2019/06/15 のログ
ジナイア > やがて、傾けた盃に琥珀色も失せた頃。
何度ももの問いたげな視線を投げてきていたディーラーにうっそりと微笑いかけると、ありがとう、と唇が動く。

(――楽しかったよ)

次いで細めた目線でそう継ぎ足して。
するりと席を立つと、雑踏の中、ゆらりと漂う足取りを外へと…

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からジナイアさんが去りました。