2016/08/25 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にネリスさんが現れました。
ネリス > ハイブラゼールのカジノの一角。
ブラックジャックを行うテーブルの席に着き、微笑を浮かべてディーラーを見つめる女が一人。
人々は行き交っているが、今の所このゲームを楽しんでいるのはネリスのみ。
ディーラーは頬を染め、うっとりとした目でネリスを見ながらカードを配る。
他に客はいるものの、その様子に気づくものはなく。

赤い瞳でじっと見つめるだけで、ディーラーは心地良さそうに身体を震わせる。
それもそのはず、『魅惑』の特性は今は目の前のディーラーにだけ作用している様子…。
しかし、大勝しているわけでもなく、ただ二人でお遊びのようにブラックジャックを楽しんでいる。

カードが配られる。
少しの間、手札を揃え―――オープン。
今回はネリスの負け。
ディーラーは少し残念そうな表情を浮かべる…それもまた楽しいもの。

ふふ、と微笑みながら少し思考する。
さて、もう一人くらい楽しめそうな子が入ってこないものか…。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
チェシャ=ベルベット > とん、とテーブルの上に積み重なったチップが載せられる。
掛け金を提示した少年はネリスから一つ間を空けた席に座り
じっと挑むような目線でディーラーを睨む。

ネリスの美貌に鼻の下を伸ばしている相手を蔑んでいるようでもあった。

そんな視線に射られてディーラーも居心地悪そうに肩をすくめたが
再びゲームを再開しカードを配り始める。
配られた手札を少年が一瞥すると、

「ヒット」

そう涼やかな声でつぶやくとテーブルを指で叩き追加のカードを要求する。

ネリス > 新たにやってきたのは少年と言っていい頃合の男の子。
魅了されていたディーラーにキツめの視線を向けている所を見ると随分と真面目な様子。
折角のカジノ、楽しむのが一番だと思うのだけど…。
けれども、それはそれで面白そうではある。

そう思いつつ、新たに配られたカードを確認する。

「…ヒット。」

カードを追加。同性すらも魅了した甘い声が響く。
席は一つ離しているけれど、少年は耳元をくすぐられたように感じるかもしれない。
少年の視線に戸惑ったディーラーも、すぐに目つきをとろんとさせて二人にカードを配る。

チェシャ=ベルベット > 楽しそうな相手とは反対にますます表情が険しくなってくる。
甘く魅了するような声が耳に届けばぞくりと身を震わせた後
横目で睨むようにネリスを見た。

だが、別に声をかける事はしない。
またしても顔の緩んだディーラーを蹴飛ばすような調子でヒットを宣言。
だが改めてきたカードを覗きこむや、カードをオープンして両手を軽く上げた。

「バースト」

手札を見れば21を大幅にオーバーした数字が並んでいる。
ディーラーがチップを回収し、ネリスのターンを促した。
じっと彼女の次の選択を見届けようとまた鋭い視線が少年から向けられる。
まるで女の正体を探るように。

ネリス > 少年が睨むようにこちらを見ても、涼しい顔でディーラーとだけやりとりをしている。
何事もなかったかのように。
3枚目のカードを確認している内に、少年はバーストを告げる。

「…スタンド。」

少年は様子を伺っているようだ。
しかし、ネリスの姿を見つめすぎていると、欲情を少しずつ煽られたり、引きこまれるような感覚を味わうかもしれない。

甘い声を発しながら、現在の手札で勝負する事を宣言する。
ディーラーも現在の手札で終了らしい。
結果、ネリスは20 ディーラーは18という結果に終わった。
勝ち得たチップを手元に。

そこで初めて少年を見返した。
その美貌に、歳下の青少年を見るように薄い微笑を浮かべて。

チェシャ=ベルベット > 自分を意にも介していないし、見られることになれた顔で
涼しげに振る舞うネリスの姿に聞こえるか聞こえないかの音で舌打ちする。
必死に魅了の効果が及んでいないように隠しているが、
やや頬に赤みがさして動いてもいないのに息があがっているのがわかるだろう。

女の手札がディーラーに勝ったのを見届け、その視線が互いに交わり微笑まれれば
先程よりもオーバーに身を震わせた。
まるで物音に驚いた猫が椅子の上でぴょんと飛び跳ねたような様子である。

すぐに視線を逸らして真っ赤になった顔で俯いた。
非常に不満気な顔でぼそぼそと呟く。

「ちょっと……ところ構わずそうやって誘うのやめてくれる?
 ゲームに集中できない」

そういって顎で示した先のディーラーはすっかりネリスに酔いしれて
自身のズボンの股辺りが膨らんでいるのにも気づいていない様子だ。

ネリス > 人よりも良い聴覚はきちんと少年の舌打ちを捉え、
微笑みかければびくっと随分と驚いた様子。
微笑ましい。と考えながらもきちんと少年の興奮した状態は抑えている…。

