2017/07/26 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にピアさんが現れました。
ピア > 旅の最中であった少女、山賊のおかげで現在一文なし。
結局ハイブラゼールに戻り、立て直すことにした。
宿に宿泊するお金もないので高級娼館にて再びお世話になっているのだが
今回は少々事情が違うので、少女も娼婦紛いなことをしている。
だってさすがにタダで滞在するわけにはいかない。

湯浴み直後といった少し水気の残る髪、娼婦から借りたドレスに身を包んだ姿で入り口まで『客』を見送る。

「お気をつけてー」

客の背が見えなくなるまで手を振り、空を見上げた。
あの男がきた頃にはまだ空は茜色だったのだが、もうすっかり夜更けだった。
1度ではなく何度か抱かれて、体力の限界で眠って、最後に一緒に入浴したのだから結構な時間が経ったのも頷ける。
新人娼婦にお疲れ、と労いの言葉をかけてくれる先輩の方々にしょぼんとした目を向け。

「………まだ眠いです。皆さん毎日ですもんね。スゴイですよー。
 ふぅ…今から酒場にでも行ってみようかなぁ。」

本業に戻らねば。

ピア > 睡魔に負けてこのまま眠ると朝まできっと起きない。
そんな自信があったので、無理にでも出かけることにする。

「じゃあ少しいってきますー」

お姉さんたちにご挨拶し、出発。
ギャンブルで勝ったり負けたり、騒がしい人々の通る道を歩いていくのだった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からピアさんが去りました。