2019/02/10 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 少女は気紛れだ。
そして、その行動範囲は少女次第でいくらでも拡大する。
中心は王都マグメール…と思いきや、自然地帯に作った己の領域。
そこを中心に、魔族の国から、シェンヤン、最初の地ティルヒアと今やかなりの広範囲である。
まぁ、一度行った場所は転移で行ける、そんな移動手段があるからだ。
そんな少女が今居るのは、港湾都市にあるカジノであった。
がちゃこ、とスロットのレバーを引き、ぐるぐる回る図柄を見ながら、ぽん、ぽん、ぽんと手際良く押す。
見事に図柄は揃い、ざざーっとコインが排出される。
少女の側には、何箱ものコインの箱が台車の上に積まれていた。
「ふふんっ、妾の手に掛かればこんなものじゃ。
この前は不調で、散々な目に会うたがのぅ…これは、りべんじ、と言うものじゃ」
満足気な笑みを浮かべ、機嫌良さそうに尻尾をゆらゆら揺らしている。
そうしながらも、更にスロットからコインを得てゆく少女。
言葉の通り、この前のお返しとばかりに容赦無しであった。
■タマモ > 「さぁて、次は何をしてやろうかのぅ?」
よいせ、とスロットの席を立てば、そんな言葉を少女は漏らす。
手を止めて立った時点で、やっと終わったと胸を撫で下ろすだろう、店員達。
そんな者達へと、こう、わざと聞こえるように。
少女とて客だ、勝っているからと、無碍には扱えない。
止めるに止められない、そんな相手を、少女はにまにまと笑いながら見詰める。
「………と、冗談はさておき、本当にどうするかじゃな、うむ」
先の発言は、半分は冗談、半分は本気である。
気を取り直せば、ぐるりと周囲へと今度は視線を向けて行く。
面白そうな賭博の席とか、そんなのがあれば、興味本位で向かうのだろうが…
■タマモ > と、少女の視線が、ふと一点で止まる。
カードゲームの席が一つ、程よく空いていたのだ。
ただし、そのテーブルは小ぢんまりとしたもの。
ディーラーに対し、一人が相手をするような席っぽかった。
「ふむふむ…面白そうじゃのぅ」
何か思い付いたらしく、少女は意地の悪そうな笑みを浮かべた。
考えよう次第では、色々と遊べるやもしれん。
そう考えれば、少女は即行動である。
コイン一杯の台車を引き、その席へと向かう。
その後はどうなったのか?さて、どうなったのだろう?
その辺りはご想像にお任せしよう。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からタマモさんが去りました。