勝負が終わり、新たなカードが配られた。
それを受け取りながら、不満そうな少年の小言を耳にする。

「別に…誘っているわけではないですよ?」

実際、ネリスは別に不思議な事をしたわけではない。
使ったであろう魔力も感じないだろうし、会話も普通にしている。
少年にした事といえば微笑みかけただけ。
…ただ単に、声も姿も異常な程魅力的なだけである。

「それに、簡単なゲームでしょう?……ふふ。」

テーブルの上に置かれたネリスの両手。
その白い繊手が動く。
ゆるゆると動くそれは、少年とディーラーの視線を惹きつけ、性的な妄想に没入させるように。

チェシャ=ベルベット > 女の手がただカードを繰っているだけなのにその動きが妙に生々しく
あの手に触れられてみたいとか、自分の弱いところに触れてほしいとか
そんな考えがじわじわと湧いてくる。

それはディーラーも同様のようでだらしない顔で開けた口からじゅるりと汚らしい涎が垂れる。
魔力の気配も魔術の流れも感じない、とはいえただ魅力があるだけでここまで人の心を揺さぶれるものだろうか。

ますます警戒心を強めた表情で、しかし女の一挙手一投足に目を離せずにいる。
このままでは相手に飲み込まれる、そんな危機感があった。

突然バサバサとディーラーの手元が狂ってカードがぶちまけられた。
その音で我にかえると頭を振って、妄想を追い払う。

「っだから、その動きが一々変なんだよっ!
 ……あんた、人間じゃないだろ……魔族が何を企んでいる?」

全身の毛を逆立てるように威嚇し、ディーラーからは見えぬ位置の片手にいつの間にか銀の手甲が現れる。
鋭い爪先をかちりと打ち鳴らした。

ネリス > ただ手の動きだけで少年は一瞬呆けたような表情になっていた。
その様子が可愛らしくて、くすっと笑みを浮かべてしまう。

ディーラーのミスでカードがぶちまけられる。
自身の魅力に飲みこまれた者は大体そうだ。
挙動が怪しくなり、思考力や判断力が疎かになる。
慣れ親しんだ光景に、『気にせずどうぞ』と声をかけていると、

少年から上がる怒りの声。

「…あら、怖い。別に変な事はしてませんのに…。
私はただ、賭け事を楽しんでいるだけですよ。

それに、魔族なんてその辺に沢山いるでしょう?」

最後の一言だけは少年にだけ聞こえるように。
少年の手に凶器を見て取っても笑みは消えず。
しかし、さすがにそれを振るわれるのは自分にも、このカジノにもよろしくない。

…だから、意識を向けてあげよう。
今まで無造作に微笑みかけていただけだが…意識的に、少年へと笑みを向けた。
魅惑の女性が、少年を魅了するために微笑みかけてくる。

チェシャ=ベルベット > 確かに魔族はそこら辺にたくさんいる。
今やこの国が人間のものでもその数は日に日に増えて
おおっぴらにはせずとも珍しくもなくなってきた。
だからといって目の前の相手を警戒しない理由にはならないし
この異常な魅力の理由がわからない以上恐れるべき相手である。

そんじょそこらの女には簡単に靡かないことを自負していただけに
たった少しの会話と視線だけで魅了されることにひどく憤慨していたし
自己嫌悪していたのだ。

だがここで荒事に発展しては無関係の人間を大勢巻き込む。
その上目撃者が多いしはたから見れば加害者は自分だ。
目の前の魅了されたディーラーも、ネリスに害を加えようとした瞬間自分に敵対するかもしれない。

どうすべきか迷った瞬間、ネリスがこちらへ向き直って真正面から見据えてきた。
それをまともに受けて立ったせいで、ぐらりと頭に靄がかかり始める。

「あ、……うっ…ぁ……」

くそ、と悪態をついてなんとか正常な思考を取り戻そうとするが
女の微笑、たったそれだけがひどく眩しく意識の中に焼き付いていく。
ゆるやかに弧を描く唇が、細い指が、涼やかな目元が
じっと自分だけに向けられる恍惚がチェシャを支配する。

いつしか顕現した魔法の手甲も霧のように掻き消えて、
だらりと力なく両腕を下げた。
完璧に戦意を失ったものの瞳、ぼんやりと女に見惚れて呆けている。
まるで借りてきた猫のように荒れていた姿がおとなしくなってしまった。

