2017/03/08 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にアラミルさんが現れました。
■アラミル > 悪名名高いハイブラゼール。その一角…きらびやかなカジノが軒を連ねる通りににふらりと令嬢のような姿の少女が現れる
(……。いない、わよね…)
辺りを警戒しつつ通りをゆっくりと歩く…。目的から遠ざかってばかりだが仕方ない。拘束され続けるよりはまし、と考えて
(…このあたりのお店、どこか入った方がいいのかな…)
カジノはこの時間ということもあり大変にぎわっている。周りからは怒号、歓喜の声、じゃらじゃらと何かが滑り落ちる音…が聞こえてきていて
この中に入ればある程度の目は誤魔化せるだろう、と考え…入れそうな店を探していて。その様子は遊びに来た令嬢がどの店で遊ぼうかと思案しているようにも見えるだろうか
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にミレイさんが現れました。
■ミレイ > (今宵、この街に居たのはちょっとした仕事があっての事……なのだが運が良いのか悪いのか、今日の仕事分はといえば店に居ただけ、である。もっとも体を動かす事無く賃金を貰えるのだから強いて文句を言う必要もなかろうと、当初交渉額から流石に目減りしただけの代価を貰っての―――町中)
ぅーん……どうしよっかなぁ……
(今はフードを下ろし銀髪を外気に晒したマント姿の少女は周辺へと目線を配る理由は単純、この体躯でも気にせず入れる店を探しての事……だったのだが、目端に止まったのは可憐な姿。この一角には珍しいなぁなどと暢気に考えつつも近寄って)
―――おねーえさん。……何か探しものでもしてるの?
(おそらくは相手にとっては唐突に、それも背後方向から少女然とした声音を届けつつ、振り返る機先を制する気でもあるのかひょこりと前面に回ろうと試みて)
■アラミル > 比較的入り口のガードが緩そうな店を見つけ、ここにしよう、と決めた直後…背後から声を掛けられる
「っ…」
振り返った彼女は大げさなほど…ある種の怯えすら見せていて。しかし姿を確認することができればどこかほっとした様子で
顔立ちはどちらかといえば綺麗というよりは可愛いと評される顔立ち。全身を確認すれば中々の高級品で固められている
「……え、と。探し物…というか…ちょっと、カジノであそんでみようかな、って…?」
ぼそぼそとあまり抑揚のない声で答える。カジノの騒音もあり、少々聞き取りづらいかもしれない
丁度カジノの前であることから本来の目的を隠す返答を
もし一緒に遊ぼう、と言われても大丈夫なよう、ある程度のお金は持っているが
■ミレイ > つまり、おねーさんは入るお店の物色中だったのかな?
(くるりと前面に回りこむと、こちらも顔立ちで言えば可愛らしい、となるだろうか。もっとも、幼さが抜けきらないだけだと評されるかもしれない、と言われるのも慣れた代物であるどころか、本日の仕事内容もこの容姿だからと雇用されたのだから自覚している範囲でもあった。
とはいえカジノ……賭場に入るには随分と、などとついつい服飾品に目線を向けてしまうは職業柄、そして、ついつい胸元から腰元へのラインを視線が這うのは性格上。それら見聞の末、彼女が入ろうとしていた店の看板を見上げると口角を喜色に釣り上げて)
遊ぶって、ココのお店……ちょっと変わったレートでも遊べるし、色々面白いお店だと思うよー?ふふー……ね、良かったらボクも一緒に行って良いかな?
