2019/05/03 のログ
■ツール > 何故目の前の相手は先走りを舐めるのか…。
本当に男の知っているシャノンは変わってしまったのだ…。
死んではいないが変わった、新しく生まれ変わった。
そう、相手は生まれ変わったんだと、ようやく男も思えてきて。
酒場で聞けば無養生な相手がいったら互いに大笑いまではしないながらも、笑うような演技。
相手が足を広げ秘所を指で広げれば小さな女陰。
それをこれから男の物を捻じ込む。
相手の笑顔を向けられればまだ罵ってくれる中無理矢理犯す方が互いに楽だったかもしれない。
自分の中途半端な選択のせいだ。
相手に笑顔を向けさせている。
心配ないと告げられているような気持ちが尚男の心を縛り付ける。
「あぁ俺も、もう我慢できない。 お前を…シャロンを犯すぞ。」
にやりと、唇の端を持ち上げ男は少女に笑いかける。
ボロボロになって、それでも前に抱ければ死ぬ局面。
自身はいつもそうやって笑っていた気がする。
そして、仲間と戦い抜いてきた。
小さな頭、見れば可愛らしい顔である。
できれば娘に欲しかった。
そうして、彼氏ができたの等と言われたら憮然とするのか、どんなリアクションをするのか。
昔であれば女を前にして余分な事なぞ考えずに貪欲に相手を求めることができたが、老いた脳味噌は至高の枝葉を分けてしまう。
哲学者でもないのに俺は何を考えているのだと、内心で自分を笑いながら、顔を近づけその小さな唇を吸う様にキスを重ね、甘くついばむ。
顔を地下逢づければ笑顔をみなくて済む。
そんな事を考えながら近づいていく二人の体。
小さな相手、体を折り曲げるのはきつい。
柔軟は欠かさない様にしているが、明日からもう少しまじめに増やそう。
そんな事を考えながら男根をあてがい、その感触に体が、心が震える。
恐怖歓喜混乱支配欲背徳感怒り嘆き。
シャロンが相手でなければ自分で死ぬか相手を殺すか、八つ当たりの様に相手を犯す事もできたかもしれないが…。
男に取って戦友にはそんな八つ当たりは出来ない。
唇を離し相手を昔に比べればやや脂肪の乗った胸に抱き、押倒す様に体重を掛けながら愛液を滲ませる秘所に男根を突き立てていく。
ツプッ、ヌルっ─。
先端が飲み込まれ、そして膜に触れる。
「シャロン行くぞ。 痛ければ俺の事を噛んでいいからな…」
自身の胸の中にいる相手の頭にキスを落し男は囁きかけると、意を決してその膜を破り、男根で小さな膣を貫き、子宮を突き上げた。
■シャノン > 「んひいいいいい♡♡♡」
挿入れられて、初めて感じたのは、痛みでも苦しさでもない、快感だった。
今まで感じたことのない感覚であった。
何か足りないものが満たされる充実感。
相手が好きでしょうがない愛情。
そういったものがまぜこぜになって、シャロンを襲う。
うれしい、うれしいと女の本能が歓喜の声をあげる中、シャロンの心配はただ一つ、ツールでしかなかった。
女を好き勝手犯せる状況。鏡で見る限り、自分で言うのもなんだが、幼げなだけで極上の女だったと思う。
しかしツールは苦しげでしかない。顔も見られないのだろう。
自分が油断しなければ、そんな後悔を抱きながら、しかし少しでもツールが自分を許せるように。
顔を見て、笑顔でこういう
「ありがとう、きもちいいよ」
と。
その笑顔は男だった時と同じように不器用で、不格好で、だからこそ本物だと伝わるように。
そうして何度も突き上げられる。
うれしい、気持ちいい、大好き、そういった気持で頭が埋め尽くされる。
ああ、ツールのこと、なんだかんだで好きだったもんなぁ。
そんな納得をしながら、犯されるのがうれしくてうれしくてうれしくて、そんな自分が悲しくて、ツールのことが苦しくて、すべての気持ちを込めて口づけをしたり、抱き着いたり。
翻弄されながらも気持ちだけは本物だと自信を持っていえる、それを伝えようと必死だった。
■ツール > 聞こえたのはぞわぞわするような嬌声。
人の女とは違う、心を擽る甘い嬌声。
