2017/06/14 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 付き合いのある商家の次男坊に招待されてやってきた酒場
綺羅びやかな衣服に身を包む貴族、商人に紛れるようにして次男坊の愚痴やら自慢話から逃れるように
カウンターバーの椅子に腰を下ろした

「話が長い……だが、酒は良いな…」

王都あたりで出回る酒とひと味物が違う
琥珀色の酒をちびちびと飲みながら、周囲を見渡す
如何にも金回りの良さそうな連中ばかりで普段とほぼ変わらぬ格好の自分が少々浮いているように思える
それでも、よく見れば冒険者風や用心棒、傭兵と言った見た目のものもチラホラと見える
面白いのはどいつもこいつも、金回りが良さそうなことであった

「…ある所にはあるもんだ…あ、もう一杯同じものを」

人間観察もそこそこに、綺羅びやかな人々に背を向ければ、退屈そうに欠伸を零して
差し出された酒のグラスを受け取る…酒以外、なんの面白みもない場所だ…内心、初めてきたこの場所に
そんな感想を持ちつつ、グラスを傾ける

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にノアさんが現れました。
ノア > 退屈そうに欠伸を漏らす貴女とは対称的に意気揚々と、 何なら鼻唄混じりで酒場に入って来た女が一人。知人の姿に気付かぬまま、 真っ直ぐバーカウンターへ

「 マスター、 とびっきり美味しくて華やかで気持ちよーく酔えるの頂戴。」

そう、 何とも抽象的な注文をしつつ、 スツールに浅く腰掛け。キチンと畏まったまま笑みを崩さぬマスターが、 鮮やかな手付きでシェイカーを振ると.. やがて海のように綺麗なエメラルドグリーンのカクテルが差し出され

「 ありがと♡ 」

カクテルグラスの細い脚を持ち、 口を付け。グラスの縁を指先で拭いながら、 満足そうに小さな吐息を溢していると..

「 .........ん、 っ.. ? 」

視界の端、 緩やかに波打つ白髪を見付け。王都外で逢った事がない為に、 思わず二度見。声を掛ける前に、 すぅ と目を細め其の容姿を隈無くチェックして

「 ス ヴェ.. ン ?? 」

スヴェン > グラスを置けばバーテンダーの立つ背後に並ぶ酒瓶を眺める
王都で見かける定番の酒も、見たことのない珍しい酒瓶も、異国の文字のラベルが貼られた怪しげな酒瓶も
眺めるに飽きることはない…どことなく、この島と同じ綺羅びやかな雰囲気であった
手際よくシェイカーを振るっていたバーテンダーが、手を止めれば異国の文字の綴られた酒瓶を指差し、
あれはなんと書いてあるのか、と尋ねようとすれば自分の名前を呼ぶ声が聞こえた気がする
はて、美女に囲まれていた次男坊がひょっこり帰ってきたか、と思い声の主に視線を向ける

「…よう、相変わらず羽振りが良さそうだ」

声の主、見知った彼女に退屈げに肩を竦めながら挨拶を返す
とりあえず、隣のスツールを勧めて彼女が腰を下ろせば、視線をまた酒瓶に戻した

「1人…?それとも、連れでもいるか…?」

自分は商家のボンボンに連れられてきた、と簡単に説明して世間話を彼女に振ってみる

ノア > 「 ここでそんな退屈そうな顔してる方が珍しいわよ。笑ってる人間と死にそうな人間、 この2パターンならいくらでも居るけど。」

羽振りが良さそうだと言われれば、 くすり と小さく笑って。招かれれば貴方の隣へ、 カクテル片手に席を移動。綺麗な色したカクテルは、 ジンが強めに効いているものの すっきりと呑みやすく.. なかなか危険。そんな "美しい危険物" を軽く傾け、 とりあえず貴方と乾杯しようと。

「 一人、 気晴らしにね。ココに来たら、 とにかく何も考えずパァ っと遊ぶの。結構ストレス発散になるよ、 勝っても負けても。」

グラスを合わせてくれたなら、 また一口.. ついでにもう一口。

「 それにしても..... こんな娯楽の街に来てまで人の付き合いだなんて、 相変わらず忙しそうね。」

こういった用事で忙しいのなら、 其れは其れで.. 実戦に駆り出され怪我などするよりは、 余程いい。そんな事を思いながら、 何となく、 視線は貴方の身体へ。怪我らしい怪我もしていないようであれば、 にこ.. と緩やかに唇も弛んで。