2018/01/13 のログ
■ゼナ > 濃厚な口付けの粘着質な水音の合間、微かに鼓膜を震わせる少女の声。
己の名を呼ぶ甘やかな響きにゾクゾクと倒錯的な興奮を覚えてしまう。
「はぁ……はぁ……、わたしも、です……タピオカちゃんの唇、とっても甘くて……ドキドキ、しちゃってます……。」
獣欲に塗れた野次に追い立てられて始めた行為が、今や彼女への愛おしさに押されて続ける睦事になっていた。
それは、知り合って間もない、さして言葉を交わしてもいない己に向けられる信頼と、こんな異常な状況下、それも女同士の背徳の淫行にも関わらず欠片の拒絶も示さないでくれる彼女の優しさによって誘発された物なのだろう。
「あぁ……タ、タピオカちゃん……❤ そ、そんな目で見られたら……わ、わたし……っ。」
寝かせた彼女の胸に、重力に引かれて釣り鐘状になった柔乳をふにゃんと乗せて、半裸の少女に伸し掛かった。
視姦客の無責任な興奮に染まる喧騒の中、少女を見下ろす蒼瞳は恋人に向けるかの様な愛情たっぷりの光で潤んでいた
そんな双眸を金の睫毛でゆっくり閉ざし、再び彼女の唇を奪って甘い唾液を吸い上げる。
「ちゅっ、ちぅぅう、ちゅむ…っ、ん、ぁ……ちゅるるぅ……れる、ちゅぅう……れりゅぅ……っ❤」
濃密な口付けに沈溺しつつ、少女の肌理細かな肌を撫で滑る手が、むき出しの臍溝を舐め、スカート越しに恥丘を抉り、ほっそりとした太腿へと至る。
指先にぬりゅ…と触れる生暖かな感触は、汗などではなく彼女の興奮の証。
発情蜜の感触に強い興奮を覚えながら膝下へと差し込ませた手は、彼女の脚線を左右に割り開きつつ膝を立たせて、その細脚の合間へむっちりと肉付きのいい肢体を滑らせようとする。
それが叶ったならば、レズキスに浸る頭部を緩やかに下方へ降ろし、下唇、顎先、首筋、鎖骨、乳肉へと唾液の道筋を残しながら舌先を滑らせていく。
それに合わせて下肢の方では、少女に膝立ち開脚させた手指が、太腿を撫でつつ腰布を引き下げて行き、そのままするりと彼女の恥部へと潜り込もうとする。
■タピオカ > 「ゼナさぁん……。あっ……ぁ……♥
はっ……はっ……はっ……。ゼナさんのお胸……とってもあったかいの……、んっ、……んうううっ……♥」
もしかしたら、ひとめ、控室で顔合わせした時に心の奥底で彼女に触れてほしかったのかもしれない。ステージの野次とウェイターや劇場側の指示という言い訳を与えて、ようやく素直になった心。素直になった表情のまま。相手に組み伏せられると嬉しそうな顔で笑った。下から見ると、大きな女性の恵みたる膨らみの乳肉がさらに大きくふくよかに見えて。どこか妖しく誘うように下げられた曲線に興奮を覚えて。それが自分の薄い胸元にのせられると甘い声で鳴き出した。ふるるっと首筋浮かせ、未成熟な曲線の先、その先端がつーんっと善がって。布地ごしに相手の先端に触れたがるのだ。
低く呻きながら、右へ左へと背中がぐねって。
「はっんっ、んっ、ちゅううっ、……はっ、はっ、んっちゅっ、んちるるうっ……、んっ、んっ……♥
――あっあっ……、そこはっ……♥」
視姦に囲まれている。そんな中、彼女とこうしてキスをしている。その事実に脳裏が茹だって。眉根がいっそう下げられた。困惑ではなく、愉悦に。快楽にたまりかけた風に落ちる目の端。唾液を啜られると、あわあわわ。口元が心地よさそうに動揺して、はぁふうと忙しない甘い鼻息を漏らし、顎を上向きにして。啜られるまま、唾液をまぜあわせ。啜られるまま、逆に相手の唾液を美味しそうに喉を鳴らして干していく。
――声音が慌てたのは自分の肌を舐めたから。縦長のおヘソがくっと力が張って沈み。スカート腰にこんもり浮く恥丘を確かめられると恥ずかしそうに呻く。足を割り開かれるとその内側には高い体温が漂っていて。彼女の肢体がそこに滑ったとたん、その熱を感じる。
「あぁんっ、あぁぁ……、気持ちいいよう、ペロペロきもちいようう……♥
んっ、んんんんーっ!」
艶めかしい口づけをくれた、その彼女の優しい口。内にあるあたたかい舌先が、今度は自分の身体を確かめてくれる。唾液を塗られる場所がぴくんと甘く張り詰めて、緩やかに下ろしてくれたばかりの頭部がそのたびに小踊りするのだ。彼女の唾液に塗られると小尻にえくぼができて、うずうずと駄々っ子のように四肢を揺らしてよがってしまい。
