2018/01/12 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にタピオカさんが現れました。
タピオカ > ダイラスの冒険者ギルドに仕事を求めると一言、「踊ってみないか?」と返される。「はい、やります!」即答した。故郷では曲刀の扱い方と共にその刀で踊る事を教えられてきた。だから得意だし、お仕事で踊れるなんて面白そうだった。文字通り胸踊らせるように指定された劇場へ来たのだけれど……。

「うぅ……、これ、ちょっと恥ずかしいな……。
でも、お仕事がんばらなきゃ……!」

控室について渡された衣装は思っていたよりも面積が狭かった。劇場や客層の雰囲気もどこか妖しく、支配人もなにやらニヤニヤと舞台袖からこちらを見ている。薄化粧まで施されて、名を呼ばれるとステージに立った。右手に模造刀を持ち、それを左へ、そして両手へと宙で持ち替えながら四肢を回転させる。踊りが始まれば興が乗って、足元も弾んでいった。

――この劇場はあくまで踊りを見せる場ではあるが、客から卑猥な事を求められたらその通りにしなくてはならない。そういう場である事を知らされないまま、遊牧民は腰の鈴を鳴らしながら踊りも勢いづく。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にゼナさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にダレンさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からダレンさんが去りました。
ゼナ > 「―――ゃ、あ、…んんぅ……っ、ぉ、お客様、ぁ……あ、ぁの……だ、だめ、です、ぅ……あっ、そん、な……んぁっ、あぁあ……っ。」

スポットライトを当てられたステージの傍ら、若干明かりの落とされた客席から押し殺した声音が零れた。
そこにいたのは、光の中で華奢な肢体をくねらせる少女同様、踊り子として共にこの店で働く娘と、オークの様に醜く腹部を膨らませた豪商と思しき中年男。
彼女の直前にステージで踊っていたゼナは、辿々しくも指導された通りのダンスを披露し、客の一人に招かれる形で舞台を降りていたのである。
そして客席に腰を下ろして、媚薬入りのドリンクを飲まされて、新たな踊り子が客たちの欲情の視線を集める傍ら、無骨な太指でたわわな乳房を揉まれはじめて声を漏らしたのだ。

『ぶふふ…っ、何を言っておるか、この店でお前たちはわしらの言うことに逆らえぬのであろ? 大人しく、そのいやらしい身体を捧げればよいのだ。ほぉれ、ほぉれ、もう乳首が硬くなっておるではないか、この淫乱娘め。』

水着めいて―――否、それ以上に露出の高い衣装を纏った小麦肌の娘を己の膝上に無理矢理座らせ、背後から抱きすくめる様にその豊乳を弄ぶ商人。
ゼナの首筋に顔を埋めるその視線は、しかし、じっとステージ上で舞う踊り子に向けられている。
欲望を隠しもしていないその目は、お前もすぐにこうした恥ずかしい目に合わせてやるぞと言わんばかりに彼女を射抜きつつ、その興奮を煽るかのように腕の中に捕らえられたゼナの身体を嬲り続ける。

タピオカ > 舞台両袖に掲げられた松明の明かりに照らされつつ、久しぶりに踊る演舞に頬をほの赤く上気させながら。剣の腹を見せたまま大きく腕を回し、剣先で横並びの輪をいくつも描く。足元でステップを踏みながら剣に追いつき、やがて右手で放り投げた模造刀を、背中の左手で受け止めて片足をあげてポーズをとろうとし……。

「……っ!」

若干明かりが落されていた客席。踊りに夢中になっていた事もあって、そこへ居る金髪の小麦色の肌をした美少女への注意が遅れた。目にはいったとたん、先まで控室で同じ踊り子として軽く自己紹介をしあった仲の彼女が客席で中年男にそのたわわな乳房を確かめられている様子にかあっと頬を赤くし。あやうく手の模造刀を取り落とすところだった。

水着よりも肌色面積の多い小麦肌の娘がそのほっそりとした首筋を男に食まれたまま身をよじらせている。艶めかしい仕草に同性ながらもドキドキを収める事もできず。ややたどたどしく踊りの続きをとばかりに腕を振り上げるが。その腕もどこか緊張気味。それは、この組み付かれている褐色肌の娘のような目に自分もあわせてやろうとこちらを見ている男の視線があるからだ。どういう表情をすれば良いか一瞬迷ったあげく、はにかむような、恥ずかしがるような。そんなうつむき加減の視線を中年男へ返し。ステップを踏み始めるが、豊乳がゆれるたび、ステージ上に彼女の唇から生まれる熱い呼気が聞こえるみたいで、ステージを踏んでいる素足もどこか動揺気味。

