2016/11/03 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にシャニスさんが現れました。
■シャニス > 普段は王都から離れはしないが少し遠出の、湾岸都市への荷運びの仕事を終えれば少し観光していこうと市街地に
ふらふらと王都に無いものを見て歩いていれば客引きの声に乗るままにカジノへと
入ったのはよかったがそれが判りやすいかもわからずにカジノ内を彷徨い
カモと見られたのか一つのカード席にと案内され……
「これでよろしかったですよね?」
ルーレット台に誘われしばし、運がいいのかサービスされているのか
狙い目に玉が入れば手元にかけたコインが倍にと戻ってきて満面の笑み
これは楽しいものだと思って次はどの数字が当たりそうかと台を眺めて
■シャニス > 「次は赤の5でお願いしますわね」
次はこれと決めればそこにコインを全部押して全額をかけ
その事に驚きと呆れの目を向けられるのも気にせずにディーラーが玉を転がすのを待つ
投げられた玉が転がるのを眺め…再び指定したところに入るのを見れば軽く手を打って
「また勝ちましたわね」
また倍になって戻るコインの山にこれは持って帰るものなのかとずれた事を考え
どうしようと困ったように首を傾げる
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にソル・グラディウスさんが現れました。
■ソル・グラディウス > 依頼で港湾都市へやって来た黒づくめの青年。
折角だからと観光をしようとハイブラゼールへと赴いた。
カジノに入り、金貨をチップに変えていざゲームへと参加したのだ。
そして現在、一枚だけになったチップを見てため息をつく。
「……はぁ……」
それをポケットに入れれば項垂れてため息をつく。
この男、戦闘などは得意なのだがこのようなゲームは苦手で途轍もなく運が無いのだ。
落ち込みつつカジノ内をうろつく。
ルーレット台の方から聞こえる歓声と人だかり。
誰かが大当たりでも引いたのだろうかと近づいてみれば見たことのある吸血鬼の女性がそこに居た。
「……お前がここに居るなんて、意外だったな」
彼女の横のカード席へ座るとチップを一枚、ポケットから取り出して赤へと置きつつそう言葉をかける。
■シャニス > 気が付けばそれなりに人が周囲に集まり何か珍しいのかと判らない顔で周りを眺める
その中にこの街ではなく王都で出会った男性を見つけて
「仕事でこの街に来て観光をしていたら誘われましたのよ」
意外と言われればそうなのかと不思議そうに見返し
横のカード席に座る男性に目を向けている理由を本当に簡潔に説明をする
ディーラーに次はどうするのかと問われると今回は見送ると断って男性を眺めて
■ソル・グラディウス > 「なぁーんだ俺と同じか…というかお前、何の仕事してんの?」
説明を聞けば、彼女を横目で見てそう聞く。
自分も依頼を終えて、ついでに観光しようという事をさりげなく告げれテーブルを見据える。
ディーラーがホイールを回転させ、ボールが投げ入れられる。
固唾を飲んでそのボールを見据える。手汗が吹き出し、真剣な眼差しでその様子を見守った。
ボールはホイール内を回転した後、カンカンッと跳ねれば最終的に20へと収まった。
「あっ」
20は黒。
赤にベットされている彼のチップが無慈悲にもディーラーに回収される。
最後のチップが消え去り、何処となく落ち込んだ様子で頭を抱える。
■シャニス > 「そうなのです?私はそうですわね……何でも屋ですわ」
問われて今までに受けた仕事を思い浮かべ、荷運びや採取、時折に討伐などもやっているのでこれという言葉が浮かばずに何でも屋と返し
告げられた事にお仲間ですとなぜか嬉しそうに笑みを見せて
今回はかけてはいないがディーラーの投げたボールを目で追いかけ
これはかけていたらどうなったのだろうと考え……
ボールが入り、男性の声に当たったのかと思えば回収されていくチップ
その落ち込んだ様子が気の毒に見え、勝ったはいいがどうしていいか判らないチップの山を男性の方にと押して
使ってくださいと言うように
■ソル・グラディウス > 「何でも屋?…冒険者ではなく傭兵って所か」
息を吐き、落ち込んでも仕方ないという風に顔から手を退ければ彼女へそう聞く。