腰布が払われるときつく唇を結ぶのは、恥ずかしいから。くぐもった細い声出しながら、恥部に触れる指の腹にあたたかな蜜の感触。さらさらと粘り気の薄い愛液と、割ったばかりの桃のような、ぷくんと幼気に膨らむ割れ肉の感触。相手のキスや手つきに感じてしまっていると気づかれると耳裏までかあっと赤らみ。潜り込む指先をふわとろの雌肉が愛おしそうに吸い上げる。
■ゼナ > 彼女の身体は、その肌さえも甘く感じられる物だった。
その味わいをよりはっきりと味蕾に刻もうと押し付けた舌腹が、柔らかな肌をふにゃりと潰し、そこに残る唾液の道筋を太くする。
そうして鳩尾から下腹へと至る濡れ舌は、臍の窪みをぬりゅぬりゅと舌先で戯れに弄んだ後に顔を離した。
興奮に染まるゼナの蒼瞳は、一旦ちらりと彼女の顔を見上げ、ほんのちょっぴり悪戯っぽい笑みを浮かべて少女の羞恥を煽った後、すっと股の付け根に頭部を下ろした。
「はぁぁ……っ❤ タピオカちゃんのあそこ……ぉ、おまんこ……すごく、綺麗です……❤ 手触りもこんな、柔らかくて……は、ぁ……はぁ……っ❤」
興奮の吐息が濡れた陰唇を撫で擽る程の至近距離にて、彼女の恥部を観察する。
斯様に蜜濡れているのが不思議なくらいの、初々しく可憐な形状。
そんな彼女の匂いは、味は、一体どんな物なのだろう。
そんないやらしい好奇心に突き動かされるまま、彼女の羞恥を強める意図でもあるかの様に鼻を慣らして陰唇の香りを吸い込み、むちゅりと唇を密着させて、溢れる淫蜜をずじゅるるるぅぅうっ❤と恥ずかしい音を立てて吸い上げた。
柔らかな褐色腿の付け根に両手を添えて、少女の陰部に顔を埋めて行う舌愛撫。
ふにゃりと柔らかな大陰唇を細指で左右に割り広げ、露わになった雌粘膜に強く舌を押し付けて膣肉全体を舐め潰す。
小鼻の先が気まぐれに肉芽を擽り、尖らせた舌先はそれはもう丹念に花弁の隙間にまで潜り込む。
最初の方こそぎこちなさが滲んでいた物の、今では誰が見たってはっきり分かるガチレズセックス。
観客の視姦さえ忘れたかに女同士の肉欲に溺れる娘の艶姿は、歓声のボリュームを上げさせ、ホール全体に満ちる興奮の色を強めていく。
■タピオカ > 自分の褐色肌の上で綺麗な色をした舌が柔く潰れ。その舌のすべやかなぬれたざらつきが触れる面積が広くなる。それだけの差が、ああ、どうしてこんなに気持ちいいんだろう。ぴくぴくと肩がすくんで、上唇と下唇が離れて。まだ咥内に残る彼女の唾液が白い歯の間に銀糸を引いた。
お臍をいじられると「ふにぃぃ……♥」くすぐったさと恥ずかしさ、そして気持ちよさがまざった、なんとも形容しがたい浮ついた悲鳴を上げる。
「ああっ、あぁ……♥
ゼナさぁん、そんなに僕のおまんこじっと見ないで……っ、
あ……あ……、匂いまで……っ……、恥ずかしいよ……濡れちゃうよう……。
――ふわあああぁああぁああ♥
あぁんっ♥あぁぁんっ♥そんなにすっちゃあぁぁあ、すっちゃあぁああだぁあめぇぇ♥」
自分の小股の付け根、内腿に相手の頭部が収まって。鼻息が敏感な場所に吹きかかりながら、自分の一番大切な場所をじっくりと眺められてしまう。そんなはしたなさと……そして、彼女にその場所を見られる嬉しさに身をよじらせ。匂いまで確かめてもらえると少し内股気味になれば軽く軽く、膝の内側が彼女の小さな耳に触れ。
――ぴったりと割れ目に従って薄桃色に綴じたそこへあたたかい唇が密着すると、とたんに声があまえんぼになってしまった。とうとう、内股になった太ももが彼女の頭をゆるくはさむほどに。いやいやとそのまま腰を左右に揺さぶるのに、彼女の唇をぴちゅくちゅと嬉しそうにピンク色の内肉が張り付いて。奥から奥から淫蜜を溢れさせて舌の上にあふれていった。
小鼻の先が肉芽に触れると、んく……、んくくっ……。たまりかねてしまったように小さな肉鞘の内側より膨れて小鼻に直接触れだす肉芽。ひどく腰に響くらしく、肉芽に当たるたびにお臍が強張るのだった。
「んっ……ひっ、はっ……はぁぁん……はぁぁん……♥
ゼナさぁん……♥ゼナさぁぁん……♥」
すっかり彼女に夢中になってしまったように甘い声で名前を繰り返し。愛おしそうに、自分の股間に埋もれる相手の形のいい頭、その後頭部の髪をそっとそっと。金髪を指先でくしけずっていく。
■ゼナ > 快活で奔放そうな彼女の顔立ちに、『僕』という一人称は不思議と似合っていて可愛らしいなぁ…なんて微笑ましく思っていた。
それが今、雌としか言いようのないくらいに蕩けきった声音によって発せられる事の背徳感。
