2016/01/05 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/冒険者ギルド」にディン・タウロスさんが現れました。
■ディン・タウロス > 一仕事を終えて、ギルドへと依頼の完了の報告及び報酬の受け取りに山脈から王都より近いこちらのギルドへやってきて。
受付で手続きを終えてから、テーブルに着き、適当に酒と料理を頼み、仕事の慰労を一人で始める。
「こういうときにパーティを組んでると一人酒にならなくて済むんだろうが、まぁ、いないもんはいないんだ。贅沢を言うもんでもないな。
ソロだと出来る仕事の幅も狭いっていう不利益はあるが、好きに出来るっている利益の方が大きいからな」
注文した酒とつまみ程度の料理が運ばれてきて、一人寂しく手酌で酒を飲みながら、飲みすぎない程度に酒量は抑えつつ一人慰労会を始めて。
周りに人影はまばらで、やや閑散とした雰囲気ながらも一人でいるのが目立たない程度の人数がいる。
■ディン・タウロス > グラスに強くない果実酒を注ぎながら港ということで新鮮な魚料理を啄み、適当にギルド内へと視線を向けて。
同業者と思しき鎧を着た男や軽装の女、依頼人のように見える女性などがいるのを観察する。
誰か適当に声をかけて一緒に酒でも、そう思えるような人物は今のところおらず。
もしかすると人影に隠れて目に入ってないだけかも知れないが。
「討伐依頼もな、相性が悪いと返り討ちにあうのが落ちだからな…力を使えばどうにかなるとはいえ、あんまり使っていいもんでもなし。
使わないで死ぬくらいなら、使うしかないんだが…ご利用は計画的に、ってことか」
自身に寄生している生物の力を使えばソロでも狩れる獲物の幅は広がるものの、使い過ぎるとペナルティもあって。
狩りで軽々しく使う訳にもいかないんだよな、と一人愚痴るように呟きながら、グラスを傾ける。
■ディン・タウロス > 酒も飲み終え、料理も食べ終え、これ以上は酒を飲むと酔いが来るので紅茶を飲むことにして。
依頼の貼ってある壁の方へと目を向けて何か仕事の一つでも請け負うかと考えては、カップを手に壁へと向かう。
「討伐依頼…これはゴブリンで、こっちはオークか。初心者向けだな。
ん?薬草の採取って俺がした仕事だよな…継続的に出てるのか。
薬草は貴重だからな、確保しておきたいってことだろうな」
どうせならもっと大量に採取してくれば良かったかと考えるも、余り一か所で大量に採取すると次の季節に薬草が取れなくなる。
薬草が生える場所が分かっていれば継続的な稼ぎに出来るので、それはご法度。
他にはめぼしい依頼はないかと依頼を眺め、たまに出てくる魔王討伐だのという貼り紙には苦笑いを浮かべるだけで。
■ディン・タウロス > 「まぁ、仕事を終えて間もないし、無理に依頼を受ける必要もないか…金が無くなりかけたらまた適当な依頼でも受けて稼げばいいんだしな。
割のいい仕事、とかあればいいんだけどな…表の仕事ばっかり、最近はしてるし」
ばれれば色々とまずい裏の仕事の方が依頼料は高く、場合によってはおこぼれに色々とあずかれることもある。
もちろん、モノによっては首が飛びかねないのでその辺りは慎重に仕事の裏を探らないといけないが。
「たまには裏の仕事も入ってくれるとありがたいんだけどな、拘束期間短めの割のいい奴とか…」
紅茶を飲み干し、カップをテーブルの上において。とんとんとテーブルを指先で叩きながら、これからどうしようかと思案に耽る。
■ディン・タウロス > 普通の酒場や食堂と違い、ギルドに加入していれば一人でテーブルを占領していても文句を言われることもなければ嫌そうな目で見られることもない。
ただ、なぜ一人でいるのだろうかと長時間座っていれば奇異の視線や好奇の視線を向けてくるものもいる。
既にもうそういう視線は流す術を持っているものの、余り見らえるのは気持ちのいいものではなく。
「…今日はここで宿を取ればいいからな、いざとなったら二階に逃げればいいんだが。何も収穫なしで部屋に行くっていうのもな」
ギルドの中とはいえ酒場でもある建物、冒険者を目当てにした夜の商売をする女もそれらしい姿が見えて。
恐らく、自分に金があるかないかを見定めているのだろう視線を感じながらテーブルを指先で叩き続け。
■ディン・タウロス > 「さて、いつまでもこうしていても仕方がないか…今日は不漁だったってことで、部屋に行くかね、港湾都市だけに」
言っていて自分でも虚しくなればやれやれ、と首を振り。勘定を済ませるように代金をテーブルに置いてウェイトレスに声をかけて。
2階に取った部屋へと戻り、身体を休めることにする。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/冒険者ギルド」からディン・タウロスさんが去りました。