2019/01/15 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にシュミーさんが現れました。
シュミー > 「ー…貧乏くじ引いた…」

隊商に護衛され、マグメールからやってきた踊り子は、はぁ、と息を吐く
彼女は酒場付きの踊り子ではあるが…逆に言えば、酒場の店主からお願いされれば無下にはできない
今回は、この街に店主の兄弟が店を出すらしく…その手伝いをしてほしいということだ

手伝いと言うのは宣伝。まだ人手が足りないため内装の準備で精一杯の様子
なので開店前にしっかりと宣伝をしておきたいという店主からの願いに従って簡単な紙を配っている

寒空の下だが、彼女の体質故特に苦にはならず、無表情ながら綺麗な容姿故かちらほらと紙を受け取る姿もあり

「……よろしく、おねがい、しまーす」

なんてやる気のない声を出しながら一人でぼんやりと宣伝の紙を配っている

シュミー > 『ねー、暇?遊びに行こうぜ嬢ちゃんー』

「……ばつ。…仕事中、だから。また、お店に来て」

紙を受け取った相手が視線を向けてくるが…欲望が足りない、と小声で落第を告げて
紙に書いてある店に来てくれ、と宣伝だけしておく
もちろん本来彼女はマグメールにいるため嘘なのだが、客引きには有効だ
ここで相手が無理に迫ってくるようなら声を上げるところだが…

『ち、そんな恰好しやがって。酒場じゃなくて娼館の間違いじゃねーのか』

気に入らなかったのか、そんな捨てセリフを吐いて荒く髪を受け取り、相手は去っていく

「……当たらずも、遠からず。」

マグメールではそういわれても仕方ない仕事をしている。

「よろしくー、おねがいーしまーす」

やる気なさげに、しかし紙は全部配ってきてくれ、なんてお願いをされれば仕事に対しては真摯な彼女はしっかりと配り続けている

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にイーシャさんが現れました。
イーシャ > いつも賑やかハイブラゼールは、こんな時間でも明るいし人も引っ切り無しに歩いている。
そんな大歓楽街に、ミレーの青年は仕事半分、遊び半分な面持ちでやってきていた。
といっても、冒険者も裏稼業も自由業みたいなもので、まずはこうして遊びまわるのが先だったり。

「お!…おろ?」

そうして歓楽街を散策していると、こんな寒い時期にも関わらず露出度の高い…高すぎる褐色の美女が一人…なぜかビラ配りをしているではないか。
他の男たち、ついでに女たち同様に興味津々な視線を送りつつ彼女に近づいてみれば、青年にもまたビラが配られたりするだろうか。
その時に彼女の顔を見て、青年が首を傾げた。

「お姉さん、王都で踊ってる人だよねぇ?
こんなところで…出張?」

間違いない、王都のとある酒場で、彼女の姿を目撃したことがある。
目撃…と言っても酒場に入って眺めていたわけではなく、酒場の外から窓越しにであるが、見たことがある…という程度だった。
別に彼女がいつも踊っている酒場が、ミレーお断りを掲げているわけではないだろうが、奴隷や迫害の対象となっている以上、初見の酒場にはどうしても入りづらいのだ。
ともかく、そんな彼女とこんなところで会うことができたのであれば、お近づきになりたいと思うのが男心。
にこやかに話しかけつつも、青年の視線は彼女のはっきりとしているであろうボディラインと顔立ち、これでもかとじっくり眺めていた。
何より黒の尻尾がふりふりと蠢いているあたり、強い興味を持っていることが傍から見てもわかっただろう。

シュミー > 「よろしくー、おねがい、しまー…。…?」

寒空の中、平気な顔をして紙を配っていると話しかけてくる姿
ちら、と感情が薄い金の目をそちらに寄せて

「ん。そうだけど。…これは、一時的な手伝い」

後少しとなった宣伝の紙を掲げつつ
小さく揺れるしっぽをじー、と見つめて
ミレーは見たことはあるが、大抵が引き回されているかこそこそ隠れているか、なので…彼女の方も少し興味が湧いた様子

