2019/05/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「ふむ…」
港湾都市、その中にあるカジノの一つ。
少女は、休憩所でのんびりと寛いでいた。
あれから少女は、ルーレットで稼いだチップのほとんどを現金に戻し、それを呼び出した式に持たせ、邸宅へと送っておいた。
………まぁ、用事が用事だっただけに、その式に怒られたのだが、それはそれ、置いておこう。
ともあれ、そんな訳で、少女は再び少ない手元で稼ぐ事となる。
だが、変わらず、その状況を気にしていない。
少女的には、また増やせばいいや、そんな感覚なのだ。
取り敢えず、あれだ、次に何をやるか決めよう。
ルーレットは飽きたし、それ以外で。
■タマモ > 寛いでいる休憩所の席、そこから、ぐるっと周囲を見渡す。
こう、何か気が引かれるようなものが、あるかどうか。
ルーレットを除けば、後はトランプとか、ダイスとか、スロットとか、そんなものだろう。
そんなもの、とは言えど、そこから更に何種かのゲームがあるのだから、種類自体は少なくない。
そこから何を選ぶのか、そこが問題だ。
後は相手とか、それもあるだろう。
純粋にここのディーラーに頼むか、そこらの面白そうな相手を探すか…
楽しめそうなのは、どちらかと言えば、後者かもしれない。
なぜならば、少女が負けた事のある経験、その時の相手は大体が素人なのだ。
時に、素人とは不思議と運を呼び込む。
少女からすれば、勝とうが負けようが、その結果は関係ない。
「むむむ…なんとも、こう、これだ、と思えるような相手と言うのは居らんものじゃのぅ」
そんな呟きを漏らしながらも、少女はのんびりと探し続ける。
■タマモ > 「あー…相手もそうじゃが、やるゲームも決めねばな。
空いておる席はそれなりにあるが、はてさて…」
三つ挙げたが、内スロットは相手も何もない。
となると、トランプかダイスか…
どちらかと言われれば、少女としてはダイスの方が好みだ。
そう考える間もなく、その結論は出た。
「よし、あの席に決定じゃ」
よいせ、と休憩所の席を立てば、空いたテーブルへと向かう。
端に幾つかのダイスが置かれた、ダイス用のテーブルだ。
この店のディーラーを呼ぶかどうか、との問いがあるが、そこは断っておく。
そうした後、そのテーブルの席へと腰掛けた。
「まぁ、賭けるのはチップか己か、そんなものかのぅ。
相手が来るかどうか、それもまた、運次第と言うものじゃろう」
うむ、と己の言葉に頷き、椅子に凭れ掛る。
来れば良し、来なくとも、すでに稼いだ後なのだから問題はない。
■タマモ > 考えてみれば、ルーレットでの勝ちようを見られていたら、そうそう入ってくる相手も居ないか。
まぁ、うん、己が相手であっても、選択はしないだろう。
「………初めから、ここに居れば別だったんじゃろうが…」
今更である、仕方無い。
もう少しだけ待って、そこで結論を出そう。
そんな感じに、軽く考える少女であった。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からタマモさんが去りました。