冒険者と素直に答えなかったことに少し違和感を覚え、恐らく傭兵やそれに類するものだろうと予想を立てる。
それより、何故嬉しそうに笑っているのだろう。謎だ。
「…いや、いいのか?」
山積みのチップを押し付けられ、そう聞きつつもチップを受け取る。
手始めにチップの半分を黒に置き、ベットをする。
先ほどと同じようにボールが投げられればホイールの中で回転する球体。
跳ねつつ、今度は19へ収まった。
「……これ返すよ」
頭を抱えてため息を吐く。
19は赤。またもディーラーがチップを取り上げていく。
やはり運が悪いのか、半分になってしまったチップを彼女へ返す。
■シャニス > 「傭兵ではありませんわ。何でも屋ですの。冒険者ギルドには所属していませんのよ」
ギルドに登録している訳でなく個人で気まぐれに仕事をしているので何でも屋だと答えて
むしろ何でも屋と冒険者の違いがよく分かっていない顔で首を傾げる
「構いませんわ。気が付いたら増えていましたの」
むしろこれ以上増えてもどうしていいか判らず
それよりも知った人に使ってもらえる方が嬉しいと
そして男性が黒に置くのを見て逆の赤にと適当な量のチップを置く
投げっれたボールの行方を見守り……当たった事に目を丸くする
「使ってしまっても構いませんわよ?」
ため息を吐く男性にそう告げて
半分になったチップと勝ったチップ、量の変わらないチップの山を見て
■ソル・グラディウス > 「わかった。何でも屋ってことにしておく」
そこに妙な拘りがあるのか知らないが、訂正されればそう言い直す。
何故首を傾げているのかわからない様子で、こちらも首を傾げる。
「気づいたら増えてたって…お前、とんでもねぇ強運だな」
彼女が自分とは逆の赤にベットして当たったのを見て引きつった笑顔を見せる。
全体の量として変わらないチップを見る。
これ以上増えてもどうすればいいとかいう悩みはいざ知らず
自分が何故当たらないかという理由を考え込む。
「わかりましたわ。では使わせていただきますの」
少し悩んだ後、彼女の口調を真似してチップの山の半分を取る。
こちらに手繰り寄せたチップの半分を黒へとベットし、当たるのをひたすら祈った。
■シャニス > 「そうしておいてください。でも何でも屋と冒険者の違いって何なのかしら…?」
納得してくれた事に嬉しそうに笑い
首傾げる男性を見て何か?と言うように見て
「こう…この色がいいかもと思ってやっていたらこうなったのですわ」
男性のひきつっ笑みを見てもしかして運がないのかと失礼ながら見てしまい。
このチップをどうしようと眺める。
「ですから真似をしないでください。意地悪ですわね」
口調を真似られ頬を膨らませて怒ったと言うように見せ
それでも山の半分を渡して
新たに黒にチップをかける男性の姿に試しにと黒にと山を全部押して
ディーラーがボールを投げるのを見守って…どちらに入るか楽しみだと見つめる
■ソル・グラディウス > 「まぁ、本質的には特に違いはないだろ。ギルドと連携しているかどうか、だろうな」
彼女の言葉にそう返し、頬をかく。
嬉しそうに笑っている理由が解らず、首を傾げる。
何か?と問われれば何でもないと答え、テーブルに顔を向けた。
「この色がいいかも…か。それだったら俺の場合は黒一択なんだが」
彼女の声を聞き、顎に手を添えてそう返す。
自分の服装の色もあってか、黒色が自分のトレードマークと化していた。
「はいはい、悪かったよ」
頬を膨らませている彼女に手を伸ばし、頭を撫でてみる。
これで機嫌が直るほどちょろければいいなと楽観的な考えを持ち
ディーラーが投げたボールが収まる。
8の黒。ようやく当たったと安堵の表情をして、チップが自分と彼女の元へそれぞれ二倍になって帰ってきた。
■シャニス > 「そうなのですの?それでしたら私も冒険者と名乗るべきかしら」
頬を掻く男性を見てそれならば冒険者と名乗ろうと決めて
首を傾げる姿を笑顔で見続け、何でもないという答えにそうなのかなと
「色当ては得意ですの。でも他はさっぱりですわ。黒は良い色ですわよ」
自分も普段から黒いドレスを纏っているだけに黒色は好きと
ただその時でこう言うのは色を変えているだけで
「前にも言った気がしますわよ。もう…」
むっと怒った顔をしていても頭を撫でられれば直ぐに機嫌が直ったのか笑みにとなり
簡単に機嫌が直るちょろさで
「あら、当たりましたわね?」
