。

「ほんで、率直に聞きたいんだけど。
 キミ、結構強かったりするんじゃないか?
 得意な武器は? 魔術の心得は?
 出身はどこ? 所属ギルドは?」

早速、相手を質問攻めにする男。
今や国内でも有数の冒険者となった男ではあるが。
強い人間との会話や、そこから得られる知識、閃きというものにはめっぽう弱いのである。

クウ > 「……ナンパ氏?それなら……少し先…娼婦いる…けど?
ん……クウ。私も……冒険者……」

自分としては男性が話したいという事が物好き。
他のに可愛いウェイトレスは何人もいて美人な娼婦も少し先に多い。
それなのに自分とと不思議に見ながら名乗り返し。

「…え……え?
強く………そんなに…ない……
武器……カットラス……こっちで…買った…魔法……?
出身…東の…国……ギルドは……」

いきなりの質問攻めに目を丸くして気おされつい答えてしまい。
なんでそんな事を気にするのかわからず、目を白黒として。
なんでそんな事を聞かれるかがさっぱりわからないという顔をしてしまう。

セイン=ディバン > 「わかってないね、お嬢ちゃん。
 男って面倒な生き物でね。金で愛を買いたいときと。そうでない時があんの。
 で、今日はそうでない気分な日」

娼婦を買うのは気楽で話も早いが。
それだけじゃあ面白みがない、と。笑いながら語る男。

「いやいや。仕事中の姿だけでも分かるぜ?
 そこいらのチンピラ共じゃあキミの相手にもならねぇだろ。
 ……カットラスたぁまた。いい趣味してる。
 なるほど、東出身だから、聞き慣れないキレイな名前なのか。
 ……っとと。いっけねぇ」

相手が答えてくれれば、なるほどなるほど、と納得する男だが。
そこで軽く頭を下げ。

「すまん。ちと興奮しちまった。
 キミみたいに若い子で、強そうな子見かけるとついなぁ……。
 で、クウちゃん。ここで働いてるってことは。お金が入り用?」

いきなりの質問攻めを謝罪し、次の話題に切り替える男。

クウ > 「………判らない。
この国の人間……考え方…下半身…直結……だから
珍しい……人……」

少なくとも普段なら住んでいる王都の貧民地区では見ない考え。
面白みがないと男性は語るが、自分には男性が面白く見えて。

「………そう……?ン、それぐらいなら……
まだ…使いやすい……から……
………珍しいだけ………?」

本当に色々と聞いてくる人だと不思議に見る色合いが強くなっていく。
そんな中で頭を下げられると首を左右に振って。

「ん……凄くしてた……注目の…的…
強い……事ない……から…
お金は……いる……今は……明日までの…時間つぶし…」

少し考えて頷く。
色々とあってお金が沢山かかるようになってしまいあって困らない。
だから素直にそこは頷いてしまう。

セイン=ディバン > 「と、口では言いつつ。
 オレもその下半身直結型のタイプなのは間違いない訳だが。
 ただまぁ、この歳だ。品無く口説く、ってのはもうやめた訳」

手の平を軽く振りながら男が笑う。
少なくとも、キミへの下心がないでもない、と。そこは本音を白状しておく。

「オレぁ、剣はからっきしダメでね。才能がねぇってやつ?
 しかし、カットラスを使いやすいっていうのは凄いなぁ。
 あれ、結構クセないか?」

たはは、と声を漏らして笑いつつ、さりげなく相手と距離をつめるようにする男。
いつの間にか空になっていた酒のお代わりを注文しつつ。
相手の言葉にふむ、と考え込むような仕草。

「実際の所、闘ってみねぇと実力までは分からないだろうけど。
 少なくとも接近戦ならオレより強いんじゃねぇの?
 ……ん~。なるほどねぇ」

さ~て、どうしたものかなぁ、と考える男であったが。
思考が面倒になったか。相手を真っ直ぐに見て。

「金出して女買う気分じゃない、って言ったけど。前言撤回。
 クウちゃん。オレと寝ない? 寝てくれたらお金。
 あるいは、割のいい王都でのお仕事を紹介するよ?」

随分と胡散臭い笑顔のまま提案する男。
自分の言葉に責任持たない辺り、ある意味いい性格をしている。

クウ > 「……年のせい?
でも………いいと…思う」

手を振りながら言う男性、下心も言うあたりまだ信用は出来るかなと見て。
いきなりにどこかへ連れ込みにかかる男たちよりはましだろうと。

「あれは……鍛錬……と、斬った数……
そんな事……ない、もっと…難しい…の使ってる……
クセ……?」

笑いながら告げる男性に少しだけ笑みを浮かべて返し。
ジュースのお代わりを頼みながら剣や武器の事を少しだけ楽し気に話して。
急に考え込む様子になんだろうと見て。

「戦うの……好き?
ン……それは……やってみないと…判らない」

何だろうと男性をじっと見て。
そして真っ直ぐにみられると考えが決まったのかなと。

「………本音、出た。
両方とも……それと…赤ちゃん…仕込まないなら……いい」

やっぱりエッチだったと少しだけ目を細めて見つめ。
アルバイト中の誘いなので少々無茶な条件を付けて。

セイン=ディバン > 「ま、ある程度色々経験するとね。
 口説いた抱いた、ってだけなのが空しくなっちゃうわけよ」

ほんの少しでも、ウソでも。まぁいいので。
心がふれあいを欲するのさ、などと嘯く男。
どこまでが本気か分からない言葉である。

「なるほどねぇ。ま、今は剣以外の武器で戦ってるんだけどさ。
 ……もっと難しい武器って、どんなだ?
 う~ん、なんていうか。重量バランスっていうか。
 オレも一回だけ触ったことあるけど。取り回しが悪いっつーか、オレには向いてなかったなぁ」

少し武器について話しつつ、自分はカットラスは使えなかった、と告白する男。

「時と場合による。無駄な戦いはキライ。女の子を守ったり助けたりってのは好き。
 訓練としてやりあうのは……ほどほどなら、大好き」

くくっ、と笑いつつ、正直に語る男。
なお、弱いものいじめは割と好きなのは内緒だ。

「言ったろ? 下心ありありだって。
 お、いいねぇ。冒険者たるもの手に入るものは全部狙っていかないとな。
 ん~……中出しはダメってことね。いいよ、それで契約成立で」

相手の提示した条件に納得しつつ、食事代を払い。
マスターから二階の部屋の鍵を借りる男。
マスターはと言えば、相手に向かって、この人絶倫だから気をつけてね、などと。
相手を心配するようなことを口にする。

クウ > 「……ただの……わがまま……?」

聞いていると凄く我儘に聞こえる。
この言葉を貧民地区で言えばきっと不特定多数に襲われるんじゃないかなと考え。
本当に何を考えてるのかわからない人と認識して。

「無理に剣…じゃなくて合うのが…いい
え……刀だけど……
ん、あれ…先端……重いから……慣れないと…ね
何度も……使って…慣れないと…駄目」

一回だけという言葉に短すぎと呆れ、もっと使わないと助言もして。

「理由があるなら……それでいい……。
無駄に…戦うの……よくない…」

その考えには同意すると頷き。
もし男性がバーサーカーならきっと話を切り上げて仕事に戻っていた。

「ん……やぱり獣……。
仕事…ないと……大変…だから……
しても…いいけど……出来たら…引き取って……」

あれよあれよと店主と話しを進めていくのを眺め。
告げられた言葉に少しだけ後悔をして男性に買われていく事に。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」からクウさんが去りました。