2016/08/16 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にレダさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からレダさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にレダさんが現れました。
レダ > 港湾都市ダイラス・ハイブラゼール。

至福の島、大歓楽街、そして不夜城――。

そういった数々の言葉で彩られるこの島の一角。
とある娼館兼ミニカジノ。

その卓の一つで、ボンデージのようなデザインの皮鎧を着た女戦士と、
このカジノのディーラーらしき、燕尾背広風のレオタードを着た女ががブラックジャックを行っていた。
一見普通のカジノゲームのように見えるが、女戦士の顔はまるでスポーツでも行っているかのように
上気し、汗をかいている。

そして、その股座……ボンデージの股間部分はしっとりと滑りを帯びていて。

『さて、オープンだけれど、……悪いわね、私の手役は『20』。お客様は――。』

「じゅ、じゅうろ――んおッ……♥ おッ♥♥♥」

――びゅぐっ。

ワンゲームが終わり、勝者――ディーラーが自身の手札を晒す。
すると、ゲームに負けた女戦士はがくがくと腰を揺らしながら体を弓なりにしならせ、果てる。
そう、この卓で行われているゲームには魔術的制約が仕掛けられており――。

敗者には、強烈な性的快感が襲い掛かるしくみになっているのだ。

レダ > 「――お客様? ……ああ、だめだこりゃ。完全にトんじゃってる。」

客の様子を確認したディーラー……レダは、
ちりんちりんと卓備え付けのベルを鳴らして、カジノのスタッフを呼ぶ。

「こいつ、3000ゴルドは負けてるのにしつこくてさ。
 手持ちもないみたいだし、適当な『客』にあてがって。
 カネもないのに、ここに来るんだもの。そのくらいの覚悟はしてるでしょ。」

卓に突っ伏して、涎を垂らしながらあーあーとうわごとを呟く女戦士をスタッフが卓から引きはがし、
まるで他の客たちに晒し者にするように片足を掴んで引きずっていく。
行く先は、2階――。この施設の『娼館』として利用されている場所だ。

「……はーあ、今日は人でも少ないってのに、来るのはこんな客ばっかだなぁ。」

手持無沙汰になったレダは、しゃっしゃと音を立てながら絵札をシャッフルして次の客を待つ……。

レダ > と、そんなレダに後ろから別のディーラーが声をかける。

「ん、もうそんな時間? んじゃ、私はアガるから。後は宜しく。」

ちょうど、ディーラーの交代の時間がやってきたようで、
レダはにこりと笑みを浮かべ得ると、そのままバックヤードへと引っ込んでいった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からレダさんが去りました。