そんな彼女に見ないで、吸わないでと懇願されて、先程までは優しく可愛がってあげようと思っていたはずのゼナの胸に去来するのは『もっと虐めたい、鳴かせてみたい❤』なんて嗜虐の滲む意地の悪い気持ち。
そんな気持ちに突き動かされ、おしっこのための孔も、子作りのための孔も、更には不浄の窄まりさえも諸共に舐めしゃぶるゼナの舌。
己の舌の動きに合わせて少女の声音がトーンを上げて、華奢な体躯が戦慄く様に興奮し、舐め取っても啜り上げてもとめどなく溢れ出す甘露に夢中で舌を這わせてしまう。
恥部に埋めた頭部を挟み込む太腿の柔らかな熱が、さらなる興奮を呼び込む。
ぴちゃぴちゃと猫がミルクを舐めるかの可愛らしい音が響いていたかと思えば、ずぢゅるるぅぅぅうっなんてはしたなく体液を啜る音が続いて響き、尖らせた先端が音も無く包皮の隙間に潜り込んで淫核を露出させ、むき出しになったクリトリスを唇にて食み潰す。
元々同性の体躯にも淫らな好奇心を抱いていたゼナだったが、同時に常識的なモラルも持ち合わせる生娘は、己が同性愛者などとは思っていなかった。
しかし王都に来て以来、男性経験以上に同性との睦事を積み重ねてしまい、更にはそこに言い訳出来ないくらいの興奮と気持ちよさ―――そして、異性に向けるのと何ら変わらぬ愛情さえ抱く己の性癖を少々見つめ直すに至っていた。
そんなゼナであっても、己の意志で同性の体躯を可愛がるのは初めての経験である。
まさかそれが、これほどの興奮を産む物だとは思ってもみなかった。
頬をむにゅりと潰す腿の柔肉が、戦慄く媚肉と溢れる蜜が、そして甘声を上げながら金の髪束に埋める彼女の指先が、愛らしいタピオカが己の拙い奉仕に感じてくれているのだと教えてくれて、愛撫にさらなる熱を込めさせる。
「は、ぁ…んちぅううっ、ちゅりゅっ、れりゅぅうっ❤ タピオカ、ちゃんの、おまんこ、とっても、おいしい、ですぅ……っ❤ はむっ、んちゅるっ…ちゅっ、ちぅぅうう……あむ、ぅ……ぢゅるりゅぅう…っ❤」
■タピオカ > 「そっちのあなまでっ、ぜなさぁん……きたないよぅぅ……はひっ、……はっ、あぁぁっ、……はぁああぁ……♥あっ、ああああーっ♥」
おしっこのための孔、はしたないその場所はちゅん、と唇を窄めたように周りが少し膨らんでいて小さな孔だった。そして不浄のすぼまりは小さなシワをいくつも連ねた薄いピンク色を広げていて。どちらも、性交のときに舐めてもらえる場所じゃないから。彼女がそのはしたない場所まで丁寧におしゃぶりしてくれる事が嬉しくて、そしてやっぱり恥ずかしくて、慣れなくて。初々しくも皺孔がんきゅぅぅ、んきゅぅぅう。嬉し恥ずかしがるみたいに縮み上がっては膨らんでいき。はっ、はっ、はっ。薄い乳房が落ち着きを失ったように浅く早く上下し始めるのだった。
前の孔から後ろの孔までの相手の舌で愛でられ続けると、身体に火がともってしまったように。かぁぁぁ……。静かに赤らんでいく全身。与えられた卑猥な踊り子の布地をも濡らして透かしていくほど雌の汗が湿りだして。股間には甘酸っぱい香りが深くなり、相手の鼻腔をくすぐり、淫核をむき出しのまま、食べられるてしまう。一瞬、ひく、と全身が止まり。
「ひぃぃああああぁああああ♥」
甘い悲鳴を大きく響かせ。軽く達してしまったらしい。ぴくくっ、ぴくくっと雌孔を弾ませるもので。淫蜜を小雨のように足の付け根に降らせ、相手の下唇を濡らし。顎へ垂れ落ち。寝台に淫らな染みがぽつぽつと落ちれば色の濃い池が広がっていく。
彼女に舌で愛でられるのが心地良い。その幸福感に身体中が熱い。いつのまにか、引き攣った腰をふり……ふり……。左右に淫らな踊りを踊りはじめる。彼女に舐められた場所から、舐められるたびに心地よさと幸せな気分が胸元まで熱く広がって、それが波打ち際のように繰り返され。軽くめまいのように視界が揺れる。それは気持ちがいい体験だった。
同性におまんこを舐めてもらえるのがこんなに気持ちいいなんて。知らなかった快楽を彼女に教えられて、雌の声の甘さも上ずっていく。
「だあぁああめ、だあああぁめぇええぇ♥ぜなさぁぁん、ぜなさぁぁん……♥そんなに僕のおまんこペロペロされたらぁぁあ、僕しあわせになっちゃうのおおおっ……♥
あっ、ああっ、いいのっ……あっ、ああああああ♥とってもいいぃぃ、とってもいいようううっ……♥」
彼女に酔ってしまったように目尻がふにゃぁぁ。赤くとろけて。口端から涎でも垂らしそうに緩んだ赤い表情がゆっくりと左右に振られている。
■ゼナ > 『汚い』なんて忌避の言葉を紡ぎつつ、響く声音はいやらしく蕩けきっている。
