2017/06/15 のログ
スヴェン > 退屈そうな顔をしているという指摘に自覚が無かったのか、ぺたぺた、と己の頬の辺りを手で触れる
そんな顔をしていたかな?とでも、問いかけるように小首を傾げて腰を下ろした彼女に視線を向けた

「ぱぁ、っと…ねえ、確かに遊ぶにゃ不便のなさそうな場所だ…」

彼女とグラスを合わせて自分もちびりと一口
相変わらず、というかなんというか、イケる口の彼女を見れば僅かに笑みを浮かべた

「ん…そうでもない、今日は半分、遊びに来たみたいなもんだしなあ…
 前に商隊の護衛についたとこのボンボンのお守りみたいなもんだよ
 次男だからな…色々、鬱憤貯まるんだと…」

兄との確執とか、なんとか…と興味なさげに話を続ける
本来ならそんなものに付き合う義理もないのだが、なんというか気がいい男だから何となく付いてきた、とか…

「…なんだ、気持ち悪いなあ…人の身体見てニコニコして…」

次男坊の人となりについて何となく話していれば向けられる視線に気がついた
緩む彼女の唇を見れば、冗談交じりに誂うようにそんな指摘をしてみたりして

ノア > 「 スヴェンだって賭け事は、 嫌いじゃないでしょ ? 」

いつだったか.. 何処かの酒場で賭け事をしていたらしい貴方が、 ついつい長く呑み過ぎたか潰れてしまっていたのを思い出した。其の後半部分まで言ってしまえば嫌な顔の一つでも返って来そうだから、 問い掛けてカクテルをまた一口。頬を触る貴方の仕草には、 くすり と肩を揺らしつつ..

「 で..... その次男坊サンは、 日頃の鬱憤を晴らすべく羽根伸ばしてる系 ? だったらスヴェンだって、 もっと楽しめばイイのに。」

気の良い男だから、 だなんて言葉には.. 貴方の方が余程気の良い男だと。こんな所まで付き合ってあげちゃう優しさに、 やっぱり くすりと笑ってしまう。無意識に貴方の身体へ向けていた視線を、 気持ち悪い などと指摘されては

「 ん ? 何かと付き合いも多い隊長さんだから、 呑み過ぎて腹出てないかチェックしてあげたのー 」

などと、 女も冗談混じりに返し。何となく誤魔化してしまったものの.. 気になるものは気になるから、 視線はカクテルグラスに向けたまま

「 怪我とかしてない ? あんまり傷ばっか作ってちゃ、 王都のお姐さん達が心配するよ。」

娼婦のお姐様方を使わせて頂きつつ、 さらりと問い掛けてみたり。

スヴェン > 「場末の酒場でやるカードならな…ここじゃどう転んだって胴元が勝つように出来てるだろ」

酔っ払った相手から、小金、小遣い程度を賭けている間が一番、面白いと続ける
悔しさに笑っていられる程度、血眼になってまでやるもんじゃない、と苦笑を浮かべた

「汗水垂らして真っ当に働いてるわけでもなしに、早々、鬱憤なんかたまりゃあしないさ
 なんせ、傭兵なんて何にも縛られず好き勝手してるようなもんだしなあ…いや、拝金主義ではあるだろうけど」

へらり、と笑いながらグラスを傾ける
無意識にナッツの殻を指先で弄べば、腹、と言われてぺち、と服の上から腹を擦ってみる

「腹が出るほど恰幅が良けりゃ、貫禄も付くだろうけどなあ…
 そこまで飲んだくれちゃ無いさ、知ってるだろ?酒あんまり強くないの」

続いた言葉に彼女なりに自分の身を案じてくれたのだろう、と思えば目元を僅かに緩めて
グラスの酒をまたちびり、と舐めるようにすればカウンターに肘を付くようにして頬に手を添えるようにして
彼女に視線を向ける

「姐さん方を引き合い出さなくたって…
 娼婦なんてのは相手を気遣う素振りをすんのも代金のウチみたいなもんだからな、仕事のみたいなもんだろ
 ノアは相変わらず、素直じゃ無いのな…まあ、そういうとこ気に入ってるけど」

