2019/08/25 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (大人の姿のほうが街歩きに都合は良いが、とにかく燃費が悪すぎる。
深夜を迎えて、もう塒へ帰ろうかと思っていたところで、
顔見知りの娼婦に首根っこを掴まれた。
少女の姿でいた己に、なにやら「好都合」だなどと言いながら―――

引っ張られていった先は、明らかなトラブルの現場。
一人の娼婦にしつこく付きまとっている若い男は、一見貴族風ではあるが―――
本人の意思を無視して、身請けだ何だと騒がしい。
トン、と背中を押されて、うーん、と低く唸ってから。
わざと靴音高く、不機嫌そうな顔を作って歩み寄りつつ)

ママ、何してんのぉ?
あ、……もしかしてまた、若い子騙してたとか?
ダメじゃん、本気になられる前に、ちゃあんと、
こんなおっきな娘がいるんです、って教えとかなきゃー。

(ご執心と思しき娼婦に詰め寄っていた男が、目を丸くしてこちらを見つめる。
ちろり、と冷ややかな眼差しを返してやりながら)

あんたもさ、こんな若づくりのおばちゃんに、
良いように誑かされてるうちは、ここらへんで遊ぶの、早いんじゃないの?

(かつての己を知る者が聞けば、きっと、お前が言うな、と総ツッコミが入るところである。)

リュシー > (捨て台詞、というにはあまりにも、情けなさの過ぎる台詞を吐いて、
男はどこかへ走り去っていく。

―――――はぁ、とひとつ、深く息を吐いて)

………コレで、ヨロシイでしょーか。

(くるり、仰ぎ見た先でうんうんと頷いているのは、先刻、
己の首根っこ掴んで連れてきた娼婦である。
傍らに立つトラブルの原因たる娼婦のほうは、まだ混乱中の様子、だが。)

とりあえず、ぼく、もう寝るから……、
あんまり変な客、掴んじゃダメだよー。

(ひらひら手を振って、ついでに欠伸をひとつ。
寝る、と言った言葉通り、今度こそ塒を目指すことに。
―――――呼ばれても今夜はもう行かない、という意思表示を、
部屋の扉にぺたりとはりつけてから。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からリュシーさんが去りました。