ゼナ > 「だ、だめ、だ、めぇえ……わ、わた、し、こんな……ぁ……こ、こういうさぁびす、は……あっ、あぁっ、ふぁあ……っ。」

ラメ入りの金布が、豪商の太指もろとも豊かな柔肉に深く食い込み、その指の合間からピンッと尖りきった乳首の存在を浮き彫りにする。
羞恥と困惑、そして大きくとも過敏な豊乳を好き放題に揉み捏ねられる悦楽に頬を紅潮させた娘が、助けを求める様に店の用心棒に目を向けるも、こうした出来事はこの店では日常茶飯事なのだろう。
彼らは周囲の客と同じ下卑たニヤニヤ笑いを浮かべ、その目に『あきらめて受け入れてチップをはずんでもらえ』と言った意志を覗かせるばかり。

そんな中、成金趣味の品のない衣装に身を包んだ商人―――白肌のオークとでも言うべき醜悪な中年男が、華奢な踊り子に視線を絡ませ、分厚い唇をニヤリと歪ませた。
そして、囚われの踊り子に対する乳揉みを一旦中断した手を慣らしてウェイターを呼びつけると、その耳元に何事かを囁きかける。その間も白豚商人の下劣な視線はステージ上の少女を舐め回すように見つめたまま。
そして商人が彼の手にずしりと重たげな金貨の袋を乗せたなら、うやうやしく一礼したウェイターは店の奥へと引っ込んでいく。

そして、再び始まるゼナへの乳辱の中

『――――踊りを鑑賞中の紳士淑女の皆様方。ただの踊りはもう見飽きたというさるお方からのお言葉を頂きまして、今宵は別の趣向を凝らした踊りを見ていただく事となりました。当店が誇る美少女二人の艶やかな共演をお楽しみ下さいませ。」

そんな言葉に合わせて、舞台袖からガラガラと引き出されて来たのは車輪付きの大きな円形寝台。
紅のラシャ布張りも淫靡なそれをステージ上に固定した男達は、その上に幾つもの淫具を乗せていく。
無論、そんな催しが行われるなんて事は事前の説明に含まれてはいない。
にも関わらず、セッティングを終えた男達は無言のままにステージから去り、代わりに

「ひぁ……んっ!? な、なに、を……え……、え……っ?」

どん、と乱暴に尻を押されてステージに昇らされたゼナが困惑顔で取り残される事となった。

タピオカ > 踊りの拍子の合間にも、オークじみた豪商の指先の内で苦しげに浮き立った乳首はよく目立ったし、その淫らな小粒が金布を押し上げた卑猥な光景に思わず、ん……、と生唾すら飲み込んでしまうような心地。褐色肌の娘が助けに向けた視線と平行して、遊牧民もその用心棒にすがりつくように見るのだった。

「ここって……、そういう場所なの……!?」

しかし、こうしたトラブルの頼みの綱すら、小麦肌の娘で手あそびをする豪商と同じ側の者のようだった。冒険者ギルドで「踊ってお金を稼ぐだけだ。簡単だろ?」とだけ説明を受けて他に疑問を挟んだりはしなかった自分は初めてこの場所の薄暗さを知ってうろたえる。白肌のオークがそんな自分に妙にねばつく視線で眺めている。思わず、ひっと両腕を自分の身に寄せた。

「そっ……、そんなあっ……!
どっ、どうしよう……ゼナさん……っ!」

場内への呼びかけに大きく睫毛を弾ませて、聞こえてくるアナウンスの主へ向けて不安げな目つき。おろおろと視線を彷徨わせているうちに舞台上には愛を語らい身体を重ねるための小舞台たる寝台が用意され、見たことも使った事もない淫具がはしたない形を自分や彼女のほうへ尖らせている。

こうした卑しい舞台に立った事がなく、また淫具の扱いにも不慣れな自分は彼女以上の困惑顔で。唐突に用意されたステージの上で眉根を下げて相手を見上げ。

ゼナ > 当店が誇る美少女だとか言ってはいたが、ゼナもタピオカも冒険者ギルド経由で仕事を回されただけの単なる素人。
華奢な踊り子の舞踏はプロに比べても見劣りのしない見事な物であったけど、ゼナのそれは卑猥な衣装とたわわな乳肉の揺れにて男達を楽しませるだけの稚拙な代物だった。
そんなド素人二人と豪華で淫靡な円形寝台をステージ上に残した無茶振りは、舞台袖のカーテン脇でウェイターに掲げられる絵板に描かれた『その寝台に乗って二人で絡み合って客を楽しませろ。』などという雑な指示へと繋げられる。