(色々な意味で楽しめるか、なんて思いつくと彼女との間合いを詰め、一応の配慮として入り口を開ける意味合いもあっての事だが少々近すぎるのではなかろうか、とすら思える距離へと踏み込む心算である)
■アラミル > 「う、うん……そういうこと、かな…?」
本当はそうではないため若干もごもごとしつつも会話を続ける
相手を改めて観察すれば…他人から見れば自分よりも幼いと判断されそうな可愛い少女…。じ、と少し見つめた後心の中で警戒のレベルが少し下がって
「ん、と…?」
突然の体を這うような視線に首をかしげる。体躯的には特に出っ張ったところもなく少女らしさを存分に体現している…ふわりとしている服を着ているためわかりにくいが
「変わった…えっと。レート…?……。うん…いいよ……おもしろい、なら…」
そう答えたものの実際は打算である。どうやらレートという言葉すらおぼろげにしかわからない自分と違いこの少女はこの外見で自分よりこういった場所には慣れているらしい
それに違和感を感じるが、今は安全に目をくらますことが大事である。こく、と頷き…一緒にカジノに行くことを了承する
「わ……」
香りまで感じられそうな距離に近づかれる。反応は小さな声をあげたのみで…近すぎる距離にも、彼女の性質ゆえかそれほど拒否感はないようで
■ミレイ > やったっ、じゃあ今日は一緒に遊ぼう!
(ぱちん、と、小さく手を打ち合わせるものの仕草だけは子供じみた代物か。しかしてその拍子に長丈から覗いた、体躯に見合って小さな手の、その甲部分には袖にあたるマント内へと続く紅紋が刻まれている。それが見えた事を特に気にする事も無く、どころか、彼女の方へと片手を差し伸べて店内へと誘う魂胆だ)
楽しいよーきっと!あ、そだ、ボクはミレイっていうの。名前、教えて貰っても良い?
(と、そこまで言ってから不意に踵を浮かせて背伸びをし、戸惑い気味と思えた彼女の耳元へと唇を寄せると……それまでの快活さから一変、少し潜めた声色として)
…………もし、奥まった所がいいとか、名前がバレない方が良い、とかならお店に入ったらボクがちょこーっと細工するけど……要る?
(判断材料には乏しいものの、相応の身形と思える少女が一人きり、となれば危うい事も多いのがこの街だ。であれば事情に詳しくなさそうな風情、とすれば訳ありか、はたまた単に令嬢が気紛れでお忍びか。いずれにせよ素性偽装の必要は如何に、と、名を問うついでに囁きを向けて)
■アラミル > 「……?、うん…わかった…」
一瞬、可愛らしい手を打ち合わせる動作の際に何かが見えた…が、少し頭に引っかかった程度で特に言及はせず
差し伸べられた片手を…ほんの少しだけ大きい手で握り誘いに応えて
「ミレイ……。………、わたしは、アラミル……、っ」
躊躇いながらも名を告げた時、耳元でささやかれる。その内容、自分が隠し事をしていたことがばれている…その事実にぴき、と少し固まって
少しの間考えをまとめるため、体が固まって…
「……おねがい、できる、なら…したい………かくれないと、いけない、から…。…、…でも、どうして、そこまで…?」
囁きを返した後、体を離し訪ねる。彼女と自分は…自分が忘れているのでなければ初対面のはずだ
そこまで便宜を図ってくれる人物は…何かしら対価を要求されてきた。そんな経験から質問を返す
■ミレイ > ……ワケアリのヒトが来る事も、そんなに珍しい街じゃないし、なーんか目の動かし方が遊び目的だけじゃないようなーって思ったんだよね
(くす、と、耳朶の傍でそう笑み零せば握り返して貰った手を取り、こっち、と、問いへの完全な答えを発する事なく店内へ。彼女の見立て通り入り口が厳重だ、なんて事は無く、利用したい旨を伝えれば後はごゆっくり……通常レートであればこのやり取りで終了するのだが、手を握った彼女は“隠れる”と口にした。……であればこの、言ってしまえば誰でも素通りできるフロアでは不向きだろう、と、仔細を聞く過程をすっ飛ばしたものだから奥へと目論む)
―――と言う訳で、別レートのテーブル、借りるねー
(応対を担当したのは成人しているどころか体躯も中々にがっしりとした男性なのだが、返す言葉は気楽さそのもの、である。そこで名を問われたものだから握っていない側の手甲、こと、茨紋を見せた事でなのか、かえってくるのは『ごゆっくり』だ)
よーっし、じゃあ奥にいこー!さっきちらっと言った、変わったレート、のテーブルだよー
(おいで、と、手を引いて向かうは店の中でも奥まった部分。注意深ければある程度の所から緩く下っており、ゴールとなる扉の位置は入り口を地上1階とすれば地下一階相当である、そんな扉前で、くるりと振り返って)
何から隠れるのか、にもよるけどこの奥はレートと、んー……ふふ、どうしてーって言うなら、そうだなぁ……ここのレートでなら、アラミルと遊ぶと楽しそうってボクが思ったから……じゃ、ダメ?