尿道口も肛門も、排泄の為の孔だなんて思えないくらいに可愛らしくて、その場所を舐める事には欠片の抵抗も感じなかった。
全身を淡く色づかせて珠汗を浮かす肢体が、雌の発情フェロモンを濃厚に醸し出す。
その匂いは、媚薬香の様にゼナの理性を蕩けさせ、彼女の身体を可愛がる事以外何も考えられなくなっていく。
顎を、首筋を、そしてシーツに押し付けて拉げる柔乳を濡らす蜜雨も、いっそ心地よさげに受け止めて、尚も味わう少女の陰唇。
2本揃えた指先をつぽつぽ肉穴に埋めて抽送し、空いた手指でむきゅりっと肉鞘を剥いて膨れ上がった肉真珠には、かぷっ❤と甘噛みの啄みを落としていく。
「あぁ…、あぁぁ……っ❤ いい、です、タピオカ、ちゃんぅ……もっと、もっと幸せになってください……んちゅりゅっ、れりゅちぅううっ❤ んぢゅるっ、ちぅぅうう……ッ❤」
―――そんな興奮に突き動かされるがままのクンニリングスは、彼女の姫華がふやけてしまうのではと思う程の長時間続けられた。
ハッと理性の一部を取り戻した頃、疲れすら感じる程に舌淫に沈溺していた口腔は彼女の蜜の粘つきと香りに喉の奥まで占有されていた。
「―――っぷぁ……、はぁ…っ、はぁ…っ、はぁ…っ、はぁ……っ❤」
口周りどころか、鼻先までもが彼女の蜜にべっとりと塗れている。
唇の合間にねっとりと張られる淫糸は、己の唾液よりも彼女の蜜成分の方が多いに違いない。
手の平で口元を拭いつつ、ぬらつく蜜を舌で舐め取りながら見下ろす少女の体躯。
全身紅潮に淡く色づく褐色肌が、汗濡れて艶を増す様子は、子供めいた彼女の肢体に壮絶なまでの色気を湛えていた。
行為の最中、興奮渦巻く蒼瞳で、深くまで潜り込ませた紅舌と細指の先で確かめた膜の有無。
稚気を色濃く残した華奢な少女が、既に男を知っていたという事に驚きつつも、それ以上に歪んだ興奮を覚えてしまった。
きっと自分は後日、眼下に横たわる褐色肌の少女の性遍歴を夢想して、自慰に耽ってしまうに違いない。
長時間のクンニリングスはきっと幾度か彼女を絶頂へと至らせたはず。
舐めている自分とてむっちりとした太腿を擦り付けるように恥肉を潰し、腸奥までパールを飲み込む兎尻尾を淫らに揺らして、何度か軽くイッたのだから。
にも関わらず、ゼナの興奮はまるで覚めていなかった。
■タピオカ > 「こんなにぃぃ、はっはっ……、はっ……、んっ、んううううぅぅ♥ペロペロされちゃったの初めてだようう……♥あぁぁぁぁぁ……っ♥ゆびぃぃ……♥
はっ、はッッ……♥あーーーーーっ、あーーーーーっ♥」
雌の汗が苦しげに、そして切なげに滲んで。お臍のくぼみにゆらりと落ちていく。ひんひん、幼い子供のように鼻を鳴らして甘い声を響かせて。小尻がびくついておさまる気配もなくて。相手の頭をはさみこむ膝が、もうだめぇもうだめぇ、と何度震え上がったか。舐められるたび、もっと舐めてほしくなってしまう。もっと彼女に自分の大切な場所を愛でてほしくなってしまう。二本揃った、しなやかな指を抱きしめる。淫雌の孔できぅきぅ♥きぅきぅ♥赤子が乳房に吸い付く心地が彼女の指の根を這い回り。どこか未成熟な襞の薄い、それでいて隙間なく桃色の肉がくちくち、くちくち。彼女の指へと卑猥なおしゃぶりをし。肉真珠に甘噛をされると腰が寝台から浮き上がらせてよがってしまった。半開きになった唇から、大きな嬌声が溢れ出してしまう。
「んっ……あぁぁぁぁ……♥
あたま……あたまがどうにかなっちゃう……♥
あぁぁ……、しあわせなの……。ぜなさぁん……。
身体が……ふわふわするようう……。あぁぁ……、あぁぁぁ……♥ぜなさぁぁん……、すき……すき……♥」
あぁ、あぁ。ろれつもまわらないその声は、夢見がち。あるいは雲の上に浮いているような。クンニリングスを続けられて、もう脳裏には彼女の事しか思い浮かばなくなってしまう。手のひらで口元を拭う彼女の事を、陥落した雌の紅潮した顔が見つめている。潤んだ瞳を揺らして、しまりない口元からあやうい語調で彼女を求める。内股に寄った膝、あまえんぼに相手に向って広げられた両手。長時間のクリニングスの間ずっと相手の恥肉を愛でていた太ももは、何度か軽く絶頂を迎えさせた柔らかくも引き締まった肉付きは、彼女の身体が離れてしまうと物欲しげにひくつくのだった。
可愛らしい兎尻尾が大きく反応するたびに、きっと自分も股座も繋がったように熱くなって。彼女のお尻にパールが刺激を与えるように、自分の淫孔に彼女の指が刺激を与え。共に何度も絶頂を迎える。