ステージ上に取り残され、金の薄布越しに乳首を立たせた豊乳を己の双腕で抱きしめる様に隠すヘッピリ腰の女戦士は、その指示に対してかぁぁぁ…っと頬を炎熱させて、無理無理無理無理っ!と言わんばかりに首を振った。

『ほれほれ、どぉした。さっさと自慢の踊りとやらを見せてみよ。ん? んん?』

その場の思いつきと金の腕力にものを言わせた無茶振りを少女二人に押し付けた豪商は、下劣そのものな笑みを浮かべて煽ってくる。
対するゼナは、真っ赤な顔で困惑し、同僚たる少女に怯みきった目を向けて

「タ、タピオカちゃん、ごめん、ごめんね……わ、わたし……うぅ……うぅぅ……っ。」

ステージの高台の上、薄暗い客席から向けられる粘着く視線の熱に追い立てられる様に、ゼナの半裸は唯一の味方である小柄な少女に身を寄せる。
伸ばした手にてきゅっと彼女の手を握ったのは『大丈夫だからねっ!』と元気づけるためなのか、それとも寄る辺ない不安に傍らの少女へとすがりついただけなのか。

『おらぁ、どうしたどうしたぁっ。早くやってみせろよぉっ! 焦らしてんじゃねぇぞぉっ!』

なんてガラの悪いヤジが飛び、貴族娘のくすくすとという嗜虐含みの忍び笑いが漏れ聞こえ

『さっさと始めろ。店に迷惑を掛けるな! 生娘でも無いんだから、何をすればいいかは分かるだろう!』

なんて絵板がグイグイと掲げられ――――

「タ、タピオカ、ちゃん……ちょ、ちょっとだけ……我慢して…………ん、ぅ……っ。」

そんな欲望まみれの圧力に屈したのか、はたまた己同様の困惑を見せる年下の少女を自分がリードしなくては!なんて妙な使命感に突き動かされたのか、小麦肌の娘はきゅっと握った彼女の手を引き、薄く汗ばむ半裸の体躯でその身を抱いて双眸を閉ざし、ぽってりとした唇を寄せて女同士の口付けを交わそうとする。

タピオカ > 劇場側が「当店が誇る……」と紹介してくれたのには、ちょっとだけ嬉しかった……。のは、自分の踊りを評価してくれたのではなくて、ただ客を楽しませるだけの動く春画となれと指示される前のほんのわずかな間だけ。絵板に掲げられた雑な手つきの文字、さぁっと血の気が引く思いがする。思わず、女戦士のほうへすっと身を寄せた。この場で自分の側に立ってくれるのは彼女だけと本能的に知ったから。小麦肌の瑞々しい健康的な頬を熱くする様子に場違いと知りながら胸がとくんと跳ねる思いをしつつ。大きく豊かな乳肉のそばまで肩を寄せ合う。自分も腰は引けているけれど、片手の模造刀は離していない。

煽り立ててくる豪商へ向けて、困惑と動揺に震える模造刀の先を向けようとするも、薄暗い客席から押し寄せてくる肌にまとわりつく視線に唇をきゅっと結んで。

「ゼナさんのせいじゃないよ……、でも……、もう……こんな風になったら……」

伸ばされた手は、とても柔らかかった。戦う事もあるとは聞いたけれど、剣まめの無い彼女のしなやかな指に自分のちっぽけな指を絡ませて。彼女の責任じゃないとばかりに首を横に振り。

「う……うん……。ゼナさん……。
あっ……♥……ん……」

怒声ほどにがなりたてる声。ひとつやじが飛べば、周りにも飛び火したように羽根帽子の貴族の娘も眦を釣り上げるよな意地悪な笑み。周囲に追い立てられていくと、自然と身体はステージ上の小麦肌の彼女を頼るように。相手の体温を感じられるほど身体を近づけていく。こんなステージに立ちつつも、場慣れをしていない自分を申し訳なく感じつつ。優しくリードをしてくれる彼女の手つきに再び胸の鼓動がとくんっ、と跳ね上がった。すでに感じているのか、雌の汗が甘く香る相手の半裸に抱かれて目元を赤くしながら。唇が寄せられると小さな嬌声を浮かばせてしまう。そのまま、彼女の口づけに憩うように。そっと瞳を閉じて。小さな唇の上と下で相手のぽってりとしたキスを迎え入れ。

