2017/08/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”巨大カジノ」にソーマさんが現れました。
■ソーマ > 今日も騒がしい港湾都市に存在する巨大カジノ。
昼夜を問わず人々が出入りし、その欲望を発散し、財を溶かし、ごく一部の者のみが天国を味わう。
そして、時折聞こえてくる女の嬌声が、この場所がギャンブル以外にも男の欲望を満たす役目を担っていることがわかるだろう。
「あーん、もう。お触りはダメですよー?」
男達の中を縫うように歩くのは一匹の兎。
白い耳をひょこひょこと動かし、尻尾の生えたお尻を撫でる男へと作り笑いを向ける。
その手にはカクテルグラスの載せられたトレイ。
内心げっそりとしながらも、今日はまだ客を取れていないことに内心焦りを覚えていた。
他の男に抱かれるなんて絶対嫌、でも、抱かれなければ借金は返せない……。
矛盾するジレンマに内心悪態を吐きながら客に愛想笑いを向ける。
最近は変態親父が続いてるから……たまには可愛い男の子なんて……と考え、慌ててぶんぶんと首を振る。
「あたし一体何考えてんだ…。」
毒されている……このままじゃダメだと思いながらも、現状を打開するすべはなかった。
■ソーマ > 結局この日は客を取れないまま就業時間が終わってしまった。
内心ほっとしつつも、これではいつまで経っても何も変わらないと歯噛みする。
何とかしないと……そんな焦りばかりが募っていくのだった。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”巨大カジノ」からソーマさんが去りました。