「…、…。何?興味、あるの…?」

私、ミレーじゃないけど、なんて見てわかることを言いながら
相手の視線を避けるわけではなく、敢えて体をずらし、深いスリットを見せつけて
ふるん、と双丘が揺れて脚と共に視覚を愉しませるだろうか
表情は変わらないものの、どこかからかいを含んだ声音。

イーシャ > 「ふぅん、どうりで面白くなさそうな顔してたんだ」

そこでようやく受け取ったビラに目を通せば、新しい酒場のビラ…だけどそのオープンはまだ先であると読み取れる。
これで宣伝になるのかなと思いつつ、彼女の表情と声を読み取って不本意な手伝いなんだなと。
誰がどう見てもやる気なさそう感はあったかもしれないけど。

「うんうん、あるある。
…おねーさんも?」

確かに、青年のように特徴を隠さず大手を振って街を練り歩くミレーは少ないかもしれない。
興味があるか、と聞かれれば、にっこり微笑んで2回ほど頷きを。
そして彼女もまたミレーに対し偏見のなさそうな様子と、尻尾に向けられた視線に気づき、尻尾をくねらせてみる。

青年の視線に、スリットから覗く生足やら腰つきやら、さらに遠慮なく揺れる豊かな胸にも、当然の如く視線をくぎ付けに。
積極的な女性は、大好きなようだ。

「と…よかったら、ビラ配り手伝うよ」

視線を改めて彼女の顔に戻し、できれば共に遊びたい、と思いつつ。
彼女に抱えている仕事があるなら、それの手伝いを申し出よう。

シュミー > 「……んー…仕事、だからやるけど…正直、退屈
…興味…?、ある、かな」

怒りも何もない無表情だが男の見立て通り退屈していたらしい
尻尾がくねればゆらりゆらり、と金の目がそれを追うだろう

「……ん……いや、いい…。私の仕事、だし
少し、待って」

ビラを配ろうと言ってくれる相手に対しては少し考えたが断って
仕事に対しては、これが自分に与えられたものだ、とプライドがある様子


「よろしく、おねがいしまーす♪」


少し男から離れたかと思うと、表情が変わる
明らかに愛想笑いではあるものの彼女が笑みを作ればそれなりの効果はあるのか…少なかったビラはどんどんその高さを失っていく

「……おわり。」


男が肌寒さを感じ始めたころ、ビラを全て配り終えて女が戻ってくる

「……ここからは、自由。…遊んでくれるの?」

愛想笑いを潜めて無表情のまま。少し見上げる様に男を誘いに来るだろう

イーシャ > 「わかった、待ってるよ」

尻尾を揺らすと彼女の金の瞳がそれを追う。
別にミレーは珍しくもないだろうが、こうして間近でミレーと接する人間というのは案外多くないのだろうか。

仕事の手伝いを申し出ると彼女は少し考えてから断ってきた…彼女なりの考え方があるのだろう。
ただその仕事ぶりは先ほどと異なり、今度はずいぶんと愛想良くビラ配りを再開し、そう時間もかからずに仕事を終えることができたようだ。

「お帰り、うん遊ぼう。
なんか寒くなってきたし…」

待っている時間は長くはなかったが、寒空の下待っているだけというのは存外冷えるもので。
無表情ながら誘うような仕草の彼女の手を取ろうとすれば、近場の宿にでも二人して向かっていくだろうか。

シュミー > 寒そうな相手とは裏腹に明らかに布が薄い彼女は平気そうである

「エスコートされるのは、久しぶり…」

どこに連れて行ってくれるの、なんて言いながら
何故か暖かい体を寄り添わせて

「……あそぼ…♪」

囁くように言って、宿へと向かうでしょう

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からイーシャさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からシュミーさんが去りました。
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