ネリス > 少年に静かに微笑みかけるだけ。
たったそれだけの事ではあったが…。
抵抗してはいるものの、少年は次第に自らの意識をぼやかせていく。

「大丈夫よ…貴方だけを見ているわ。」

だらりと両腕を下げた少年に、一言だけ囁きかける。
魅了した男性にとっては歓喜とも言える言葉。
とろんと自分に見惚れる視線を受けて、また微笑み、席を立つ。
ディーラーに席を離れることを告げ、残念そうな視線を受けながら少年に語りかける。

「ふふ。可愛い。……こっちへいらっしゃい。
…気持ちいい…天国を見せてあげる。」

そう言いながら卓に背を向け、カジノの一角へと歩き始める。
少年がついてくる事は疑っていない。

少しの距離を歩き…やがて、人気のない場所へ。
そこは、今日は使われていない小部屋のようだ。そこへ少年をゆっくりと誘い込む。

チェシャ=ベルベット > ネリスの台詞『貴方だけを見ている』、
たったその一言を囁かれただけで可哀想なほど顔を赤らめ息を呑む。

男であれば美貌の女性が自分だけに興味を持っている、
自分だけを見ていてくれることに最高の栄誉と恍惚を感じるはずだ。
ぞくぞくと背筋を震わせ、熱っぽい吐息を漏らした。
自分を見ていてくれる、見捨てないでいてくれる。
こんなちっぽけな自分を、見ていてくれる人がいる。

女が席を立ち、自分を誘えばふらふらと後を追うように立ち上がる。
もはや周りの状況など見えない様子で、ただずっとネリスだけを見つめている。

カジノの喧騒から離れた小部屋に誘われれば、
入口付近で足がもつれはじめ、隅のほうで縮こまり何かを堪えるように
自分の服の裾を両手で握りしめた。

ネリスに触れたい、触れさせて欲しい。
かわいがって欲しい、甘えさせて欲しい。触れて欲しい。何もかも奪われたい。
過去に培われた奴隷の素養が悪癖のように内側からにじみ出てくる。
だが、自分から触れることはできず(奴隷が容易く主人に触れてはならないからだ)
じっとネリスに視線を向けたまま苦しげに喘ぎ、身を捩る。

ネリス > 少年だけを見ている、という言葉はしっかりと刻みこまれた様子。
熱いため息も、興奮に身を震わせた事もしっかりと見届け、
きちんと自分についてきた少年にまた微笑みかける。

「いい子。えらいわ。」

くすっと笑いながら、かちゃり、と小部屋の鍵をかけた。
これで誰も入らない。邪魔するものはいない。

「私と貴方…二人っきり。誰もいないわ…。私と、貴方だけ…。」

さらに妄想を煽る囁きを少年にしつつ、ちろりと舌先で耳元をくすぐってあげる。
そして、そこまでしておいてから少年の変わった様子に、少し首を傾げた。

「…どうしたの? じっとして…。」

優しい問いかけと共に、顎に白く細い指先を伸ばす。
うっとりとするような感触と共に、くい、と顎先を持ち上げ視線を絡ませようとする。
じっと見つめ合った恍惚感の中でなら、何事も正直に喋れるだろう、そんな思いから。

チェシャ=ベルベット > 優しく褒められ、小部屋の鍵を閉められたことにも気づかないまま
うっとりとネリスの言葉に耳を傾ける。
そう、この空間に二人きり。自分だけを見てくれる艶やかな美女とたった二人きり。
なんの不安も恐れもないはずなのに……。

「ひゃふっぅ……!」

舌先で耳をくすぐられただけで少女のように甲高い甘い声をあげる。
伸ばされた白指が顎先を持ちあげたならさしたる抵抗もなく容易く視線を絡ませる。

先ほどの険しい表情は何処に行ったのか、すっかり顔を蕩けさせ
自らその指先に喉を擦り付けゴロゴロと猫のように甘える。

「う、あ……っわかんないけどっ、
 触って欲しいの……、僕、幸せなのにっ……見られてるだけで、幸せなのに、
 触りたいし、触らせて欲しい……!」

なおさらきつく裾を握りしめ、苦しげに目元を潤ませる。
理性が崩れかけたせいでせっかく施したミレーの特徴を隠す魔法も解け、
今ではぴょこんと頭の上に生えた猫の耳と尻尾が甘えるように震えて揺れる。

ネリス > 可愛らしい反応に気を良くしたか、笑みは少し深まる。
少年の潤んだ瞳を見つめながら、じっくりと少年の独白を聞き、
そう、と一言だけ返した。

そして、ネコのように甘えてくる少年の姿と、
解かれた魔法によってミレーである事を把握すると、なるほど、と内心で考えた。
先ほどから控えめにしようとする動作といい…。少し納得した様子。