自分もまだ、興奮が冷めるどころか沸騰寸前のまま。足の付け根をふしだらに濡らした雌が、愛おしそうにじっと彼女を見上げている。半開きの唇から、熱っぽい呼気を繰り返しながら。
■ゼナ > 喘ぎの隙間にうわ言めいて奏でられる『好き』という言葉。
出会ったばかりの彼女に、肉の重なりを経て理屈を飛び越えた好意を抱いてしまっていたゼナは、執拗なまでのクンニリングスでその言葉に応えた。
―――あぁ……タピオカちゃん、わたしも、わたしも好きぃ……っ❤
そんな想いの篭った舌奉仕は、二人の少女に何度も何度も法悦を与えてから幕を下ろした。
そしてたっぷりと飲み啜った蜜の淫気に当てられたかに、どこか茫洋とした顔を持ち上げたゼナは傍らからのがなり声に幾度かの瞬きを伴いながら蒼瞳を向けた。
『―――道具だ、道具を使えっ! ほら、そこのバカデカいやつだっ!』
ゼナの乳肉を嬲っていた時は、あれほど余裕たっぷりに見えていた白豚商人が、今や席を立ってステージの端にでっぷりと太った腹肉を押し付けたかぶりつきの位置にて声を荒げている。
柔肌も瑞々しい少女二人の同性交尾に当てられたのか、先のゼナの様にステージを降りた踊り子やウェイトレスの肉孔に激しく怒張を突き込む男や、スカートをたくし上げ、むき出しのドロワーズの股に指先をめり込ませる貴族少女の姿が暗がりに沈むホールのあちこちで見ることが出来た。
淫夢の中にいるような、現実味に掛ける光景から視線を外した生娘が目にしたのは、蛍光ピンクの肉胴をラシャのシーツにデロリと伸ばす野太い淫具。
双頭の蛇を思わせる形状は、先日、二人の獣人メイドにたっぷりと味わわされた卑猥な玩具と同等の物。
ゴクリ……。
生唾を呑み込みながら伸ばした小麦の細腕が、ずしりと重いそれを持ち上げる。
「はぁ……、はぁ……、はぁ……、――――ん……ぅッ!」
タピオカの手首よりも太いだろう極太ディルド。
それを白濁の本気汁さえまとわり付かせた己の恥肉に押し付けて―――ぶぢゅりゅるぅ……ブヅンッ。
薄い銀膜の破られる痛みに一瞬だけ身体を跳ねさせながらも、下降しきっていた子宮口を拉げさせつつ持ち上げて、身体の奥深くへと挿入する。
そして、白濁蜜と破瓜の鮮紅を伝わせる肉胴を両手でもって、潰れた子宮口に更に強くねじ込むように動かしていた肉玩具が、不意にその身を変化させた。
でろんと重たげに垂れていた先端が、むくむくむく…っと鎌首を擡げていく。
蛍光ピンクの肉胴がシミを広げる様にゼナの小麦肌と同じ着彩に染まる。
ミミズの如く太い血管が肉幹のあちこちに這い膨らみ、凶悪なまでにエラを張り出した先端は淫水焼けした亀頭のどす黒い赤に艶光る。
そしてその頂点、ぷっくらとした切れ込みから、じわりと溢れ出したのは、かすかな雄臭を香らせる先走りの粘液。
ゼナの雌穴を塞ぐ様に癒着したその淫具は、今や見紛うことなき男性器として若き女戦士の身体の一部と化していた。
「――――あ、は……❤」
屈託のない、しかし、爛れきった肉欲に塗れた笑みを大きく咲かせ、処女穴から巨根を生やしたふたなり娘が可愛い遊牧民の裸身に悠然と身体を向けた。
■タピオカ > 執拗なまでの舌責めを受けた割れ肉が、ほろほろ、ほろほろ♥淫蜜を漏らし続ける。舌で撫でるとそれが乾く前から濡れ。砕いた果物の肉を指で押し縮めた時のように溢れるのだ。果汁の変わりに愛液を。彼女の舌つきであえぐ割れ目。充血して桃色が深くなり、ふっくらとかすかに膨らんでいる。内も外もずぶ濡れ。彼女にずぶ濡れで、舞台の明かりを淫らにてらてらと反射して、彼女の青空の瞳へ海の底にゆらめく波模様のようにいやらしい光を送り続ける。
荒ぶる呼気のまま、うっとりと瞳を細めて相手を見上げていると外野から声がかかって。バカデカいやつ。その言葉が含んでいる卑猥な響きと、物理的な力。それらが彼女によって自分へもたらされるかと思えば、ぐっと太ももをより合わせて。すりすりこすりあわせてしまった。……この声を、この2人のレイトショーが始まる前に聞いていたら間違いなく困ったように眉をひそめていたんだろう。けれど今なら、彼女の事を愛おしく思う今なら。小股を濡らして熱くしている今なら、白豚商人の声に嬉しそうに表情をほころばせる。
ステージの周辺を乱交パーティと化した狂乱の宴の真ん中で、濡れた嬉しそうな視線を絡みつかせる。
「あぁ……、あぁ……、ぜなさん……っ♥
ぜなさん……初めてだったの……?
