2019/08/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にイーシャさんが現れました。
■イーシャ > 日が落ちたハイブラゼールのカジノ街。
暑さの残る夜にも関わらず煌びやかな照明に彩られた街は、熱気に包まれたように多くの人が行きかっている。
そんな人ごみの中を一人のミレーの青年が走り抜けようと、気に留める人がどれだけいることか。
認識されようとも、主から火急の要件を仰せつかった奴隷だろうとでも思われる程度だ。
だからこそこのミレーの青年にとって、こういう場所は稼ぎやすいポイント。
「今日もひと稼ぎできたな~」
人ごみから抜けて人気の無い路地裏に入り込む青年の手には、ゴルドの入った袋がいくつかぶら下がっている。
こういった行いに対し、まともに取り締まるような兵士などここにはほとんどいない。
ここで怖いのは堅気ではない人間たちの方…だからこそ手を出す相手は慎重に選んでいるつもり。
それに『寄付』を募る相手も、いかにも金はあっても権力はあんまりなさそうな人間を選んで手を出しているつもりだ。
まぁでも一応ちらほらと周囲に気を配りながら、ゴルドの入った袋を懐に収めるのだけど。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からイーシャさんが去りました。