2018/09/21 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 裏路地にある酒場」にカイサーさんが現れました。
カイサー > 裏路地にあるあからさまに治安のよろしくない酒場。
ドアベルを鳴らし店内に入ってきたのは、純白騎士服を身に纏った女聖騎士。睨みつける者、にやにやと笑いながら値踏みするもの、あからさまに性的な視線を投げつける者、と様々な視線を浴びながらも、凛とした佇まいを崩すことはなくツカツカとバーカウンターへと歩いてきて。
パトロールと分かっている店主は、聖騎士様の手を煩わせるようなこたぁ何も起きてねぇぜ、と肩を軽くすくめるのを見て、フム、と軽くうなずき。

「少しはパトロールの成果が現れているのであればよいのだか…」

と言いながらスツールに腰を掛けて。

カイサー > 背の高いスツールに姿勢よく座る姿から、こういった場に慣れていないのだというのが見てとれてしまう。
グラスを拭きながら呆れた顔で女聖騎士を見る店主に。チラリと視線を向けて。

「………何だ。」


いや、いい加減あきらめたらどうだ。あんたは根っからの下戸だって。
と店主に説き伏せられるも、むむ…と眉間に皺が刻まれて。


「………酒は、飲めば飲むほど強くなるものなのだろう? 酒に弱くて聖騎士など務まらん」


と、恐らく同僚や先輩の男性騎士らに、酒が飲めないことをからかわれたのを気にしているのか、店主の老婆心からの言葉を頑なに聞き入れようとしないで。
その様子をニヤニヤと周囲の男どもが眺めており、『俺はどうなっても責任持てないからな…』と店主がため息を吐いているのに気付いていない。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 裏路地にある酒場」からカイサーさんが去りました。