2017/12/26 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」にティーアさんが現れました。
ティーア > 今宵も賑わうカジノ。
カードゲームに興じる太った男の隣にバニーがいた。
男は時折無意識を装った手付きでバニーの横乳や尻尾に触れ、そのたびにバニーの営業スマイルは引き攣る。
セクハラが嫌なのではない。この男が苦手なのだ。
ついに我慢できなくなったのか、立ち上がり、

「おトイレに行って来ます」

と告げ、実際にトイレの方向へ行ったが角を曲がるとそこで立ち止まって体を震わせ。

「あ~っ、気持ち悪かった…。あのそわそわした手付きと口説き文句がダメっ。
 本当にこのままトイレに引きこもっちゃおうかしら…お腹壊したって事で…」

貞操観念はあってないような性格のため、生理的な問題。
しかし彼は上客で、なぜか自分を贔屓にしてくれるため対応も難しい。
バニーはこのまま逃走か、それとも耐えて付き合うべきか、決めかねていた。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」にクーリーさんが現れました。
クーリー > こんな場所に白の猫耳をぴんぴん立たせて好奇心旺盛かつ挙動不審にきょろきょろうろうろしていれば実に目を引きそうだ。
しかし幸いなことに年の瀬で賑わうカジノのなかではこんなちんちくりんな存在に気づく者はあんまりいなかったみたい。
ミレーの片田舎からやってきた冒険者の小僧はとても上機嫌そうだ。

「あ~すごい!こんなに人が一杯だしエロっちいことしてる人もいっぱい!…混ざりたいなぁ…追い出されるだろうなぁ…それも興奮するなぁ…♪」

ちょっと危ないことを言いながらエロガキはカジノの中でよろしくやってたりセクハラしてる客やされてるスタッフを眺めて一人興奮してた、実に危ない。
そんな客達の中で目に付いたのは、金持ってそうな太った男にセクハラされて明らかに嫌がってるミレー族のバニーさん。
セクハラしたらあんな顔で見られるのもいいかも…なんて視点から見ていれば、その男から離れていくバニーさん。
ついつい調子に乗った小僧は彼女の後に付いていってしまうのだった。

「こんな手付き~?」

ティーアの背後にまるで忍者のような無駄に無駄な動きで接近し、彼女のバニースーツに包まれた柔尻を両手で鷲掴み。
にやにや笑いながら触ってしまうこの変態少年だが、その触り心地ときたらさっきの太った男のそわそわしたものではなく、ガッツリ掴んでくるタイプ。
おまけにそんな触り方なのにやたらと快楽を生み出してくる触りかた、その手の魔法でも使ってるんじゃないかと思うくらいのテクニックだが、このエロガキの魔力はからっきしだった。

ティーア > 「きゃっ!?」

むんず、と掴まれた尻肉に細い指が埋まる。
こういう事もここでは日常茶飯事であったが、突然だとさすがに驚く。
じとりとした目で後ろを振り返るとそこには少年。
本来はまだ『こんな事しちゃダメよ』と優しく言われるような歳なのか、どうなのか。
いずれにしても先ほど味わった悪寒を蘇らせて、バニーはご立腹。

「悪戯は…いけませんっ」

ぺしっと少年の手を払おうとしつつ、例の客が立ち上がったのを見て慌て、やはりトイレに逃げ込む事にした。

「そんな事、他の女性のお客様にしちゃダメよ」

従業員ならともかく、客同士のいざこざは困るので最後にそう付け加えて。
接客業も大変だと、呟きながらトイレの個室にしばし籠城―――。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からティーアさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からクーリーさんが去りました。