くつくつ、と彼女の心配の仕方に笑いながら、相変わらずの彼女の様子にどことなく安心したように表情を緩め

ノア > 他愛もない会話だけれど、 久しぶりの貴方と思わぬ場所で逢えた事で.. お酒も美味しくて、 すいすい すすむ。

「 初めて来たの、 緊張しちゃう..♡ みたいな顔してれば、 "サクラ 兼 鴨候補" として案外勝たせてくれるものよ ? 」

勝って味を占めた客は大方、 立派な鴨へと成長するのだけれど.. 女なりに身に付けた勝利の法則を話しつつ、 小さいながら随分と分厚くなったバッグ見せ付けて悪戯な笑みを浮かべた。少し前まで退屈そうだった貴方が へらりと笑えば、 其の笑顔を肴にまた一口。空になったグラスを手に "同じの、 ジン濃いめで" と、 マスターにお代わりを注文。脚を組み替えてから、 貴方へと視線戻し

「 そーね、 確かにスヴェンは.. お酒も賭け事も、 程々がイイかも。」

随分と べろべろだった隊長を思い出し、 揶揄うように生意気な目元を細めるも.. 色々とお見通しなようで、 すん と視線逸らして

「 .....なぁに、 気持ち悪い。人の顔見てニコニコしちゃって..」

お返しとばかり、 貴方の言葉を真似る。お代わりのカクテルが目の前に差し出されると、 こくこく.. 思わず二口。そうして つんと視線逸らしていたものの.. 貴方が くつくつと喉を鳴らすのも何だか久しぶりで、 つい、 つられて女も笑みを浮かべた。

「 相変わらず、 意地の悪い笑い方... まぁ、 嫌いじゃないけど。」

スヴェン > 「勝たせて貰っても面白くは無いだろ?勝つから面白いんであって…」

悪戯っぽく笑みを浮かべる彼女が見せるバッグに視線を向ければ自分のようなにわかとは違い、
彼女が賭け事に対して一家言持っているのは確かなようで、その話に耳を傾け楽しげに聞き入った
自分も、グラスに少なめに同じ酒を貰えば、またちびり、とやる

「賭け事も酒もノアのほうが達人そうだから、その忠告はしっかり、胸にとどめておくよ…」

素直に彼女の言葉に頷いてみせる
自分が口にしたのと同じような言葉が、自分に向けられれば、笑い声を小さく漏らして

「いや、別に…賭け事はともかく、相変わらず酒がお好きなようですから?
 身体のラインが崩れていやしないかって心配してただけ…そっちも相変わらずなようで何より…
 髪の手入れもしっかりしておけよ?女の命なのだと言うしなあ…」

彼女とのやり取りを楽しげに交わしながら酒を飲む
彼女の指摘した退屈そうな表情も今では幾分、解れて楽しげでいて

「それは何より…嫌いじゃない、なんて遠慮せず素直に褒めてくれてもいいからな?
 何時だって俺は聞く耳は持っているつもりでいるからな」

楽しげに会話をする彼女
ふ、と考えれば普段彼女が何をしているのか、自分は全く知らないのに不思議なものだと思ったりする
だからといって根掘り葉掘り、聞くつもりもないのだけれど

ノア > 真似を返されては、 そう来たか と愉しげに肩を揺らし。身体や髪の話題になると調子良く、 タイトなドレス越しに腹回りを見せ付けたり、 得意気に長い髪を靡かせてみたり..

「 素直に褒める ? 褒めるのは男の仕事でしょ、 あたしだって "褒め言葉なら" 聞く耳持ってるわよー 」

ここ最近色々とあった女だけれど、 今宵は.. 思わぬ形で貴方との時を過ごせたお陰で、 何もなかった頃のように気儘で居られた。其れは賭け事なんかよりも余程気晴らしとなって、 美味しいお酒とお喋りを.. たっぷり堪能したことだろう ── しかし、 いつまでも楽しい時間ばかりを過ごしてもいられない。こんな時 ふわふわと酔えていたなら、 貴方に甘え、 泣き言を溢すくらい出来ていただろうか..... 残念ながら女は酒に強く、 可愛いげがない。ゆるり と、 スツールから立ち上がり

「 何だかスヴェンと居ると、 お酒すすみ過ぎちゃって.. このままじゃ、 ほんとにボディーライン崩れちゃいそ。」

ドレスの皺を伸ばすように、 腹部を軽く擦った。何でも聞いてくれそうな優しい貴方だからこそ、 何となく.. いつもの姿で別れたくて。多忙な訳でもなし、 本当は何日滞在しようと構わないのだけれど...