手を掛ければ容易く折れるような細い喉からそんな声が上がるのがある意味で信じられない。
まさか相手が自分に愛情を向けているなど、露とも思っておらず…。
だが、きつく飲み込む様に蠢く膣の動き。
そして、抱きしめる相手の顔を見れば昔の親友がだぶつく不器用な笑い方。
戦友の顔をして笑う少女の額にキスを落す。
小さく響くリップノイズ。
その音を立てたのが自分だと思うと、何とも言えない感情になる。
ない交ぜの混乱した感情が男を塗りつぶしていく。
そして、胃袋に収めたアルコールがようやく仕事をし始めた。
昂る感情、理性の箍は次第に弱くなる。
「黙ってろ。 何も言うな─。」
戦友を思い出させる顔で笑わないでくれ。
本当はそう叫びたい。
だが、そんなことができるわけもなく、ごつごつの、節くれだち、手の皺も目立ち、武器の手入れと長年吸っているタバコの精で僅かに着色が残る指で、無垢なサラサラの髪の毛を後ろ頭を撫でる。
そして腰を動かせば突き上げる度に響く甘い声、熱く甘い吐息。
そして男の鼻腔を擽る少女の甘い体臭。それを嗅ぐ様に相手の頭にキスを落し、項にキスを落し吸い上げる。
そしてとりとめのない思考の中でふと気づいてしまう。
一突きするたびに自分の手で昔のシャロンを新しいシャロンで塗りつぶしていくような気がする。
そして、このセックスが終わった後、腕の中に残るのは戦友だったシャノンなのか、淫魔となった女のシャノンなのか─。
いっそ色に来るって幼女に溺れる変態だったらよかったのに─。
もっと相手の催淫の力が強くて理性を殺してくれればこんなことも考えずに済んだのに。
だが、口にしなければいけない。
喉が渇く。
「すまんな、お前の中の男だったシャノンを殺すのは…どうやら俺の役目だ…。
女になったシャノンでお前の中を塗りつぶしてやる…」
ある意味で相手に向ける死刑宣告。
男のシャロンを女のシャロンで塗りつぶしていく。
そうすれば、この後、自分以外に抱かれることがあったとしても、踏ん切りがつくだろう。
先ほど相手に言われた時に俺の中のシャロンを殺すなといった舌の根も乾かぬ内にそんな事をいう。
だが、気づいてしまった淫魔に引っ張られ女に、雌になる相手に。一突きするごとに子宮を押しつぶし、幼い秘所を醜く歪ませる。
ごり、ごり、ぬちゅ…ぬちゅ…
密着していてよかった。幼い腹であれば男がうごく度に自分の男根の位置が膨らみ見えてしまったかもしれない。
そう思いながら男は腰を叩きつけ、女を犯し始める。
相手の髪を擽るのは酒精が混じる男の獣の様な吐息。
思いだす。まだだいぶ若かった時。
敵の追撃から隠れていたときの雨の森の中。
助けることも出来ない戦友があげる苦悶の声で、自分やほかの戦友が見つかりそうになり、その戦友を正面から見つめながら首のを締め上げ、骨を砕いた時を。
腰を叩きつけ小さな少女を突き上げる度にその時をありありと思いだす。
あぁ。昔にやったことがある。今と同じじゃないか。大丈夫。おれは戦友を殺せる─。
「っふっ…シャノン─。気持ちっいいか。」
相手の額に口づけを落としながら、男の大きな両手が細い首に添えられる。
■シャノン > 「……」
ああ、自分は今、親友に親友殺しをさせてる。
そのことが悲しくて、そしてメスとして認めらていることがうれしくて、どんどん精を搾り取ろうと体は勝手に腰を振り、膣はイチモツを搾り取っていく。
今の自分の表情は鏡を見なくてもわかる。
メスとして、最上級の笑顔であり、そして同時に、シャロンとしての笑顔も浮かべ、ツールを苦しめている。
そうしてツールが苦しむのがまた雌としてうれしくて、やめられなくなっている。
腹の中は完全にツールのイチモツで埋まり切り、ごりゅっ♡ ごりゅっ♡ と犯され染められ切っている。
そうして首に手を添えられれば
「ツールだけの、シャロンに、してもいいよ」
暗にそのまま首を折っても構わないと告げる。
そうすれば、ツールはシャロンだけのツールになるのだから、それがうれしいのだから。
ああ、自分はそこまで雌に落ちてしまったのか、そんな後悔が頭をよぎってすぐ消えた。
