2018/12/18 のログ
■ジンライ > 昼なお薄暗い賭場。煙草の煙でむせかえるような空気の中、長身痩躯の東国風衣装の男がテーブルの間を縫うように、ゆっくりとバーカウンターへ向かって歩いて来る。
その額と頬には大きな傷があり、かつ三白眼で薄い唇といういかにも悪者顔だが…今その口元は何やら大きく横に引かれて目尻も若干下がっており、それが全ての凶悪そうな雰囲気を呑気なものへと変えている。
ぶらぶらと足を運びながら賭博テーブルでは必ず少し足を止め、しばらく眺めるだけで参加する意思は無さそうだ。…かなり物欲しそうな表情にはなるが。
■ジンライ > 漸くカウンターへと辿り着くと、見知っているらしいバーテンへよォと片手を上げる。
「久しぶりだなァ、風邪引いてねェか?」
声を掛けられた男よりかなり年上の初老のバーテンダーは、苦笑しながら久しぶりはこっちのセリフだ、と返す。そして男にメニューを差し出しながら、今日は儲かったのか?と問う
■ジンライ > 「いンや、今日はなンもやッてねー…えーと、これ頼むわ」
メニューを指して注文をして、小銭をバーテンへ滑らす。賭場全体を眺めるようにスツールへカウンターと逆向きに腰掛ける。表情は先と同じく緩んだまま、カウンターへは背を預けるように肘を掛けて寄り掛かる。
バーテンダーが男が頼んだ酒をテーブルに滑らすと、ありがとな。とグラスを手に取り
「…あァ?顔が緩んで気持ち悪ィって……よけーなお世話だってェの」
そう返しながらも、男は上機嫌そうにウィスキーグラスを一口呷る。
■ジンライ > 「まァ、久しぶりの賭場なンだから、楽しませろって…」
少しだけ疲れた顔をしてから再びグラスを呷って、自由っていいなァ?などとバーテンを振り返る。バーテンの奇妙な表情にけらっと笑って、また賭場を見渡すように向き直る。
■ジンライ > 「あァ?…あー、やりてーのは山々なンだけどよ…まだ一応仕事中なンだよ。ハマって遅刻しちまったら怒られッからな」
心底残念そうに零して、グラスを呷って飲み干す。カウンターの奥へごちそうさん、とグラス押しやって、もう一度賭場を見渡してからスツールから立ち上がる。
「酒ェ?…一杯くれェでしくじらねーよ。じゃーな。また来るわ」
風邪引くなよ、とバーテンへにやっと笑いかける。踵を返して来た時と同じように、ゆっくりとテーブルの間を縫ってバーカウンターから離れてゆき、その長身の後ろ姿は紫煙の向こうへ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/賭場」からジンライさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」にラファルさんが現れました。
■ラファル > [お約束待です]
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」にランバルディアさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」からラファルさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」からランバルディアさんが去りました。