――わっ、ぁぁぁぁぁあ……♥
ぜなさんのそこ……とってもおっきいの……♥
はっ、はっ、はっ、はっ、はっ♥
ぜなさぁん……、僕のおまんこ……もうぬれぬれで待てないの……♥
僕のこと……僕のこと……奪ってほしいの……♥」
彼女の自慰シーンを見てしまったような興奮を覚える。荒ぶった呼気を吐くのは、双頭の蛇めいた極太ディルドを自らのキレイな恥肉に沈めている光景を見てしまったから、思わず息を飲んで、その姿にぶるっと身悶えしてしまう。滴り落ちた破瓜の紅色にぱちぱちと睫毛を弾ませて相手の顔を伺うけれど。
肉玩具が、まるで生き物のように動いた。彼女の夏の日差しと豊かな実りを表しているような小麦肌になじむディルドは見る間に相手の足の付け根に同化して。本物の雄のように張りつめた血管と反り返り、先走りの蜜。たくましい彼女の肉棒を見れば歓声に声音を震わせた。とたん、興奮気味に忙しなくなる呼吸音。濡らした股座をいじいじと踊らせればちらちら、濡れた肉が淫らに揺れ。もっと彼女の事を感じたいと両手を差し伸べて。屈託のない笑顔へ返す、うっとりと微笑む赤い表情。
■ゼナ > 手近な雌肉を捕まえて、爆ぜんばかりに膨れ上がった肉欲処理のためだけに、その肉穴に怒張を突っ込む。
そこに愛情なんて物が欠片も感じられないのは、猛々しく腰を振りつつもじっとステージ上に固定される彼らの双眸からも明らかだ。
そんな中、処女の証を自分の手で、しかも無機質な淫具にて破るという背徳を犯す生娘。
その理由も、眼前の少女を犯す肉凶器を手に入れるためという冒涜極まる物である。
が、膣奥にてじくじくと熱帯びる痛みは、発情しきった蕩け顔で呼吸を乱して行為を強請る少女の姿にあっさりと霧散した。
そして彼女と深く、深くつながりたい、一つになりたいというゼナの想いに応える様な、淫具の変態。
無論、驚きはあった。
が、多分魔法とかが施されてるんだ、なんて都合のいい考えで思考を閉ざし、蕩けきった半裸の褐色をしどけなくベッドに沈めた少女を愛す事に意識を向ける。
先端に滲む先走りからの予測ではあるが、おそらくはこの淫具、射精さえ行うことが出来るだろう。
その精液は擬似的に生み出されたイミテーションに過ぎぬのか、はたまた生殖能力を備えた、本物のゼナの精液となっているのかはわからないけれど………彼女のお腹に注ぎたい……なんて欲望が胸内にて渦巻いていた。
そんな狂おしいまでの肉欲をぷるぷると頭を振って追い出して、しかし、彼女の穴にこれを突っ込まずに済ませるなんて選択肢を選ぶことも出来なくて
「はっ、はっ、はっ、はっ、はぁっ、はぁぁ…ッ❤」
期待と興奮に逸る呼吸で豊乳を弾ませながら、臍まで反り返った怒張をぐぃぃいっと無理矢理押し下げて、初々しさを残しつつもどろどろに蕩けきった彼女の秘唇に密着させた。
硬く張り詰めてはいても肉の柔らかさを備える感触といい、火傷してしまいそうな程の熱さといい、その疑似男根はどこまでも本物同等、生ちんぽの感触を彼女に伝えるはず。
そしてこちらは、びっくりするくらい敏感な先っぽに、いやらしく蜜にまみれた少女の膣肉の感触をはっきりと感じている。
伸ばされた細腕の求めに応じて身を寄せて、小麦色の乳塊をふにゅんっと褐色の淡胸に押し付ける。
豊かな丘陵を伝い落ちる珠の汗が、熱く火照った彼女の肌にぽたりと落ちた。
「タピオカちゃん……挿れちゃう、ね……?」
語尾を持ち上げる疑問形は、しかし、彼女の答えを待たずに―――ずにゅるぅぅぅぅぅぅ……っ❤ と緩やかな挿入で少女の身体への不法侵入を果たす。
彼女の穴が、その体躯に見合った浅い物であるならば、2,30cmはあるだろう巨根はその半ばくらいまでしか埋めることは出来ぬはず。
■タピオカ > 「ほしぃよう……ぜなさぁん……♥
ぜなさんで、おなかいっぱいにして……♥
おなかいっぱい……ぜなさんではらんでみたいの……♥」
続く甘いお強請りをしながら、彼女へ向けた両腕のうち片方を自分の足間に伸ばした。彼女と自分の蜜液でぐずぐずにとろけたそれへ人差し指と中指を伸ばせば、めくりあげた濡れた桃色の肉。奥へいくほどピンク色の珊瑚が複雑に折り重なって、卑猥なほどそこは潤んで火照っている。おしゃぶりしたいよう、おしゃぶりしたいよう。ぜなさんのことおしゃぶりしたいよう。おさまらぬ興奮が蜜を呼び、そう囁くように。彼女の肉棒と化したディルドの反り返りの下で染み広がりの池を上塗りしていく。
「きて……♥きて……♥」
彼女に注がれたい。彼女に愛してもらいたい。
彼女を包みたい。彼女を愛したい。