今度はボールが黒にと入り、倍になったチップよりも安堵の表情を浮かべた男性によかったですわね、と男性が当たった事の方が嬉しくて
■ソル・グラディウス > 「まぁ…そうだな。そうした方がいいだろ」
腕を組んで頷いてそう返す。
いずれ一緒に仕事を出来るだろうと密かに期待しつつも、顔には出さず
「いやなぁ……」
対してこちらは色当ては苦手な様子で困った風に頭を抱える。
いざという時に賭けている色を変えても、何故だか色が当たらない。
「あぁ、言われたな。…悪かったよ」
頭を撫でつつ、彼女へそう謝罪する。
笑みを浮かべる彼女に内心はちょろいなどと考えつつ、手を引っ込めて撫でるのをやめる。
「おぉ…!」
当たったことに驚き、思わず席を立ちあがってしまう。
恐らく彼女のお陰だろうがそんなことは今はどうでもよく、ただ当たった喜びに浸る。
■シャニス > 「ではそうしますわ。ありがとうございます」
男性の言葉に深々と頭を下げてお礼を言い。
もしかすれば冒険者と名乗れば今後一緒に仕事をするかも?と
「これは直感ですわよ?」
困った風にする男性に自分なりのコツを説明して
当たらないからかえるではなく信じる心だと
「そうでしょう?怒りますわよ」
謝罪されればもう怒ってはいないがまた怒るかもと告げて
内心に思われている事など全く分からずに
「おめでとうございます」
席を立ってしまう男性を見上げて笑みを見せて
悦びに浸る姿を嬉しそうにみる
■ソル・グラディウス > 「何で礼を言ってるかわからんがな…まぁ、どういたしまして」
何故かお礼を告げる彼女へとそう告げる。
一緒に仕事をする機会を楽しみにしつつ、腕を組む。
「直感?そういうもんなのかなぁ…俺にはよくわからん」
腕を組んでじーっとテーブルのチップを見つめる。
直感だの信じる心だのはよく理解できず、ひたすら頭を抱え悩む。
「あぁ、悪かった。後で血をやるから怒らないでくれよ」
素直に謝罪をして、血で償うと告げる。
血で償うと言っても、吸血鬼である彼女に血を分け与えることであるのだが
それに、もし怒ったとしてもまた撫でれば機嫌が直るだろうと危機感皆無な様子で。
「わかった。お前が賭ける色に賭けりゃいいんだ。」
納得したように手をポンと叩けば、次に彼女が色を選ぶのを待つ。
嬉しそうにしている彼女をじーっと見つめ、早くと催促するように視線を動かす。
■シャニス > 「いえ、何でも屋だと判ってくれない方が多くて。
でもこれで大丈夫ですから」
何でも屋よりも冒険者の方がきっと信頼も得られると笑って
「そういう者ですわ。仕事でもこれは危険と思ったりする感覚と似ていますわね」
腕を組んでテーブルのチップを見ている男性
その姿に自分を信じればと簡潔に言って
「血は今は大丈夫ですの。今度頂けたらでいいですわ」
その言葉に嬉しそうに笑って、今は大丈夫と
街に着くまでに盗賊に遭遇し沢山飲んだのは秘密で
何気に撫でられると直ぐに怒っているのを忘れるという
「それだとあたりそうですけど…ちょともう戻りますの」
男性の言葉に申し訳なさそうにしてチップを全部男性の方に通して
ごめんなさいと頭を下げて席を立つ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からシャニスさんが去りました。
■ソル・グラディウス > 「あぁ、ならよかった」
何でも屋と冒険者の違いなど微々たるものだろうと考えつつも
嬉しそうに笑っているならそれでいいかと。
「あ、それなら何となくわかるな。直感か…」
ジーッとホイールを睨み、戦闘で感じる『あの感じ』を思い出しつつ
どちらに賭ければいいか考え込む。
「今度な。OK…その時は、報酬忘れるなよ?」
自身の首元を触りながら彼女へそう返す。
血を分け与えた報酬。即ち、男女がする行為を期待しつつも
次回、血を分け与える機会を楽しみにする。
「あぁ、俺はもうちょっと頑張ってみる。じゃあな」
チップをすべて渡され、席を立って移動を開始する彼女へ手を振れば、テーブルに向き直る。
その後、上手くコツを掴んだのか。直感で少しだけ稼いだのだが、最後に負けるのがカジノのルール。
全てを破産して、失意のままカジノを出るのであった―――
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からソル・グラディウスさんが去りました。