2018/02/18 のログ
エズラ > ほど近い場所から、争う音が聞こえてくる。
どうやら賊が捕捉されたようである。

「よおしっ、今行くぜっ!」

夜の裏路地を駆け、現場に向かう。
やがて剣戟の音が激しくなり――それが止む頃、男の仕事も無事に終わったのである。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からエズラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にさんが現れました。
> ある者は疲れた様子で部屋へ直行しある者はラウンジを通ってカジノへ入っていく。そんな多くの人が行き交うラウンジの中で、女は1人深く椅子に腰掛け、ボンヤリと煙管を蒸していた。

「本当に騒がしい街さね、ここは……」

ドレスの裾も気にせず足を組んで背もたれに背もたれに深く寄り掛かるその姿や呆れた様に放たれた独り言には目の前の活気とは裏腹に疲れが感じられる。

> 彼女が疲れを見せるのも無理は無かった。
朝に合わせてダイラスへ馬車で出発し、陸路では流しにくい禁制品を含めた商品を港で受取り。そしてそれをお得意様のカジノや娼館へ配送。
その後、道術師として魔除けや占いを何件かこなせばすっかり日は落ちていて。

「あー……流石にしんどいね、これは。」

余裕があれば翌日帰るまでに闘技場観戦でも移行などと企てていたプランはすっかり消し飛び、もはや自室に戻るのもめんどくさいといった様子で酒と煙管を味わう姿は、優雅さも凛々しさも見られないもので。