2018/10/15 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にセレーネさんが現れました。
セレーネ > 今日もハイブラゼールの様子は変わらない。多くの人が夢を抱え集い、一攫千金に望みを抱く。
異様な程の熱意と欲望が渦巻く坩堝の中、女性はまさにその中心部へ今至っていた。

「あら…ごめんなさいね。流れがいいっめこういうことなのかしら?」

扇子を片手にした女性が開けたカードに観衆からはどよめきが上がり、卓を挟んで座っている男は苦笑いと共に手札を卓上に放り出した。

二人が座るのはカードコーナーの一角。ディーラーと勝負するのではなくカジノ利用者同士が配られた手配で役を作りその強さを競い、チップのやり取りを行うギャンブル。

ごく単純なそのギャンブルにおいて、女は先程から信じ難い連勝を重ねていた。

セレーネ > 「いい勝負ありがとう、ミスター。それで次の相手は…」

対戦相手が所持していたチップの大半を受け取り、離席する姿を見届けると再び自らは再び席につき、グラスを傾けながら相手を待つ。

連勝に次ぐ連勝で跳ね上がった賭け金と倍率は目を引くものの、実際に挑戦を行うものは中々現れない。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からセレーネさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 劇場」にリリシアさんが現れました。
リリシア > (とある仕事にて訪れたハイブラゼール。その護衛の仕事も無事終わり、少しお酒を嗜んで、あまり訪れない地であるから地図を片手に興味深い施設を見て回っていた。
そんな中で訪れたのはとある劇場。名前は・・・なんか難しそうな名前であったのでよく覚えていない。けれど、劇場。劇を上映する施設であったのは間違いない。
・・・劇。言われてみればここの名物の一つ、と聞くけれど実際に見たことはなかった。その為、興味本位でふらりと中に立ち入った。演目は・・・なんだったか。なんか悪役の暗躍によってすべてを奪われた貴族のお嬢様が全てを取り返す物語・・・とか、なんかそんなことを言っていたような。でもまぁ、見てみればわかるだろう。
初めてみる劇というものにわくわくと心を踊らせる。

幸せだった貴族時代。暗躍する国の大臣。敵の策によって居場所を奪われる主人公。そして、城下に逃げ込む主人公。 ・・・そして、ならずものによって純血さえ奪われる主人公。)

・・・え?

(思わず、声が出た。舞台の上でヒロインは服を剥ぎ取られ、複数のならずものによって犯される、というシーンが上映されていた。内容は詳しく調べずに入ったのだけれど、これは、そういう物語、であるらしい。そういう、R18な要素もある物語。・・・後になって知ったのだがむしろそういうシーンが濃厚な物語、であるらしい。
耳を済ましてみれば周囲から妙な水音や艶めかしい音が聞こえ、周囲を見渡してみれば劇を肴に情事に拭ける男女が複数見受けられた。

この時間、 そういう 劇を行うのは割と周知の事実であり、それを知らずに入ったのはこの少女一人。別に初心なつもりはないけれど、堂々と情事に耽り、舞台の上でも濃厚な性描写を行う劇に少女は困惑していて。

・・・入場する際、受付の人がなにか不思議そうな顔でこちらを見ていたのはもしかして、そういうことなのか。)

リリシア > (舞台の上での派手な情交からは目が離せずにいた。周囲からもぐちょ、ぐちゅ、という淫猥な水音に肉を叩くような音、そして嬌声なんてものが聞こえてくれば思わず足を擦り合わせてもじもじとしてしまって。

もし、ここで立ち上がってしまえば非常に目立つだろう。もしかしたら彼らは自分達のことに夢中で気にもしないかもしれないが、視線を集めることが今は妙に気恥ずかしく。それに、折角お金を払ったのだから、最後まで見ないと、もったいない・・・そう自分に言い聞かせ、少女は劇の鑑賞を続けた。
複数のならずものに押し倒され、犯されるヒロインを自分に重ね、意識的にか、無意識的にか秘所に伸ばされた指はちゅく、と水音を鳴らす。

・・・舞台の上の彼女を 羨ましい なんて感じるのは、ご無沙汰、だからか。はふ、と溢れる吐息には熱が篭り、少女の視線は熱っぽく、舞台へ注がれた。)

リリシア > ~~~~~ッ!!

(びくっ、びくっ・・・!とそのシーンが終盤に差し掛かった頃、少女もヒロインと同調し、果てる。流石に声を漏らす訳にはいかなかったから、手で口元を覆いつつ、であるけれど。この劇が終わるまでの間、少女はヒロインと自分を重ね、何度、果てたことか。
それは、エルフの少女自身も、わからぬことであっただろう・・・)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 劇場」からリリシアさんが去りました。