2018/09/04 のログ
レア > ハイブラゼールは合いも変わらず活気に溢れていた。
近隣にある遺跡の例の魔導機械騒動により、観光客の減少を心配する声もあったが、蓋を開けてみればその討伐依頼により潤った冒険者やそれらとの取引を行う商人、人形がなんだとスリルに見を投じる貴族。
スリルと享楽を求める人種か挙って街に募ったからか、カジノに至ってはむしろ騒動以前より熱気があるようにすら思える。

そんな熱さに無意識に焦がれたのか、はたまたその泥沼に引き寄せられたのか、カジノを訪れた女はフラフラとフロアーを歩き回っていた。

レア > 例の機械絡みの依頼で金を得た冒険者が多いからか、賭けに対するブレーキもどこか外れてしまったものが多いように思える。
ひたすら浴びるように酒を飲みながらスロットを回すもの、スロットやカードで大勝負やたらと挑もうとするもの。グラス片手にそれらを煽るもの。

光景そのものはここにおいてさほど珍しくはない。しかし1つ1つに対して掛けられる熱量がいつもと違うことは肌にヒシヒシと感じることができて。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にレアさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からレアさんが去りました。