ゼナ > 何の説明もされるままステージに取り残されて、好き勝手な野次に困惑する二人の少女の姿に嗜虐を煽られたのだろう。
昏い客席からの野次は闘技場で命を奪い合う剣闘士に向けられるのと同等のボルテージで二人の少女を追い立てる。
この状態で、何もせぬまま平和裏に立ち去るなんて事が出来る程、ゼナは世慣れていない。
とりあえずは、言われるままに振る舞って、彼らの興奮を多少なりとも押さえた後で―――なんて思考を回しながらの口付け。
年下と思しき少女が、忌避感を見せる事もなく受け入れてくれた事だけが唯一の救いだった。

仕事前の会話の中、遊牧民で、今は冒険者として生計を立てていると語ってくれた純朴そうな可愛い少女。
きっと彼女は、寝台に並べられた淫具の数々など、使い道さえよく知らないに違いない。
対するゼナは、膜こそ健在な生娘なれど、昔からその手の事柄に興味津々な耳年増。
その道具が、女の身体を楽しませる為に錬金術にて作り出された物だと知っているし、実際に使うのは初めてではあっても、使用方法も把握している。

「ん……、ぅ……ちゅ……っ、………、れりゅ……。」

重ねただけの口付けにも、もっちりと彼女の薄胸に押し付けた豊乳はドキンドキンと狂おしいまでの鼓動に跳ね回るも、それだけで満足してくれる様な客層では無い。
小さく開いた唇から伸ばした桃舌が、意志を確かめる様におずおずと彼女の唇を淡く舐める。
大勢の男達、そして歪んだ性癖を持っているのであろう数人の婦人や少女に見られながらの同性同士の交わり。
しかも相手は、一緒に働けてラッキー♪ なんて思っていた可愛らしい少女である。

更には、先刻豪商に勧められた冷たくて喉越しのいい果実酒に、何かしらの薬が含まれていたのであろう。
おかしな火照りを見せる身体は、ラメ光る金の下帯の裏地に早くもじゅわりと恥ずかしい雌蜜を滲ませてしまっていた。

タピオカ > 荒ぶる声音の嵐の中は、夜の荒海に沈みかける船の中に居るみたい。心もとない自分という船を安全な陸地へと誘う舳先の光じみた、彼女のまばゆい小麦肌に気も目も奪われたように。相手の口づけの中で「はぅ……はぅ……」繰り返し、甘く鼻息を鳴らしてしまう。彼女の厚めの唇に呼気を塞がれるとうなじのあたりがぞぞっとわきたって。波打ちながら、腰の下がじんと甘く痺れてしまう。

「は……っ、……はぁ……、んっ、……、
あぁ……ゼ……ナ……さん……っ」

彼女の、豪商の手に鷲掴みにされていた大きな乳肉が自分のふくらみかけた浅い乳房を覆ってくる。寄せてくる甘い柔らかさ、彼女の匂い、彼女のあたたかさ。女性らしいまろやかな曲線。あのオークの商人が手つきを乱暴にこね回した理由がわかった気がする。いつか赤ちゃんのベッドとなるにはふさわしく、またそんな存在を安心させてしまうような豊かさがそこにあって。ラメ布ごしに尖った先端が自分のか細い乳首にふれたとたん、じんわりと自らの先端が布越しに押し返し。こね……こね……。キスをしながら悶える腰つきのまま、柔く先同士がこすれあった。

「ふっ……!……んっんっ……っ!」

桃舌が唇を舐めていく。舌の感触がひどく気持ちよくて。
ひくひく、双肩が上に持ち上がった。手の力が弛むと、から……。安っぽい音たてて模造刀が床に落ちる。
豪商にすすめられて盛られた毒が、相手の舌づたいに自分に忍び込んでくる。抵抗できずに……むしろ、抵抗する気もなくて。もっと、相手に溺れたいとばかりに首を伸ばし。深くなる口づけから伝う唾液に、次第になよなよと腰が動き始める。彼女が雌蜜をにじませると共鳴するように、自分も巻きスカートの奥で熱がこもって。つ……。蜜がひとすじ、太ももへと垂れ落ちた。