秘唇にぴたりと押し当てられると、張り詰めた生ちんぽの感触は雄そのもの。だけれど、どこか彼女らしい優しさを感じる。秘唇の入口で、ぴちゅくちゅ♥愛おしそうに鈴口を塞ぎ。柔らかさで抱き上げるように啜り上げる。そのまま、豊かな丘陵を預けてもらえたら。甘い汗がしたたり落ちる先の肌をひくんと甘く期待と喜びの予感に張り詰めさせ。つんつん♥尖った自分の乳首で彼女の乳首にキスをする。目端に涙をためた瞳でじっと見上げて、深くなる熱。
「ぁ……、はっ、はあああっ、あ、……あああああッ~~~~~~♥
はいってきたのっ……はいってきたのっ……♥
うれしいよう、ぜなさんでいっぱいぃぃ♥
僕のおまんこに、はいってっ……ぁあああぁああ♥
繋がってるようぅ……♥うれしい……♥」
穏やかな挿入。彼女の肉棒が入り込んでくる。割れ肉をめくりあげながら、もしその怒張が彼女の神経と繋がっているのなら、あたたかな雌肉が愛おしそうに亀頭を舐めしゃぶる、こまかいヒダヒダの甘い感触が伝えられ。あまりに太く長い巨根が入り込むのは、その半ばから少し先ぐらいまで。無理矢理にこじあけるのならもう少し、といったほど。下腹部がぽこり、卑猥な亀頭の形を浮き立たせながら。彼女に貫かれる喜びに声を裏返らせた。巨根の裏筋へ数滴垂れ落ちるほど淫蜜がこぼれだし、顔中を幸せそうに赤らめ。眉根を下げて嬉しそうに瞳を細め。
■ゼナ > 「――――ひぁッ、んんぅ……っっ❤」
いきなり乳首でも摘まれたかの甘声は、直接的な愛撫を受けたためではない。
あろうことか、出会ったばかりの己の子を『孕んでみたい』なんていう彼女の言葉と、蕩けきった初心な見た目の姫華を自らの手指でくぱぁ…❤ と割り開いて見せた彼女のお強請りに、たったそれだけでイきそうになったから。
この淫具が出す精液に、生殖能力があるのかないのかはっきりと分からぬ以上、出すときは外に……っ!と密かな決意を固めていたゼナにとって、そのおねだりは抗いがたい魔の誘惑に満ち満ちていた。
彼女の事は確かに好きだし、はっきりと恋愛感情と言える程の気持ちを抱くであろう予感もしている。
しかし、責任を取れる程の甲斐性もなく、その覚悟も定まっていない生娘は――――続くおねだりに誘われるまま、猛る怒張を彼女の腹腔に潜り込ませてしまった。
「ふぁっ❤ ふわぁああぁあぁあぁああぁ……っ❤❤」
他人のお腹に己の怒張を突っ込むなんて経験は、両性具有でない生娘には当然ながら初めての事。
生暖かな泥濘に包み込まれた肉棒は、まるで下肢全てが溶けて彼女と一つになってしまった様な心地よさをゼナに与えた。
と、同時、己のモノで可愛らしい声を漏らす少女に対し、ますますの好意が芽生えてしまう。
更に深くつながりたい、もっと根本まで彼女の媚肉を感じたい。
そんな想いに突き動かされ、尚もぐりゅぐりゅ腰を突き出し子宮口に押し付ける巨大蛇の頭部。
そして、ぴっちりと巨根を包み込む雌肉ディープフェラの肉悦と、彼女に対する溢れんばかりの愛欲、そして、嬉しくて仕方がないといった彼女の甘声に
「――――ぅふぁああ……ッ!!?」
ぶりゅんっと肉悦の手の平に脳みそが潰された。
これまで感じたことのない衝撃は、潮噴きの喜悦に似て、しかし、それを何千倍も気持ちよくした様な背筋も脳も蕩けるような強烈な気持ちよさをふたなり童貞に感じさせた。
ビクビクビクゥッと豊満な尻肉が戦慄いている。
――――ハッ、として重ねていた上体を起こして腰を引いた。
「ッんふにゃぁあぁああ……っっ!!!」
射精の最中の強引な引き抜きは、絶頂直後のクリトリスを更に虐められた時の様な腰砕けの鮮悦でゼナの身体をビクつかせた。
ぶびゅるぅっ、ぶびゅっ、びゅくんっ、びゅくるるるんッ❤
大きく跳ねる怒張の動きに合わせて白濁のロープが宙に踊る。
それらは眼下に横たわる雌の褐色肌に熱く粘着く雫を落とし、濃厚な雄臭気を甘酸っぱい雌の香りに混ぜ合わせた。
「は…っ、は、ぁあ……は、ぅ……ふ、ぁ、ぁ……っ。」
勢い良く跳ね散っていた白濁が、でろぉ…っと先端から残滓を垂れ流す頃、彼女の恥部に蒼眼を向ければ、そこからとろりと溢れ出す、成人男性2,3人分くらいはありそうな白濁粘液。
彼女の体躯に飛び散った物はその何倍もあるのだけれど、そんなのは何の言い訳にもなりはしない。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からゼナさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にアリルネージュさんが現れました。
■アリルネージュ > 「水割りを。」
囁くような甘い声がカウンターにいるバーテンへとかかる。
男好きのするその声を気にした風もなく、注文の品を作っていく浅黒い肌の男。
そしてそれを当然のように受け止めて、視線を他所へと向ける女。
女は踊り子風の衣装をまとっているものの、今は仕事外らしい。
はるばるダイラスまで出てきたのではあるが、少々手持ち無沙汰な時間もあるようだった。
