2017/11/12 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にアルマさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からアルマさんが去りました。
ご案内:「“ハイブラゼール”とあるカジノ」にアルマさんが現れました。
アルマ > ダイラスの不夜城、露悪的に輝く眠らない町。そのカジノの一角、カードを用いたギャンブルの卓に腰掛け女は期限良さげに微笑んだ。

金に困ることも更に言えば金に執着することも必要もない。
保持している空間があれば当分は生活が出来るし、金を産む方法もいくつか存在する。
では何故こんなカジノに訪れるか、それは暇潰しに尽きる。

魔法を用いず、イカサマも用いず、その中でチップの山を築き上げる。それもまた楽しさでもあって。

アルマ > 「ふふ…あら!今日は勝負の女神様に愛されているのかしら?」

テーブルの上に所持していた数枚のカードが露わになると周囲のギャラリーからどよめきと歓声が上がる。
傍らのグラスを傾けてグルリと周りを見渡して見れば呆れたような顔の同席者、女性が負けない事に隠せない苛立ちを見せる中年貴族、自分もと一発の夢を見て開いている卓を探す見物客とその姿は様々であり、その様を眺めるのが女の楽しみでもあった。

「さて、と次のゲームはどうなるのかしら?」
余裕ある笑みでチップを弄びながら次のゲームへと備え

ご案内:「“ハイブラゼール”とあるカジノ」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (テーブルを移動する人々の間を抜け、ローブ姿が歩む
勝負事には参加せず、ただこの賭け場の幹部だろう人間達へと一言二言声を掛けて廻るのみ
そして其の内、其の中の一人へと声をかけた其の際に、指し示されたひとつのテーブル
其処に座る女へと視線を向け、僅か、一度頷いたなら――ゆっくりと、其方へ歩みを向けて)

―――……失礼、席についても?

(全ての参加者へと向けるかに、そう一言声を掛けてから
丁度女の隣の席へと腰を下ろしては、ディーラーに参加と、カードの要求を行うだろう)。

アルマ > 何戦か勝利を重ね、続くゲームに向けて椅子へ深く腰掛けて酒を煽る。好調の波は相変わらず続き同じ卓を囲んでいた者もこの流れが変わらないと見てか1人、2人と席を立ち始めた、その頃だった。

一人の男が客達の間を割るように現れ、一言ディーラーへ挨拶すると席についた。
横目にチラリと見えたローブから一瞬冒険者かと思い、再度視線を向ければそれはローブの下に上質な衣装を纏った見るからに上流階級の若い男で。

「どうも、よろしくお願いしますね?」

様子を見るにわざわざこの卓を選んで入ってきた者だろう、止まらない勝利に酔い続けるのにも飽きが来ていたところ、目の前の男性の登場は女にとっても刺激であって

ルヴィエラ > 取り敢えずは一戦、其の後は…気分次第かな。
どうやら、今宵は隣に幸運の女神が舞い降りている様だしね。

(――其れが、負けるかも知れないという意味合いなのか
其れとも、勝負を挑みに来たと言う意味合いなのかは、きっと受け取り方次第だろう
懐から取り出したコインとチップを変え、其れから其のチップを迷わず全て目の前に。
ゲームの開始を静かに待ち、配られたカードを其の儘手元で半分ほど確かめては
残りの半分には目を通さないまま、静かに待ちの姿勢を見せるだろう。)

―――……御機嫌よう、良いゲームになると良いのだがね。

(まるで、この手札で勝負するのだと言うかに、交換を要望しなければ
フロアを巡っている店員から、葡萄酒を受け取って静かに一口、舌に乗せた。

他の参加者からの反応は様々だろう
コイツはカモだと勝負を掛ける者、様子を訝しんで敢えて勝負を避ける者
そして、カードを配られる前に、既に詰まれていたチップが何よりも
其のテーブルでのゲームに、普通ではない独特の雰囲気を呼び起していた、か)。

アルマ > 「そうね…ただきっとこの卓は憑かれているわ。それが女神様か悪魔かは知らないけど」

無造作に置かれたチップに再び周りからどよめきが漏れ、女も思わず苦い笑みを顕にする。
この高レートの卓での若者の行いがなんの策も無くただ金に任せて奇をてらっただけの行いに見えて

(卓にチップも…魔力の類はないわね。そうすると本当になにをしにきたのかしら?)

男のチップにイカサマのし掛けがないからひっそりと魔力で走査しながら横目に若者を見つめる。
それはその行いに対する不審というより、は自らの流れを崩されたくはないという意味合いが強く。