ゼナ > 「ん……ちゅるる、れりゅ……んちぅ❤ ちゅ、ちゅぷりゅ……ぴちゃ、れりゅぅ……っ❤」

伸ばした舌まで受け入れられたなら、無垢な少女との異様な状況下での舌交尾という背徳的な状況に昂るままに、唾液を注ぎ、舌を絡ませ、粘着質な水音をぐちゅり、にちゃりと響かせる。
唇端から唾液を垂らす程の濃厚なディープキスは、鼻から漏らす熱い呼気にて彼女を擽り、片手を恋人つなぎで結んだままの抱擁は、ますます強く豊乳を押し潰す。
そんな中、凝りきった尖りに擦れる別のぽっちは、華奢な少女が悩ましく細身をくねらせている事を示していて、ゼナはそこに異様な興奮を覚えてしまう。
唾液に付着する媚毒まみれの果実の甘みが、彼女の体液と混ざりあってその味わいに深みを増す。
そんな淫らなカクテルを啜り、注ぎ、絡ませ合い、泡立てる濃厚なレズキス。
酸欠の息苦しさを覚えるまで続けられた深い口付けが

「――――っぷぁ……はぁ……はぁ……はぁ……❤」

唾液の銀糸をねっとりと引きながらようやく終わる。
離した顔は、羞恥と興奮に染まる頬の朱色と、真夏の空を思わせる瞳の蒼とのコントラストも鮮やかにゼナの発情ぶりを少女に晒す。
彼女と自分、ふたりの唾液がぐちゃぐちゃに混ざりあった淫らな匂いを乱れた呼気に滲ませながら

「だ、大丈夫……だから………、タピオカちゃん、大丈夫だから……ね……。」

野次にかき消されそうな掠れた声音で言いながら、褐色の頬に優しい口付けを落とし、密着していた熱い体温を彼女から離す。
そして、恋人つなぎの指先にきゅっと力を入れて、二人一緒に傍らの寝台へと移動すれば、彼女の細身をそっと寝台へと押し倒す。
ラシャのシーツは高級感たっぷりの肌触りなれど、そこからむぁりと立ち上るのは、洗濯しても消えることのない据えた淫臭。
おそらくは幾度もこうした見世物の際に用いられたのだろう寝台で、今宵は自分と彼女がどろどろに蕩けた恥ずかしい匂いを付着させる事となるのだ。

タピオカ > 「にっ……ぁあぁ……♥……あっ、……あああ……っ♥
ゼナさぁん……ゼナさぁん……」

彼女の唇が、ひどく甘く感じて。背筋が震えて、胸が上下する。薄い胸が上下すれば相手の乳肉に触れて。その柔らかさごしに相手の鼓動を感じる。それに興奮を覚え。熱心に深みまでせめこむ舌の動きに驚いたように目を開いて丸めると、その目はしっとりと湿り気を帯びていき。絡んでくる舌を賢明に舌の根で包み、その根から生まれる唾液でぬめらせた。恋人のつなぎの片手の握力が、豊乳を押されるままにぎゅっと甘く強まり。ぶるっと頬がひきつる。キスが気持ちいい。押し付けられる胸と、尖った胸の先が気持ちいい。めまいのように相手に溺れて、足はいつのまにか内股に寄せられる。鼓動が弾んで息ができない、身体中がプルプルと悶えて踵が浮いたとき、

「――――ッっはああっ!……はっ、はっ、……はっ、はっ、はっ……♥
はっ……、はっ……、ゼナさぁん……、
キス……、気持ちよかった……」

限界の近かった胸。肩を大きく上に跳ね上げながら、小さな悲鳴のような呼吸をまずひとつ。うるうると潤む目つきで、すっかり彼女に発情してしまったように銀糸を口端に零して。相手の唾液に濡れた唇を動かして小さくそう伝える。

「うん……平気だよ……、ゼナさん……。
ゼナさんのこと、信じてるから……」

優しい口づけに、かぁっと赤みの増える頬。まだキスからさめやらぬようなほわんとした表情で、こくんと頷いて。小さく笑みを咲かせた。恋人つなぎのまま寝台へ押し倒されて、淫臭に包まれる。銀色の短い髪をぱっとラシャのシーツに広げつつ、キスだけでほんのり火照った胸元を晒して。もそりと内股を動かせば、もうひとすじの蜜を足の間から膝の裏へと落としていく。

「ゼナ……さん……♥」

恋する乙女めいたとろんとした目つきが、相手の真夏の空をうるうると見上げ。