その視線は気だるげな様子で周囲を眺めている。
飲食を楽しむ者。カジノへと向かう者。連れ立って部屋へと向かう者。
ゆらゆらと退屈そうにそれらを負い、バーに面した通路の片隅へ。
地下へと続く階段に向かっているのは探りを入れていた者か、はたまた大負けした者か。
注文の水割を目の前に置かれると共に、
「アーリィ、君は調教とか尋問には参加しないのかい?」
と、冗談めいた声がかかる。顔見知りである女は「気が向けばね。」とだけ答えておいた。
誰がやるのかは知らないが、魔族のソレに耐えれる人間はそうはいないだろう。
それはそれで楽しめる出来事ではあるが、興が乗らないのでは意味がない。
興が乗る相手でも見つかれば、話は別なのだが。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「…っふー…あーマスターなにか軽い飲み物を」
カジノの方からフォーマルな格好の青年がやってきては注文を入れる
席につき注文の品を待つ間にシャツの襟口を弄っては息を吐いている
「はぁ…緊張するのは悪くないが一、二度で十分だな本当に…」
何やら大きな勝負の後の用で汗の跡も見える
「…ん?あれえーっとアリルネージュさん…でしたっけこんばんは」
どうやら知ったかをがいることに気が付き挨拶と声をかける
■アリルネージュ > マスターと呼ばれたバーテンは怪訝そうな表情を浮かべながらも度数の低いカクテルを作り始めた様子。
それもそのはず、周囲にいる大多数の者は魔族だ。
名前を呼ばれた女はいつぞやとはうって変わり、若干冷ややかな視線を向ける。
「…こんばんは。」
一応挨拶は返す。
が、バーテンから「知り合いかい?」と言われれば「少しだけね。」とだけ答えておいた。
何やら勝負を打ってきたらしいが、尻の毛までむしられない内に逃げたほうがいい、とは思った。
とは言えそこまで教えてあげる程の義理はないわけで。
カウンターの上からグラスをとってくいっとそれを呷る。
琥珀色の液体が心地よく喉を通っていく感覚に軽い息を吐き出した。
■ジュン > 「うーん…選択を間違えたかな」
予想外の視線に苦笑いを浮かべつつ喉元をポリポリと掻きつつ
カクテルが出来上がるのを待ち
「あー…そのこちらにはよく来るんです?」
少し様子を見ようと軽い質問を投げてみる
■アリルネージュ > 出来上がればバーテンの男は黙ってカクテルを差し出す。
しかしその目線は怪訝そうなままだ。
客への対応としては間違っているのだが、女は気持ちはわかるわと思った。
「たまにね。しょっちゅうではないわ。」
それでもきちんと返事をする女にもバーテンは不思議そうな表情をする。
女からジュンへと質問したりする事はない様子。
あまり親し気にしていても具合が悪いという感じで、周囲からはちらちらと妙なものを見る視線を感じる。
概ね同族からだろう。確かに今は勤務時間外であるし、愛想を振りまく事もないわけで。
水割りを軽く揺らし香りを開いて楽しみつつ、それを傾ける。
■ジュン > 「どうも」
カクテルを受け取れば軽く呷り
「ぷはぁ…そうでしたか
いやぁ俺もちょっと暇つぶしにこのカジノに入ったんですが…」
やはり流石に気になったのか辺りの視線に顔を向け
「やはり外行った方がよかったかななんか視線が…
あーどうです?二人でどこか別の所にでも」
■アリルネージュ > 水割りをくいーっと飲み干しつつ、男のセリフにふっと鼻を鳴らす。
グラスをバーテンへ返しながら意味ありげな視線を送る。
バーテンは苦笑しながら地下への階段を指さした。
「残念ね。これからお仕事なの。」
そう言って席を立つ。
周囲の視線やっと気にするようになれば、少し考えて。
「……そうね。忠告だけど、入るカジノは選んだ方がいいと思うわ。」
ここでニンゲンの気配をぷんぷんさせているのはよくないだろう。
彼にもよくないし、営業にもよくない。
女らしからぬ物言いにバーテンから口笛を受けつつ、ゆっくりとカウンターに背を向ける。
目指すは地下。さて、どんな獲物がいるのやら…。
そう考えながら、魅力的な肢体を揺らしつつゆっくりと歩いていく。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からアリルネージュさんが去りました。
■ジュン > 「それは本当に残念で、ではお仕事頑張ってください」
そう声を掛けてこの場を離れるのを見送り
「…さて確かにもう少し店は選ぼう…とご馳走様支払い置いとくよ」
支払い用の金貨を少々多めに支払っては席を立つとそのカジノを後にした
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からジュンさんが去りました。