■アラミル > 「……。そんなに、わかりやす、かった…?」
すごい、と純粋な感想を告げて。そういった機微を感じ取ることはまだ得意ではない彼女にはすごいこと、として映る
まるで自分の庭のように奥へと進む少女が味方…のようでよかった、と思いつつ
(さっき、言ってた面白いレート…?の…テーブル…)
気軽に…野生の魔物などとでも戦えそうな男性と短いやりとりを交わす様をただ見ていることしかできず
「う、うん……」
こういったところはもちろん初めてで、多少きょろきょろしつつも奥へ奥へといざなわれる。どうやら地下の様で…外からなら確かに特殊なことをしないかぎりわからなさそうである
「…………。あやし、けど…。……その、隠してくれてる、ことには変わりないから。信じる…」
また少し相手を見つめた後正直にそう答える。付け加えるように…私も、楽しみ、と小さな声で呟きつつ
賭博もまた彼女にとっては新鮮な経験であるため喜色は隠しきれなくて
■ミレイ > 少なくとも、ふつーにカジノで一山当てたいーとか、お小遣いで気晴らしーって顔じゃないなー、っては思ったかなー
(とは言え仔細を察した訳でもないのだから奥まった場所まで連れ込む行為そのものは趣味交じりである。恰幅の良い受付は簡易的な用心棒めいているのは賭場に時折混ざって居る抑止力のようなモノ。……それが行使する場面が来ても先程の彼ならば問題なく職務遂行となるだろうが、その範囲からも外れそうな奥扉……くす、と、悪戯めいた笑みを零すと、繋いでいた手を解いて)
まぁ、妖しいかもねー?……あ、隠すつもりだけど、この奥にアラミルの関係者さんが万が一混ざってたら……その時は別の方法、かんがえよっか
(なんて気楽に言い放つと、その扉を押しあける。……入ってすぐの場所は意図的に内部を覗き込み辛い構造になっているのだが、そこから踏み入れば……屋内中央には一段上がったステージめいた場所。そこを遠巻きに囲む幾つかのテーブル……客層は、ざっと見る限りでは全て女性。と、その偏りの時点で少々危さを漂わせるが、客層を見ればその危さは際立つ事だろう。何せ……大半の客が半裸であり、中には布で必死に前面を隠す者まで居る始末)
お、丁度奥が空いてる、らっきー……そろそろ、ここの『レート』が何かーって、アラミル、想像できてきちゃう?
■アラミル > 「そ…か…。わたしも、まだ、まだ…」
少女の笑みに自分もまたくす、と笑いを返して…。本来なら恐怖か戸惑いを覚えるはずだが…闊達な相手の雰囲気にあてられ、そのようなことは感じずに
「見るからに、あやしい…。う、ん…そのとき、は……ぜんりょくで、にげる…」
先程のあやしい、とは違いからかうようなそんな口調で返答し…ミレイと共に奥の扉をくぐる。
「……みんな、おんなのひと…?それに……」
確かに異様な雰囲気だが…自分にとっては少ない布は見慣れた姿であり驚いている様子はない
そのことでまた、聡いミレイにはアラミルがこういったことに慣れていることがわかってしまうだろうか…?
