2019/06/13 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 払い出されるチップの山が夢を生み、その山を築く屍を増やす賭博場。
ハイブラゼールは、今宵も多くの人々を欲望の渦に巻き込んでいた。

そんなカジノの一角。一際豪奢な衣服を着飾った人々が集まるエリア。賭け事に興じながら世間話に花を咲かせる上流階級の者達。その中に、ルーレットに興じる少年の姿があった。

「……ふむ。少しは運が向いてきたと見るべきかな?それとも、情けをかけられたと言うべきかね」

別の貴族とのポーカーで適当に負けてみせた後。腰掛けたルーレットでは的中が続いていた。
とはいえ、眼前で微笑むディーラーは玉の落ちる場所を操作するなど造作もない事。揶揄う様に声をかければ、曖昧な笑みが返されるだろう。

とはいえ、山脈の様に築かれたチップの山も、己にとっては端金である。換金するのも面倒だな、と僅かに溜息を吐き出した。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > そうして、少年の遊戯は更けていく…
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。