2018/05/22 のログ
アルマ > ダイラス一の歓楽都市ハイブラゼール。不夜城たるその街を不夜城たらしめるホテル付きのカジノ。
その1つに女はふらりと身を寄せた。

「やれやれ…久しぶりとはいえはしゃぎ過ぎかしらね…」

ルーレット、ポーカー、スロット、気まぐれにフロアを彷徨い、賭博の熱に充てられた身体を一度落ち着かせようとした時であった。

フロアからやや離れたバーのカウンター。そこにたたずむ女性が目に映る。
際立ったスタイルに整った顔を持ちながらどこか冷めた様な表情、更にその身から滲み出る雰囲気が感じさせる違和感。

その姿に興味を抱けば自ずと足が女性の方へ進んでいて。

「どうしたのかしら?このカジノは楽しめない?」

ファニー > 頼んだ酒が運ばれてくると、先程よりゆっくりと飲み始める。

「ん……ここは良いお酒を取りそろえてるね。」

一口飲んだ酒の味が実に自分好みだったらしく口元を緩めながらバーテンに微笑を向けた。
チェイサーを頼んでいないのでチビリチビリと少しずつ飲み進めながらぼんやりとカジノの方を眺めていると、こちらへとやってくる女性の声に気がついたので小首を傾げながらそちらへと視線を向ける。

「ふむ……いや、多少は勝ちはしたのだけれどね。
 どこかで遊ぶには少額だし、どうしようかと思ってた所なのさ。」

そう言いながら自分の手元にある少額チップの小山を見せる。
せいぜい手頃な値段の娼婦でも買えばすぐに無くなる程度の額である。

「どうせだから君に奢る事にでも使おうかと思うのだけれど、どうかな?」

相手の女性を軽く見回し、身体や装飾品等を少しばかり興味深そうにして見た後でそんな誘いを。

アルマ > 「あら?いいのかしら?せっかくの勝ち分。私なんかの為に使うのはもったいないわよ?」

初対面にしてはフランク過ぎるこちらの挨拶にも動じる様子を見せない女性に少々オーバーな手振りで言葉を返す。

「ただ、せっかくの美人さんのお誘いを断る方が野暮よね。バーテンさん、マティーニを貰えるかしら?」

そのまま流れるように女性の隣の席を確保してお言葉に甘えてとバーテンへと話しかけて。

「ふふ、ごめんなさいね、私から話しかけたのに奢らせてしまって」

ファニー > 「適当に使うよりも美人に奢るのに使った方がお金も喜ぶと思うしね。」

グラスを傾けながらクスクスと楽しげに笑いながら悪戯っぽい笑顔でウィンクを一つ女性へと向ける。

「ふむ、褒められるのは何というかこうこそばゆい物だ。
 まあでも、悪い気はしないけれどね。」

少しばかり照れたように頬を緩め、照れ隠しのようにグラスをもう一度傾け。

「いや、私も君にとても興味が沸いたからね。
 そう、色々と実に興味深い。
 君もそう感じたんじゃないのかい?」

アルマ > では失礼します
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からアルマさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からファニーさんが去りました。