「あっ♡♡ あっ♡♡ いぐっ♡ いぐううううう♡♡」
そうして限界が訪れた体は、ツールのイチモツを搾り取る。そのまま中に精を受け止めるために、膣がキューッと締まる。
■ツール > 突き上げる度に、膣の中は搾り取るように男のペニスを包みこみ、絶頂へと導いていく。
俺は上手に苦しまずに戦友を殺せているだろうか…。
獣のような吐息を零しながら喘ぎ声の中ぽつりぽつりと交わす互いの会話。
腹の中を男のそれで埋め。そして、相手は男に貫かれ、犯されているのに浮かべるのは雌の顔。
大枚をはたいて買う娼婦なぞとは違う人外の美。
それを今犯している。そんなことに心と体が喜ぶのも確か。
そして無意識に添えた男の手に添えられる小さな、小さな手。
びくりと、電撃に打たれたかのように男の体を振るえ、雨の中の森から、埃っぽい空気のセーフハウスへ引き戻される。
「バカが。 俺達にはすることがあるだろう。それに─お前はまだ若いんだ。若くて他のいい男も見つかる。」
重ねたられた手を握り返し、男は唇の端を上げ、敵を見つけた時の様ににやりと笑いかける。
「っく… あぁ 俺もいくぞ シャノンっ!」
哀しい男の性、柔柔と搾り取られる一物で最後のひと突き、小さな体の中に納まった子宮を押しつぶしきゅーっと締められるままに男の白濁を注ぎ込んでいく。
■シャノン > すべてが終わって、気まずい空気が流れる。
「……ツール。えっと、ね。俺、ツールのこと、大好きみたいだ」
余計気まずくなることしか言えない自分が嫌になりながらも、シーツに包まりそう告げる。
「男に抱かれるのは嫌だけどさ、ツールなら、結構いいな、って思っちゃって」
自分は今どんな顔をしているだろうか、きっと恋する乙女の顔なんだろうなぁ、と他人事のように。
「あ、ツールが別にほかの人が好きならばそれでいいんだけど、うん、自分の気持ちだけは伝えたくて」
言い訳のようにそう告げる。完全にシャロンは殺され、新しいシャロンになったのだった。
■ツール > 気まずい空気。
シーツに包まる相手はいったい何を言っているのだ。
頭が痛くなる。
「おっさんを酷使するな。 淫魔につきあっていたら戦うどころか枯れ果ててしまう。」
恋する乙女の表情を向けられると苦々しい顔をしながらも、ぼやき、大きな手でわしゃわしゃっと髪をくしゃくしゃにするように頭を撫でる本気ではないことは伝わるであろうが…。
続く彼女がいるかという言葉には答えずに、ベッドの端に転がした、酒瓶を取り出しぐびりと煽り。
「シャノンも飲むか?」
酒瓶を相手の横に置き、男は相手の頭を優しく撫でながら同じようにベッドの端の自身のスーツからタバコとオイルライターを取り出し慣れた動作でタバコに火をともした。
あぁ、とりあえずタバコの味と酒の味はいつもとは変わらない。
■シャノン > 「のむー♪」
女として生きる、それを決めた以上は、女らしく振舞ってもよかろう。
多少媚を売るかのようにそうツールにこたえ、酒を受け取り、口に含むと
「んー♡」
唇をかわして、酒を分け合うのであった。
■ツール > 酒瓶を受け取る相手を眺めながら煙草のフィルターを咥え紫煙を取り込み、天井に向けてふぅっと吐き出す。
媚びるような声を背中で聞きながら、男は天井を土産ぼんやりと思う。
何故だろう。相手の切り替えが早すぎる。
付いていけないのは老いのせいなのか。
柔軟性なのか…。
そう思っていたら、まさかの口移しの要求。
とりあえず、一度目を閉じさせるように、手のひらで瞼の上を撫でてから口元のタバコをベッドサイドのテーブルの上に置き、相手の小さく可愛い額にデコピンを一発。
そしてようやく唇を重ね、酒を分け合っていく。
「ん…」
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からシャノンさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からツールさんが去りました。