「……だいたい、わかった…。……服、とか……その先、のこと、も?」
状況からわかることを自分なりに答えとして返して…大半の客が脱いでいることから自分の衣服、あるいはその先の行為すらも賭けの対象なのではないか、と
■ミレイ > たんにボクがこの街……ヒトの、ちょーっと薄暗い部分に長く居るからじゃないかなぁ
(と、わざとらしく視線を宙に彷徨わせるのはどこかおどけた仕草でもあるか。しかして、妖しさの意味の、その一端を悟ってくれたらしき彼女へは思いの他、話が早いと喜色を唇に浮かべて返し……こっち、と、誘い、奥へ行く頃には入ってきた扉は閉ざされてしまう事だろう)
……せーかーい。ちなみに、そう言うのが趣味だったり、それが賭けの内容に入ってたりすれば、中央ステージも使えるよーになってるの。―――最低の『賭け金』は布一枚から。
(と、無人であったテーブルへと誘うと、構成する木材がそれなりに良い品なのか僅かに光沢有り、間近の壁面には円形の的に幾つかの数字と、赤黒二色のマーク、傍らには小さな投げ矢……ダーツボードを二周り程大きくしたものが設置されている)
もちろん『布』が支払えなくなったり……それか、途中で『その気』になったら、その先も、ベットの対象打よー、ね。……面白いでしょ
(と、言うなり己は、よいしょ、なんてわざとらしくローブを脱ぎ、痩身を露とするには露出面積の大きいシャツとローライズボトムを晒し、同時に露になるは両腕の茨紋。そうして脱いだ一枚目の布をテーブルへと置いて)
―――まずは一枚からする?あ、レートを上げたかったら、上げる側が先脱ぎ、っていうのが一応のルールだよー
(どうする?とばかりに首を傾げるものの、その視線は今度は隠す事なく胸元へ。……服飾そのものへの価値ではなく“その先”をこそ目当てとしているのだと、色情に敏ければ気付かれる頃合か)
■アラミル > 饗宴の奥へと誘われ…その間、周りの様子を見て、ほんのりと頬を紅くしつつ無人のテーブルへ
「…最低、1枚……勝ったら、着れるって、こと…?」
それともどちらかが「その気」になるまで脱いだままなのだろうか、と質問を投げかけたり
素人目でもわかる質のいいテーブルと…賭けで使うのであろう何かの道具…
「……ん。わかった……。もともと、隠してもらったから…その…殺される、とかじゃなかったら、受けるつもり、だった、し……。……」
問題はアラミルの服装が…軽いアクセサリーなどはついているもののワンピースタイプであるためそれほど掛け金がないことか
そのアクセサリーなども賭けの対象にできるのか、なども確認するだろうか
「…どういう、ゲームかも、わからない、し……とりあえず、1まいで…レート、のことは、わかった…」
こく、と頷いて…。視線を向けられれば自分を緩く抱いて…どうやらミレイが最初からその気であることがわかったようで、また少し、頬に朱が差す
■ミレイ > んー、勝ったら『賭けた布』を次に持ち越せるだけー。……着るのは、テーブルを離れる時、だよ?
(つまりは『その気』になるか、ないしは先程、必死に前面を隠して居た者のように裸身で、行為を対価にしての賭け続行、と言う事。―――あのまま必死になっていた側の女性の負けが混めば中央ステージにご招待となるだろうなぁ、とは記憶範囲での予測。とは言えそのテーブルからは少々離れた場所まで誘い込んだものだから賭けの趨勢を見守る事は出来ないだろう)
服飾品とか宝石類は、どっちかって言うとさっき通り過ぎた表テーブルの方での賭け対象だよぅ。……後はその辺を残しておかないと『布ゼロ枚』から外に出る事になった時に厄介だから……って言う理由なのかどうかは聞いた事ないけど、此処の賭け代に乗せられるのは、服、と、下着……だから、アラミルだと……ふふ、早速、そのワンピースを脱いで賭け台に乗せて貰うの。……ふふ、脱いだらボクがこの矢を投げるから、アラミルは数字の偶数か奇数、それか、色の赤か黒、どっちか決めて?数字なら数字で、色なら色で、今回は二人だからボクはその逆を狙って投げて……刺さらなかったり、アラミルが言った方に命中しちゃったらボクの負けで、この台に次のレート分追加……倍率とかで色々遊べるけど、シンプルにワンゲーム『遊んで』見るほうがいいかなーって、どーぉ?