「 明日の船で帰るの、 そろそろ宿戻らなきゃ起きれなくなっちゃう。おやすみスヴェン、 また ね..♡ 」

素直な言葉なんて滅多に出てこない口は、 つらつらと嘘を吐く事ばかりが上手くなっていた。最後に おやすみ、 と囁いて.. 叶うなら貴方の頬に、 そっと口付けよう

踵を返した女は ふらつきもせず、 華奢なピンヒールでしっかりと歩き出し。酒場を後にして、 欲望渦巻く街へ消えていった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からノアさんが去りました。
スヴェン > 自分の軽口に平気、とでも言いたげに見せつけられる腹部や髪
相変わらず、自信満々というか勝ち気というか、そんな彼女の様子を判っててやってるだろ、と笑いながら眺め

「褒めて素直に聞く奴になら幾らでも褒めるけれどな…
 聞くだけじゃなくて褒められて喜んで見せるくらい素直になったのなら教えてくれ」

他愛のない会話に気が付かぬうちに酒がすすむ
彼女に付き合って、或いは付き合ってもらい、何気ない会話ややり取りをしていれば、すっ、と彼女が立ち上がった
自分もぼちぼち、連れ合いの次男坊がどこぞで酔いつぶれていないか気になる時合いであったから丁度よい

「流石にボディーラインが崩れるほどまでには付き合いきれないけどな…
 いくらなんでも、店中の酒飲み干したら、死んじまうよ」

また、とそういう彼女に、ん、と短い返事を返し軽く手を上げてみせる
近づく彼女の唇に、眼を閉じてそれを受ければ、おやすみ、と自分もまた彼女に挨拶を済ませた
そうして、彼女の後ろ姿を、相変わらず強い、と思いながら見送り、自分もグラスに残った酒をぐい、と
一息に飲み干せば、いよいよもって、次男坊捜索に取り掛かる…果たして、どこで酔いつぶれているやら
立ち上がれば、ふらり、とふらつく脚元に、バーテンダーが心配そうに視線を向けるが、
平気だ、と手をかざして、ごちそうさま、と一声伝えれば、幾らかふらつく足取りで、自分の連れ合いを探すべく店を後にするのだった

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にレアさんが現れました。
レア > 冒険者や観光客まで幾多の人間が訪れ熱狂するカジノの中。夜が深まるにも関わらず一向に熱気が衰えることのないその一角に1人女性が座っている。

「…はぁ、ダメねぇ…」

時折カクテルグラスを口元に運ぶその女性はジリジリと燃え上がるようなカジノとはどこか対照的な静かなもので。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「退屈そうな顔だな、やらないのか?」

ため息を聞き咎めて、男の声が割り込んだ。
夜の熱気に切り取られた一画に影が落ちる。

「カジノ程度の熱気じゃ退屈かい?」

レア > ここ数日、女性はダイラスを中心に滞在し自らの仕事を行っていた。冒険者への魔導具販売に、この街から船を出す者との商談、そして遺跡に眠る魔導機械の噂の情報収集…。
本来彼女にとってこの街は宝の山…であるはずだった。

――しかし

「はぁ…、あぁ、ごめんなさい。もう一杯も同じの貰えるかしら」

どこか力ない様子でグラスを開けると近くに歩み寄るスタッフにお酒の追加を頼む。

「商談は相手がセレネルで魔物に襲われて中止、無名遺跡も魔物の出現報告多発で冒険者は遺跡に近寄らないから情報も需要もやし。
はぁ…流石にやってられないわね…」

酒を待つ間も女は力ない様子であって

レア > 「あら…、どうもミスター」

自らの様子を見かねたのか気付けばそばに1人の男が立ち、こちらへと話しかけていま。
見た限り冒険者だろうか?戦闘に耐える厚手の服とそこから見える浅黒い肌がこのものが多くの戦いを積んだものであることを想起させ

「ふふ…今日は勝てないような気がしまして」

新たなグラスを持ってきたスタッフからグラスを受け取るとカジノチップを渡して

「そういうそちらはどのような調子で?」

グスタフ > 「そんなことないんじゃないか?
 勝負はやってみないとわからないから面白い」

顎を擦りながら片目を瞑る。
気だるげな雰囲気に合う香水を男は纏っていた。

「探し物をしていてね……やっと見つけたとこだ。隣いいかい?」

頭がぼんやりとする匂い。
男の香水が女にまとわりつく。