2018/12/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夜の酒場、寒さなんぞどこ吹く風といった具合に熱気あふれるこの街の酒場。
喧騒止まず、暴力と酒と賭け事が支配する空間だ。
その一角――

「んぐ、……まっ、また……!」

がん、と机に突っ伏す、大きな大きな男が一人。…さっきからさんざんカードに負け続けた男だ。
この男からだいぶん毟り取っった連中は、引き際が肝心とばかりに早々と退散していた。
くそうぅ、…と呻いて男は自棄気味に酒を注文した。金の確認はされたが。

「うっせェ、ちょっとくらい残ってらァ。」

なんて普段よりも元気なく騒いで、また机に、どかんと突っ伏し直した。
実にまあ、どこまでも賭け事に弱い、そういう性質は変わらないよう。

イグナス > どうしても飲みはちびちびとしたものに。ちょっとばかしやさぐれた空気で大男は、もう少しの間飲んでいた――
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「うお、おお……さむい、寒ぃ……ッ!」

がたがたぶるぶる、音にすればそんな感じ。
両手で己をかき抱くようにしながら、男が一人、酒場へと足を踏み入れた。
外はシトシトと降り続く雨、全く、寒いうえに雨なんて、ろくなもんじゃあない。
酒場の店員にタオルを借りつつ。

「おう、悪ィな、ちょっとごめんよ、おう、おう。」

なんて気楽な調子でどっかり。酒場の暖炉の目の前、一番いいとこに座り込んだ。
おおさむい、と手を暖炉に向けているけれど。
まあこの大柄ゆえに実に邪魔だ。近くの客からはちょっとばかし白い目で見られてた。気にはしていないが。