「いいわ…触らせてあげる。
…でもまずは貴方の全てを私に見せて?…私だけに…見せて…?」

甘く囁きかけるその言葉。
暗に脱衣を示す言葉だが、自分だけに、という言葉を使い羞恥よりも欲求を高めるように。

囁きかけた後に少年から少し身を離し、するりとローブを脱ぎ始める。
背を向けて、時折見返りの姿勢で妖艶な流し目を少年に向けながら…徐々に、服を脱いでいく。
じっくり、ゆっくりと妖しいストリップを見せつけ、少年を興奮と官能の渦へ捕らえていく。

チェシャ=ベルベット > 囁かれた言葉に目を見開き、自分から女の温もりが離れていくのに
ひどく残念そうな顔になる。
だがその後ネリスがそっと自分の衣服を脱いでゆけば
食い入るようにその光景に見入った。

少しずつ暴かれる白い肌、匂い立つような官能の兆しに
性に慣れているはずのチェシャでさえ初な子供のように息を呑んだ。
少しずつ少しずつ時間をかけて服を脱ぐ様子に焦れているようでもあった。
いっその事自分が乱暴にあの女を押し倒して爪で衣服を裂いてしまえれば……。
そうは思うものの、命令されたのはまず自分のすべてを相手に見せることだ。

震える指が裾から離れ、のろのろと衣服のボタンに手をかける。
緊張と興奮のあまり手元が狂うのかもどかしそうに脱ごうとするが
結局焦りすぎてボタンを引きちぎるようにして脱いだ。

恥ずかしげにシャツやズボンを脱ぎ終え床に捨てると、
ほのかに赤みのさした白い肌が震え、恥じ入るように股の間のものを手のひらで隠す。

「ぬ、いだ……っから、触らせてっ……!おねがいぃ……」

発情した猫よろしくもじもじと内股をすりあわせ、忙しげに尻尾を振る。
もちろんずっとネリスのストリップから目を離したりはしない。
絶対にこれは見逃してはいけないのだと、そう信じているかのように。

ネリス > ぱさり、ぱさり、とまるでスローモーションのように落ちていく衣服。
元々ローブの下は露出は高めではあったけれど…真っ白な裸身を晒すと、
それは暗がりにうっすらと浮かび上がっているようで。
強烈な魅惑の力は、肌を晒すことでさらに強くなり、少年を惹きつけていくだろう。

「ふふ…いらっしゃい…。」

そして、ゆっくりと手招きをする。
まるで催眠で操るかのように少年の視線の先で白い指が揺れる。

少年が傍にくれば、どこを触りたいの?と語りかけていくだろう。

「…ここ…それとも、ここ…?」

大きめの乳房を指で緩く持ち上げる。理性を揺らがせるようにふるんと震える柔らかな果実。
半身を晒し、自らの臀部を艶やかな仕草で撫で上げ、自らの身体のラインを見せ付ける。
指先でしっとりと濡れた唇をなぞり、暗に口付けを示す。

そして、太腿の間で少し液体の光る股間部分を…興奮を煽るように、自らも手で隠しながらちらりちらりと指の間から少年の視線に晒す。

「さぁ…おいで…。」

チェシャ=ベルベット > 暗がりに浮かび上がる裸身にすっかり骨抜きにされた様子で
よたよたと女の誘うままにそばに近寄る。
ただ傍らにたっただけでよりネリスの女性としての芳香が敏感な鼻に漂い
余計に興奮を煽った。

不出来な生徒に教師が丁寧に教えるように、何処を触りたいかと
ゆっくりその動きで尋ねられる。
豊かなでふっくらとした胸も、くびれからたっぷりと丸みのあるラインを描く下半身も
濡れて妖しく言葉を紡ぐ唇も何もかも全部触れて貪りたい。

「ぜんぶっ……ぜんぶ……さわらせてぇ!」

獣の俊敏さでネリスに跳びかかり、押し倒す。
背後にあったソファが激しい動きにきしんだがそれにも構わずネリスの唇を奪い無我夢中で舌を入れる。

柔らかな胸を手のひらで握りつぶすように揉み、
激しいくちづけから首筋をざらりとした猫の舌で舐めて、肩口を軽く甘噛する。
揺するようにしてネリスの股の間に自分の性器――少年らしいそれはすっかり立ち上がって
それを必死に隠された場所へとこすりつけ、ぬめる中へ押し入ろうとする。

「んぅ、あう!いれさせてっいれさせてよぉ!にゃんではいんないのぉっ!」

乱暴な動きではなかなか狙いが定められないのだろう、濡れそぼったそこに突き立てたはしから滑ってそれてしまう。
哀れなほど必死になって腰を振り立てる。